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ゲームファンも文句なし!ドラマ『フォールアウト』が実写ゲーム最高クラスに面白かった!
皆さま、ご機嫌よう。
ドラマ版『フォールアウト』。
あまりにも面白くて、ドラマ『フォールアウト』をイッキ見してしまいました!
今回はその感想です✨
フォールアウトの魅力とは
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フォールアウト最大の魅力は、
『行き過ぎた笑えるほどのブラックジョーク』だと自分は思っています。
核戦争で滅びた世界というのがまずこの上なくブラックですし、
そんな荒廃したヒャッハーな世界を『私の隣人はとても素敵な人達』と歌うオールドミュージックのラジオを流しながら冒険するというのもこの上なくブラック。
放射線入りの人気ドリンク『ヌカ・コーラ』も、何がモデルかはもはや言うまでもありませんよね。
おいおい、ここまでやって良いのか・・・?
と倫理を疑うような、もはや笑うしかないようなことを平然とやってのける、そこに痺れて憧れるわけです。
フォールアウトのドラマを作ると聞いて、このブラックジョークをどう表現するのか、とても楽しみでした。
フォールアウトのドラマは、ただシリアスに作ってはいけない。
笑えるほどのブラックユーモアが光っていてこそ、『フォールアウト』だと。
そう思っていたからこそ、ドラマはそんなに期待しないで見始めました。
見終わった感想としては、『大満足』です。
そうだ、これぞ俺達のフォールアウトだと言える出来になっていたと思います。
シリアスな場面もしっかり描きながら、ブラックユーモアもふんだんに散りばめられていました。
どこが良かったのか、その魅力を語っていこうと思います。
ファンサに余念がない
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まず1つ目。ファンサに余念がないこと。
制作陣が、どれだけフォールアウトが好きなのかというのが感じられる作風になっていたことがポイント高かった。
ヌカ・コーラもパワーアーマーもちゃんと出てきましたし、実写で見たかったVALTの生活もちゃんと描かれていました。
癒やしポジションのお世話ロボットのミスターハンディことコズワースも出てきて、ドッグミート的なワンちゃんも登場させる網羅ぶり。
ファンサに徹底的なまでのこだわりを感じました。
お世話ロボットはC3POの声なので、その声優さんに暴言を吐かせる演出も最高でしたね。
ファンサに関して、文句は何一つないです。
強いて言うなら、スーパーミュータントやVATSシステム、インスティチュートなども見せてほしかったという思いはありますが、シーズン2があるので全く問題なしです。
グロさも文句なし
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フォールアウトの特徴で外せないのは、同じゲーム会社ベセスダのスカイリムとは違って『ちょっとグロいところ』。
放射能の影響で巨大化したゴキブリも出てきますし、
ご飯食べながらはプレイしたくないゲームで有名ですよね。
巨大虫のリアルさもそうですが、
散歩していたら人肉ミートボールを見かけたり、ステータス説明のアニメがちょっとグロめな作りになっていたりと、
フォールアウトには至るところでグロ要素が散見されます。
ドラマ版でも、そんな『ちょっとグロい』要素はちゃんと引き継がれていました。
ただ、グロいはグロいものの『SAW』などに代表されるスプラッター映画のような痛々しくて見ていられないと言うものではなく、
あくまでエンタメとしてグロを演出している感覚も引き継がれていました。
かく言う自分はフォールアウトプレイするくせにグロ結構苦手なので、
痛々しい感じに、シリアスにグロ要素が描かれていたらちょっとしんどいかもなー・・・と思っていたのでそこは安心しました。
肌感覚としては、『ウォーキング・デッド』のグロ要素に近いイメージと言えばわかりやすいでしょうか。
あくまでフォールアウト世界観の演出として、ちょうどいい塩梅にグロを取り入れていたのはポイント高かったです。
音楽も文句なし
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フォールアウトと言えば、やはり音楽。
やっぱりゲーム中に流れるこのオールドミュージックなしにはフォールアウトは語れません。
フォールアウトには、アメリカのオールドミュージックの魅力を教えてもらったという恩もあります。
今では、作業用BGMとしてフォールアウトラジオを選ぶほどハマってしまいました。
そんな自分なので、各エンディングにこの古き良きオールドミュージックが採用されていたのは非常に嬉しかったです。
第一話目のエンディングなど、ちょっと涙出ましたからね。
クオリティ含めて、これはものすごいものを作ってくれたという感動の涙でした。
哲学的なメッセージが込められている
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フォールアウト作品で、最も重要なテーマとして掲げられているのが、
『人は過ちを繰り返す』という言葉。
ブラックユーモアをいたるところに点在させてエンタメに昇華させてはいるものの、基本的にその世界は凄惨で、目も当てられないものです。
核戦争後の世界を凄惨に描くのも、
『核兵器という人類全体を完全に終わらせられる武器を持った今、現実の世界をフォールアウトの世界にしてはいけない』
という制作側の本質的なメッセージが感じられます。
このメッセージはドラマにも引き継がれていて、作中でこのメッセージを連発して重みを失わせるようなことはせず、ちゃんと本来通りの重いメッセージとして扱っているところも好印象でした。
最後に
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ドラマ版『フォールアウト』、想像の何倍も素晴らしい出来で本当に面白かったです!
作品のブラックジョークはちゃんと残して、一番伝えたいメッセージである本質もしっかりと伝える。
ふざけて良いところと、シリアスでいなければいけない部分をしっかりとわきまえていて、とても好印象でした。
本作オリジナルであるミステリー要素の行く末も気になりますね。
・フォールアウト世界の忠実な再現
・妥協のないファンサービス
・古き良きオールドミュージック
・本作オリジナルのミステリー要素
・深いメッセージを引き継いでいる
以上を鑑みて、この作品の点数をつけるとしたら、『95点』。
これはシーズン2も期待しないわけにはいかない。
あくまで個人的に刺さった点も考慮しての点数になりますが、本当に素晴らしい作品に仕上がっているのでゲームファンは是非見てほしいですね!
こんな素晴らしいドラマが作れると知ったら、欲が出てきます。
どうにかベセスダの人気ゲーム『エルダースクロールズ』の実写版も作ってくれないでしょうか?
同じアマプラの作品で、ファンタジーの殿堂『力の指輪』もあのクオリティで作れるのだから、『エルダースクロールズ』の世界も絶対素晴らしいものを作ってくれると思います。
ドゥーマーの遺跡やカジート、シロディールなどでてきたら泣いて喜びます。
ドラマ版『エルダースクロールズ』の実現する日を諦めずに、フォールアウトシーズン2を楽しみに待ちたいと思います✨
ではでは。