感謝日記 十一がつ三にち 『「ココ・アヴァン・シャネル」と反動形成』

おはようございます

一昨日から二夜で『ココ・アヴァン・シャネル』を観た

彼女の人生こそ、劣等感に抗した「反動形成」による生き方をの典型だ

孤児院で育ったココは当然ながら愛着の障害を抱えていたのだろう

満たされない幼児期の欲求は不安や恐怖からやがて「怒り」に変わる

親に対して、養育者に対して、男性に対して、そして社会に対して

ココはそのモードという才能を武器に、当時の貧富社会、女性蔑視社会を敵視することで、女性の地位向上に大きく貢献した

だけども、「怒り」を武器に生きてきた彼女は、ドキュメンタリー映画でも伝記映画でも、不機嫌そうにタバコを吸いながら、デザインし、針で縫い、客やモデルに合わせていく

他者に自らの創造品を身に着けさせることでの「征服」と言っていいだろう

パリコレクションでの競争相手との闘いに、世間の批評と闘う人生だった

モデルや手伝いはもはや服飾道具であり手足となる

孤独な人生だったように思う

神は非情だ

復讐のエネルギーでの社会的成功は稀と言っていいと思う

彼女の精神力と心の強さ、信念、社会環境の圧力がそうさせたのであろう

映画にまだ学ばせてもらった

彼女のような犠牲を投ぜずとも、社会を強くする行動を私たちは取らなければならないと思う



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?