部屋が綺麗に片付いていても、ダイエットが必要なくても
見出し画像を選んでいたら、義母にあまりにそっくりなイラストが出てきてびっくりした。
この記事の見出しに選ばせてもらった。
美人でスレンダーな義母。だけど
見出し画像の通り、日本人離れした目力のある美人。
(髪型も同じで驚いたが、義母は薄毛のため、ウィッグだっだけど)
身長156cm、体重48kg。スレンダーなダイエット知らず。食べることに興味がないから太らないそうな。
しかし、よく食事には一緒に行きたがり、お茶にも誘われた。代金は全部出してくれたし、一緒に行くならと高級なところに連れて行ってくれたのはありがたかったが、四六時中ずーっと喋っている。
一緒に食事をと誘うのは、おしゃべりの為だった。
夫の実家はいつも片付いていた
見た目同様、
夫の実家はいつも片付いて綺麗だった。
物の定位置が全て決まっていて、
私や夫みたいに「あれどこやった？」と騒ぐことは一切なかった。
(義母が全部物の管理をしていたから、夫は自分で物の管理や収納が出来ないのだと思う)
しかし、何だか「ざわざわ」「ごわごわ」する居心地のする家だった。
片付けられない人間の言い訳かもしれないが、
完璧に片付いている家が苦手である。
散らかった部屋は心の乱れを表すのは否定しないし、
メンタルが病んでいる人の部屋に汚部屋や
片付け出来てないことは多いが、
強迫的に綺麗な部屋もまた病が隠れてたりする。
義母がそんな人だった。
心はいつも片付かない⁈
元々、メンタルが不安定で扱いの難しいところはあったが、私の妊娠出産を機に大きく悪化した。
結婚12年目、不妊治療、流産を乗り越えての妊婦出産になったため、私には義母を気遣う余裕はなかった。ASDの夫に義母の不安定な心を1人で取り扱える度量もない。初孫が出来る喜びと不安、そして彼女自身のトラウマも蘇ったのか、家族が手に負える人ではなくなり、当時赤ん坊の娘への危険な行為もあり、絶縁をし、訪問看護師経由のみのやり取りにした。
しかし、それを義母が受け入れる筈もなく、
毎日の電話、メール、手紙攻撃、アポなし訪問、出ないでいたら、他人を使って届け物を装い、乗り込もうとされた。コロナ禍真っ只中だった。
夫が看護師同席で話し合いも持ったが、ひどい心理攻撃があり、絶縁した。義母は精神疾患でないと言い張り、診断名を息子に隠してくれと看護師に頼み込んだ為、夫は病気を言えるようになるまで会わないとし、主治医も看護師もそれでいいと言ってくれた。最終的に反復性うつ病障害と診断がついた。
そこから4年経過し、更に義母が認知症と診断され、物取られ妄想がひどくなり、入院した。財産狙いの叔父が、医療保護入院の手続きや成年後見人をやるとしゃしゃり出て引っ掻き回されたものの、裁判所は第三者の立場の弁護士を成年後見人に選任してくれたため、夫(実働とやり取りは全部私だけど)と弁護士が財産管理を行うこととなり、叔父とも縁切りできた。
4年ぶりに入った夫の実家
4年ぶりに夫の実家に入ることが出来た。
元々綺麗な部屋は更に片付いていて、冷蔵庫も空っぽ。正に「立つ鳥跡を濁さず」と言った感じだったが、「息子家族に迷惑かけない私は偉いのよ‼️」と当てつけられているようでもあった。
成年後見人も把握していない、貴重品の一部がなかったので、叔父が持ち去ったのかもしれない。
義母の法廷相続人は夫だけだが、
いかに夫に相続させないか画策する叔父の手紙が残されていた。
義母は常に「私を大事にしないと、遺産を全部寄付する」気に入らないことがあると私達を脅していた。そして絶縁中は、電話、メール、手紙で毎日のように同様の内容を送ってきたが、電話メールは着信拒否にし、手紙は訪問看護師が止めてくれたので、叔父に「捨てられた」と泣きついたらしい。そこで叔父が老人虐待をしていることを裁判所に訴えれば、相続させられないことを手紙に書いてきたようだ(この手紙を見た成年後見人の弁護士は、「これは出来ないです」と言ってくれた)
入院後、1年間は再度手紙が来るようになり、「金をやるから会いにきて」「息子を大学まで出し、嫁を見つけて、お金を残せる素敵なママ」「完璧な子育てに感謝しろ」と繰り返し書かれていた。
とにかく感謝と称賛が欲しい人だった。
そして、1番欲しいものは、身内が自分の言うことを100%聞いて生きてくれることだった。そしてそれを常に感謝し、1日一回以上、言い続けることだった。それを怠ると、感謝がないと取り乱し、留守電に義母の嘆きが20分以上入っていたり、長い長い手紙が届いた。ちなみにすぐ近くには住んでいたが、同居はしていない。夫も私も無理だった。更に娘を巻き込みたくなかった。
それでも、ずっと相続は夫に全てして欲しいことを言い続け、遺言も残し、成年後見人にも言っているようだが。
トイレに夫の通知表‼︎
完璧に片付いた夫の実家、
水回りだけは汚かった。特にトイレは汚物が放置されたままになっていて。
その空間の棚に夫の大切なものや思い出のものが押し込まれていた。
もう義母と死ぬまで会うことは無いと思う。
そして、娘を心の淋しい子に育ててはいけないと誓った。
たとえ片付けが出来ても、ダイエットが必要ないスタイルだったとしても。
心がガリガリに痩せ細ってはいけない。
義母の心の問題はまた別の機会に。
バタークリームのケーキは最近珍しくなった。