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「本を読まない人」は損してる、か?

六本木ヒルズが、今よりもっと輝いていた頃の話です。

たしかにその頃の私は、今よりずっとキラキラ、ギラギラしていたと思います。そんな私がイケイケだった頃に、みなさんもご存知の著名な和田秀樹先生と知り合う機会がありました。

最近では先生ご自身が認めてられてますが、次々と出版される「老年本」を通じて当時の勢いを取り戻しておられるのを拝見すると、さすがだに和田さんはすごいなと感心しております。

そんな先生(彼もまた私と同世代です)と、幾度か親しくお話しする機会があったのですが、その際に最も印象に残ったのが次のようなセリフでした。

「どうしてみんな本を読まないのかな? 色々買いまくってもせいぜい数万円の出費で、たくさんの知見に触れることができるなんて、ボクから見たら『安い出費だ』と思うんだけどね」

ここからは私見なのですが、社会人になっても本屋へ行ってビジネス書のみならずさまざまなジャンルの本に興味を覚え、これっと思った本は「躊躇することなくレジへと運ぶ人」って、いつも限られていると見ています。

そしてそれは時代に関係なく、いかにデジタル・スマホになっても、さらに人口が減ろうがどうだろうが「しない人はしなくて、その『しない人の数』は圧倒的に多く、さらにそれはいわゆる外資系の人間に多い」というのが、長年の私の観察結果です。

ええ、これはとても偏った、何も科学的なデータにもとづかない「私見」ですので、「そんなことあるかい!」と思い、今日このまま本屋に足を運び本書↓を手に取りお買い上げくださったあなたに、私は心よりの謝罪と愛を送りたいと思います……(つづく)

◎ベストセラー『「クビ!」論。』で 1000人以上をクビにした経験を綴った著者。 その後、自らも幾度もの「クビ!」と転職を経験し、ついに定年に…… そして66歳、たどりついた境地とは!? 理想とはほど遠い年金支給額。人は定年を迎えた日から無価値になるのか!? 冷酷な現実を前に達した結論が、 「いっそ定年なんかしなければいいのだ。この先ずっと価値を提供し、 対価をもらい続ければいい、それも高く。でもどうしたら?」。 30代、40代のサラリーパーソンが 今後否応なく直面する「ジョブ型」雇用において、 考えておきたい「ジョブ型定年」と前後のライフプラン。 それまでに直面するであろう転職や給与、そして「クビ!」まで、 人事のプロである著者が余すところなく解説。 「ジョブ型」キャリアを「○金(まるきん)」で終わらせるための一冊です。ぜひお近くの書店でお手に取ってご覧ください。

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