枕草子の書かれた理由(「光る君へ」21回感想)
中学校では、2年生で枕草子を教える。清少納言が昔を懐かしんで書かれたのが枕草子だと教えていた。
でも、「光る君へ」を見れば、そのことが立体的に見えてくるような気がする。
中宮定子の置かれた状況を見ると、清少納言が書かざるを得なかったものが見えてくるような気がした。
道隆が亡くなった後、急速に没落していく家。その中でも、キラキラ輝いていた日々を書き残したいと言う思いが伝わってくる。知的でおしゃれな会話。一見、自慢話のように捉えられがちだが、運命に翻弄されながらも、懸命に生きる人々の真実があるような気がする。
枕草子を教えるときに、この映像を見せてあげたいと思う。