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バカンスのパンのお取引先、話題のスーパー「ヤマダストアー」さんへ行ってきました!

“ちょっと変わったスーパーマーケット”


普通のスーパーでは手に入らないこだわりの品がそろうことで熱烈なファンも多い、自称 “ちょっと変わったスーパーマーケット”ヤマダストアーさん。姫路・高砂・明石・須磨など兵庫県内で9店舗を展開する、今話題のスーパーです。

実はベーカリーバカンスとル・クロワッサン・ド・バカンスのパンも、2024年5月にオープンしたばかりの六甲アイランド店さんでお取り扱いいただいているんです(8月からは加古川市の北野店さん、高砂市の阿弥陀店さんでも新たにお取り扱いがスタートしました!)。

ずらりと並ぶバカンスのパン@六甲アイランド店さん

地域の地場産品を中心に、生産者さんとコラボしたオリジナル商品を開発したり、お客さまの声をダイレクトに商品や売り場に反映するなど、他店とは一線を画すヤマダストアーさんのスタイルには私たちも興味津々です。

バカンスのパンを選んでくださった理由やお客さまの反応はもちろん、どのような想いでお店を運営されているのか、ぜひ直接お話を聞いてみたい!

ということで、ル・クロワッサン・ド・バカンスからパン職人の追中が六甲アイランド店さんにお邪魔させていただきました。

地域と一緒になって盛り上げていきたい


この日対応してくださったのは、商品部の地場チーフバイヤー・長谷川さんです。

ー本日はよろしくお願いします。最初にヤマダストアーさんについていろいろお話を伺ってもよろしいでしょうか。

長谷川さん:よろしくお願いいたします。弊社は1970年に会社を設立し、最初の店舗は本部のある兵庫県揖保郡の太子町でした。兵庫県の西エリアを主戦場にしています。

ー「ヤマダストアーさんってほかのスーパーとはなんだか違うな」、という漠然としたイメージはあるのですが、企業としての強みや大切にされていることを教えていただけますか?

長谷川さん:健康や環境にいいものを扱うスーパーって他にもたくさんあると思うんです。そのなかでヤマダストアーがどう違うのかというと、人や環境への配慮だけじゃなく、地元を巻き込んでいこうというスタイルなんです。バカンスさんをはじめ、地域のお店や生産者さんと一緒になって地域全体を盛り上げていこうという姿勢は、他のスーパーとは明確に違う点だと思いますね。

商品部の地場チーフバイヤー・長谷川さん
「今日は直接お話を伺うことができて本当に嬉しいです」と話す追中(右)

ーなるほど。SNSを見ていて思っていたのですが、「お客さまの声」 をしっかり反映されていますよね。消費者のみなさんも巻き込んでいるなぁといつも感じます。一方的ではない相互のコミュニケーションが魅力だなと。

追中:確かに。「お客さまの声」って、一般的にはどちらかというとネガティブな声が届くイメージもありますよね。

長谷川さん:もちろんそういったお声もゼロではありません。ただ、弊社はお客さまからご要望をいただくことが多いのも大きな特徴です。どういった商品が欲しいのか、どういったところを改善した方がいいのかという情報を、お客さまの生の声から得ていますね。どこどこの商品を置いて欲しいという声があれば一度お店に伺ってみますし、お客さまの声に応じてオリジナルの商品を作ることもあります。

ーお客さまの声を聞くだけでなく、きちんと行動されているのが本当にすごいと思います。

長谷川さん:ありがとうございます。そういった部分の行動力とスピード感は、大手のスーパーにはなかなかできないと思います。地域のお店さんや生産者さんと直接つながっている強みですよね。

バカンスのパンを選んでくださった理由


ー地域を大切にされているヤマダストアーさん。神戸の街に根ざしたパン屋を目指しているバカンスにとっては、声をかけていただいて本当に嬉しい限りです。

長谷川さん:神戸市内での出店はこの六甲アイランド店で2店舗目です。 こちらはパンの街といわれる阪神間に近く、私たちとしてもパンに力を入れたいなという思いがありました。神戸といえば思い浮かぶパン屋さん、さらに顔になるようなパン屋さんをリサーチしたり、お客さまからの声を聞いたときにバカンスさんが挙がりました。神戸らしさを出しつつ地域を盛り上げるための一歩になるのではと、声をかけさせていただいたんです。

ーありがとうございます。バカンスでは自社農園の国産小麦にこだわっているのですが、そういった点も決め手の一つになったのでしょうか。

長谷川さん:もちろんです!お取引するにあたって、安心できる原材料という部分は本当に大切にしています。どれだけ有名店であっても、弊社の基準に合わなければお取引はお断りさせていただいています。そうした素材のこだわりに加えて、ハードパンを主力にされているというコンセプトもいいなと思いました。

追中:めちゃくちゃ嬉しいです…!お客さまの反応はどうでしたか?

