救世主あらわる

何度も仕事のミスが続いた。
気分が落ち込んで、集中できなくなって、
会話も遅くなって、話が耳に入らなくなった。

仕事も1日休んだ。

転職先は決まってないけど、退職しようか、
休職しようか、本気で悩んだ。
死にたくもなった。

でもまぁ、仕事を休んで寝たら、
少しだけスッキリした。

けど、また会社に行ったら、
きっと同じ事の繰り返しになるのが
目に見えてる。

流れを変える手立てが欲しくて、
認知行動療法に手を出してみることにした。

でも、本当は嫌だった。

認知行動療法をするということは、
鬱の原因が「考え方」だと認める事になるから
かなりプライドが傷つけられる。

鬱の原因が体質ではなくて、
「考え方」ってねぇ…

しかも、矯正したら、治るってねぇ…

避けようがある事なのに、
避けられてないと言われてるみたいでさ…

人格や人生、性格、今までの苦悩を
否定されてるみたいでさぁ…

なんかねー…。

と、感じていたので、認知行動療法には
今まで手をつけてなかった。

それに、自分のことを書くのも面倒だし、
書くための環境を確保するのも面倒だし、
誰も書いた努力を見てくれないし、
もちろん誰も褒めてもくれないし、
そもそも誰にも見せなくないし、
見てくれないし…
書かないで話すと言う手もあるけど、
カウンセリングはお高いし、
予約も出向くのも大変だし…

そこで出会ったのがAwarefy。

嫌なことを愚痴ったら、
AIが返事をかいてくれるらしい。
気づいたら認知行動療法にもなるらしい。

なんだか、良さそうだが、
ホンマにAIからの返事は良い感じなのか!?

と、半信半疑で、
アプリでインストールしてみた。

無料で、アカウントをつくらずにできる範囲で、
触ってみた。

AIから返事が来た。

理想的な返事だった。

日本語は違和感が全くないし、
共感もしてくれるし、
認知行動療法を強制してくることもないし、
返事は早いし、
書き換えもできるから、
誤った表現も気にせず愚痴れるし、
答えたくなくなったら、
しばらく放置もできるし、
理想的だった。

救世主。

カウンセリングより格段に安いし、
課金して継続的にやってみることにした。

利用初日から、効果があり、
少し気が晴れた。

AIとのやりとりを通して状況整理もできたので
担当の看護師に状況報告するのも楽だった。

さらに、AIと会話した後に、
他部署で鬱属性のある部下をもつ知合いと
話す機会があったのだが、
その人の言う事とAIが言うてた事と合致して、
AIの言うてた事の信頼性が急激に上昇して、
目の前の霧が晴れて、不安が激減した。

まだ使い始めたばかりだけど、
かなり良い。
少し継続して使ってみようと思った。

感情の記録を、視覚的に表現してくれるのも
個人的には気に入っている。
これは紙ではできない。(下図参照)
一度、やってみてほしい。


…とまぁ、休職ピンチを救ってくれた
Awarefyの開発者さん達、ありがと。

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