道長の生き方(光る君へ26回感想)
今日も見所の多い回だった。
彰子の入内は、
道長が出世するために
したものだと思い込んでいたが、
このドラマを見て、
そうじゃなかったんだと
思った。
道長は、先代とは違い、
私利私欲のために動いていない。
私利私欲のために動いた者は出世せず、
ぼーっとしている道長が出世した。
という台詞。
現代社会は、
私利私欲に走ったものが出世しているような。
でも、渋沢栄一のときも、
自分の私財をなげうって、
日本のためにあらゆる分野に
自分の力を投入した。
そんな社会であってほしいという願望が
ドラマに現れているように感じた。
一方、まひろの幸せに暗雲が。
やはり、平安時代の常なのだろう。
妻は待つだけか。
才のある妻を自慢するため、
もらった文を別の妾に見せる。
そういう行動に耐えられないと、
平安時代には生きていけないのかもしれない。
まひろはそうした不満もすべて、
文学に昇華していったのだろう。
源氏物語を書くきっかけが
今後見られるのが楽しみだ。