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コミュニケーション力が改善して人との交流が増えると立ちはだかる壁

僕はコミュ障(自閉症スペクトラム)状態に苦しみましたが、地道に地道に努力しコミュニケーション力を改善し、今では人と交流することが楽しくなってきました。ですが、そこに至るまでには非常に苦しい思いをしてきました。本記事ではコミュ障状態を脱して人との交流が増えていくと立ちはだかる壁(というか谷)について書いていきたいと思います。


ダニングクルーガー効果

コミュニケーション力を磨き
人との交流を増やしていくと
人としての器が拡がり
能力が急速にアップしていきます

しかし器が拡がるということは
自分の出来ない部分・あら
自覚してしまうことになります

井の中の蛙だったことを思い知り
自信を失うことになります

要するに立ちはだかる壁というのは
ダニングクルーガー効果の谷に入ることです

ダニングクルーガー効果とは
能力がない人ほど自分の能力を過信し

能力が一定水準に達すると
井の中の蛙だったことを思い知り自信を失う

それにめげることなく努力を続けることで
本当の意味での実力と自信を得られる
というものです

この自信を喪失する谷を乗り越えると
いい意味で万能感はなくなり
自分の能力には限界があることを悟り
謙虚になることができます

能力がない人ほど自信満々で
能力がある人ほど控えめになる
という訳ですね

壁(谷)は何度も何度も立ちはだかる

人と交流することで
成長のスイッチが入ったとしても
勉強・努力すればするほど
自分の出来ないことの多さに
愕然とすることになります

コミュニケーション力を改善して
人生さぁこれからだ!
ホップ・ステップ・ジャンプ!とはいかず
いきなり谷に突き落とされるのです

学習能力の高い人ほど
この谷は深く長く続きます

なんとか谷から這い上がり周囲から認められると
次の世界への扉が開かれ(例:昇進)
するとそこでも
自分が井の中の蛙であったことを思い知らされ
再び谷に落とされることになります
これが何回も繰り返されるのです

昇進した時ほど調子に乗って失敗しやすい

僕が40歳で正社員登用されて
入社オリエンテーションを受けた時に
言われた言葉がコレです

そして実際に僕も
社員登用直後も次の主任登用試験に合格した後も
2回連続で大きな失敗をやらかしましたから

次のステージに進んだ時は注意が必要だ
と肝に銘じるようにしています

少し希望の持てない話になってしまいましたが
希望を持てる話をすると

「谷に落ちる→這い上がる」を繰り返していると

自分の能力には限界があることを悟り謙虚になる
謙虚になることで人間関係が改善する
周囲の協力を得られるようになり
成果を出せるようになる
という好循環に入るようになります

何度も谷に落ちる経験をしてきて思うのは

結局最後に物を言うのは「人間性」

ということです

過去に僕が考える「人格」とは何かについて
まとめたマガジンがありますので
興味がある方はご覧になって下さい

人格を磨くとは何か?の僕にとっての答えは
人から応援される人柄なのだと気がつきました
自分とは違う価値観を受け入れる器を持ち
あるがままを受け入れて前向きに生きること
自身のネガティブな感情もあるがまま受け入れて
そこから解放されれば人から受け入れられます
周囲に支えられていることに感謝し
相手のために何ができるかを考え行動していく
「恩返し」が増幅することで
人生が拓かれていくと思います

要約

「能力が低い人ほど自信満々」現象と積極的分離理論

積極的分離理論というのは
ギフテッドが通ると言われている
人格成長理論です
(ギフテッド特有とは僕は思ってません)

人格成長におけるレベル1の状態というのは
自分から見える世界は正しいと考えている段階
です

人格レベル2に進むと
周囲の人から見える世界に
思い至れる状態になります

能力が低い人ほど自信満々というのは
世界を自分視点でしか捉えていないために
俺スゲーと勘違いしている状態です

ですから人格レベル2に進んでいる人の場合は
能力が低くても自信満々とはなりません

ダニングクルーガー効果への反論が生じるのは
「実務能力」と「人格レベル」の2項目が
「自信」の有無に影響するにもかかわらず

「実務能力」のみでグラフにしているため
矛盾が生じているからだと思います

まとめ

コミュ障を克服して人との交流を増やすと
自分の枠が広がることで能力が高まるため
成長のスイッチが入りますが

自分の能力のなさを自覚して
ダニングクルーガー効果でいう
谷に落ちてしまいます

「谷に落ちては這い上がる」を繰り返していると
自分の能力の限界と自分にできることを自覚し
実力がつくほどに謙虚になっていきます

謙虚になれば周囲の協力が得られ
成果を出しやすくなるという好循環に入り
人との交流も仕事も楽しくなっていきます

僕は「人間性を磨くことが大事」と思っています

ダニングクルーガー効果を紹介した一方で
「自分は能力ないし自信もない」という
反論が出るかもしれませんが

その人は人格成長段階がレベル2かもしれません
実務能力的がなくて自信はなくても
「人間性」は1歩進んでいる可能性があるので
自分を信じてがんばって欲しいな~と思います

ここまでお読み下さり
ありがとうございました
ではまた!

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St.M
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