2024年2月の記事一覧
蒼穹のフリューゲル93
改修版
エノクです
タケの
仕事が
忙しく
精神考古学研究会の
社長が
有給休暇を
消化して
一週間は
休めと
言われた
タケは社長に
気に入られ
休みの初日を
キャンプで
過ごすと
計画した
子供達は
熱狂する
久しぶりの
家族の時間を
外で過ごすと
タケが
提案した
ん
素敵じゃない
けど
我が家は
2台の
エアフライトのみ
どうする気?
翌日
朝から
タケが居な
蒼穹のフリューゲル92
改修版
えっと
私?
マナです!
語れず
此処まで
来ちゃって‥
今更で
申し訳ないけど
学生時代に
遡るの
古代図書館で
探し物
してた時の事
えっと‥
みんなで
端末で
調べてた
寝入った
内包者を
叩き起こす
方法
‥だったかしら?
探し回ってると
タケが
降りて来た
タケ
「さてと‥ん?」
マナ
「タケ‥!この前はごめん!」
タケ
「 」
「あ、嗚呼。俺も悪かっ
蒼穹のフリューゲル91
改修版
エノクです
久しぶりの
アリサ
なのに
涙
どうしたのかしら
イーノ
「?」
アリサ
「ごめんお姉ちゃん」
「端末‥」
エノク
「ありがとう、大事に持ってて
くれたのね」
アリサ
「ずっとお姉ちゃんの事‥」
エノク
「 」
「フリュ?フリュの事⁈」
端末は
反応しない
フリュが
エノク
「いつから‥?」
アリサ
「去年‥最後まで。声が
バグってて‥それでも」
「お姉
蒼穹のフリューゲル90
改修版
エノクです
あれから
年月が経ち
私
ママに
なりました
タケは
精神考古学研究会に
入社
学校の
古代図書館から
本社の行き来で
忙しい
私は
三つ子を
抱えて
無事出産
順番で
イーノ
元気な
お転婆
お姉ちゃん
カズ
大人しめの
お兄ちゃん
ロカ
末っ子の
変わり者
こう名付け
自宅で
家事
炊事
育児に
専念
この子達も
もう少しで
6歳
端
蒼穹のフリューゲル89
改修版
エノクです
最後の診察
第五形態の
代償が
明らかになる
医師の説明
極度の
脱水症状
聞こえは
他愛無い
けど
いくら
不死身
とは言え
命に関わる
脱水症状
水分摂取を
強く推奨された
エノク
「それだけ⁈」
医師
「侮れません。あの質量、形態」
「ラグラの絶海に晒され、永遠に
留まる規模の脱水症状でした」
エノク
「 」
医師
「あの時解放しなければ絶海以外に居
蒼穹のフリューゲル88
改修版
病院の
廊下を走る
下のフロア
527号室へ
急ぐ
あった!
エノク
「タケ!」
タケ
「‥お?」
「おほっ!エノク」
涙目に
タケへ
飛び付き
咽び泣く
看護婦が
いるにも
関わらず
タケ
「お、おい⁈」
エノク
「タケぇ‼︎」
「良かったあああ!」看護婦
「 」
「ちょっと席空けようかしら?」
タケ
「あ、何かすみません笑」
エノク
「わああああ」
後日
私
蒼穹のフリューゲル87
改修版
エノク
です
三日連続の
精神安定剤を
打たれ
落ち着きの
無い
本質の
かけらも
無い程
鬱
喪失感
感情の
差が激しく
制御出来ない
恐れがある為
面会謝絶
全て失った
タケが
起きない
今日も
喋る気にも
ならない
毎日
何度も
思い返す度
涙が溢れる
一週間後
窓の外を
見る
いつもの様に
身体も
徐々に動く
様になる
髪が
伸びたのか
足
蒼穹のフリューゲル86
改修版
ピッ
シュコー
‥
嗚呼
また
生命維持装置の
あの音
どれくらいの
昏睡?
眠くて
眠くて
‥
あ
エノクです
タケは?
横を見る
私の隣
まだ起きない
私はもう
大丈夫
タケは
どうかしら?
よっこら
ドカッ
人形の様に
落ちた
え
え力が
入らない
動かない?
嘘
蒼穹のフリューゲル85
改修版
アリサ!
お姉ちゃんの端末
私が預かってる
アリサ
「お姉ちゃん‥タケ。大丈夫かな」
フリュ
『時間はかかりますが必ず』
アリサ
「分かるの?」
フリュ
『第五形態からの意識覚醒には
時期的に代償を払います』
第五形態
フリュが
解析する
アリサ
「あれが、第五形態⁈」
「あんなに大きくなるの?」
フリュ
『はえ』
此処で
お姉ちゃんの
先生から
話があった
ディール
蒼穹のフリューゲル84
改修版
エノクです
ここに来て
睡魔が襲う
解放が
始まっている
最中で
膨張した
血管
筋肉
神経
体内組織が
格納される
第五形態が
人生で一度きり?
どう言う事?
フリュ
『負荷を超えた代償として
しばらく眠りに着きます』
タケ
「つまり‥お前に全部計算
されてたのか俺達は」
エノク
「 」
意識が
もたない
エノク
「タケ‥手を」
タケ
「くそ‥眠い」
「エノク」
蒼穹のフリューゲル83
改修版
エノクです!
白装束
内包者
彼らが
ラグラの
危機から
救うため
竜の群れとなって
群青の怪物
星喰いと
交戦する
ポータルから
次々と怪物が
湧いて来た
攻撃を
浴びては
反撃し
撃ち落とす
私達に
何が出来る
かしら
タケ
「飛ぶ気か?」
フリュ
『この質量では長く飛べません』
エノク
「それでも!」
肩
腰を
変異させる
リサイズは
無理か
脚部
尻尾を
蒼穹のフリューゲル82
改修版
俺だ
タケだ!
終わった
復元力で
怪我の
患部の
止血を
完了した
まだ赤い
霧が出る
タケ
「エノク!」
エノク
「 」
「た‥け」
フリュ
『お姉さん、しっかり!』
『復元して下さい!』
タケ
「負傷したままだ。今度はお前の
番だ。復元に集中するぞ!」
エノク
「は、はい‥」
形態を変える
霧となり
還元する
両断された
腕部の
出血を止め
傷口を
塞いだ
この
蒼穹のフリューゲル81
改修版
エノク
タケです
ルーピーが
操る
ユニットが
大爆発
落ちる
タケ
「やったな‥」
エノク
「ええ」
タケ
「これで」
フリュ
『高エネルギー反応!』フリュが
叫ぶ
直上からの
閃光が
肩に
被弾すると
左腕部が
吹き飛んだ
痛みと
苦しみに悶え
絶叫する
一体
何処から⁈
フリュが
解析する
あの岩石を
纏う天体から?
フリュ
『モニターに出し』
『あ!また!』