長谷川さん:やっぱり反応は大きかったです。「あ、バカンスや!」「ここでも買えるんや」とみなさんおっしゃられます。

六甲アイランド店のベーカリーコーナー。バカンスのほかにも10店舗以上のパンが並んでいます。
お客さまがバカンスのパンを手に取ってくださる様子を見ることができたのも大きな収穫。
「僕が作ってるんですって伝えたいです(笑)」と、追中も嬉しそうでした。

ーリサーチの際には実際にバカンスに来て、パンを食べていただいたんですよね。ヤマダストアーさんにもお客さまにも納得していただけたようでホッとしました。

長谷川さん:バカンスさんのお店にも行かせていただきましたし、うちの売り場に並んでいるので日々の買い物でも利用させていただいています。ル・クロワッサン・ド・バカンスさんのクロワッサンをよくいただくんですが、サクッとした食感とバターの風味がしっかりとあって個人的にも好きですね。

追中:ありがとうございます・・!!!

長谷川さん:「バカンスのパンを置いてほしい」というお声は六甲アイランド店以外の店舗からも結構な数が届いてるんですよ。ただ、物流の関係だったりその店舗のキャパもあるため全てに対応ができない状況なんですが。姫路の西の方にある新青山店からもリクエストがありました。

追中:そんなに遠くからも…(感動)。そういった声を聞くことができると、僕たちにとっても本当に励みになります。

共同開発も視野に、新しいチャレンジを


ーヤマダストアーさんの方からバカンスに何かリクエストなどあったりしますか?

長谷川さん:リクエストではないのですが、3ヶ月が経ったということもありますし、ラインナップを少しずつ変えていってもいい時期なのかなと思っています。惣菜パンが少ないのでそういった部分を増やしたり。

追中:ヤマダストアーさんのスピード感を見て、僕たちも同じように対応ができたらと思ったんです。僕たちが作ったパンを食べていただけるのはすごく嬉しいことですが、「こんなパンが食べたい」という声に応えられた方が、時代的にも僕たちとしても、パン屋をやっている意味があるなと。“お客さまの声からできたパンです”というパンを作れると、お互いにいいのかなと感じました。

長谷川さん:いいですね。たとえばこだわりの卵や玉ねぎなど、うちで取り扱っている商品を使ってパンを作っていただいたり、何か一緒に商品開発ができたら面白そうです。お客さまにとっても価値がありますし。そういうところからまた新たにヒット商品が生まれることもあるかもしれないですよね。

追中:なるほど。ヤマダストアーさんの商品を使うことで、より安心でおいしいパンが作れますね。アイデアもわいてきそうです。

長谷川さん:弊社の今後の展望としても、やはり他のスーパーがまねできないことにどんどんチャレンジしていきたいなと考えています。地域の生産者さんやお店さんと共に成長していくということが、ヤマダストアーにとって必要な考えです。お取引しているみなさんと一緒に大きくなっていけたらと思っています。

追中:今日は実際にお店を訪れてみて、家族連れが多いなと改めて思いました。「子どもたちがバカンスのパンを食べて育った」と言われることを僕たちは目指しているので、ヤマダストアーさんと何か一緒に新しいチャレンジができたら嬉しいです。

ベーカリーコーナーの隣にはコーヒーやワインを楽しむスペースが。
ご家族で楽しむ姿を実際に見ることができて、今後のパン作りにも活かせそうです。

長谷川さん:ぜひ!これがまた新しいスタートになればと思っています。

追中:ありがとうございます。今後ともぜひよろしくお願いいたします。


私たちバカンスにとっても非常に有意義な時間となった今回のインタビュー。ヤマダストアーさんの地域を盛り上げる姿勢や、想いのこもった商品を手に取っていただくための売り場づくりなど、学ばせていただくことばかりでした。今後もぜひ一緒に新しいチャレンジができると嬉しいです。

ヤマダストアー六甲アイランド店さん、長谷川さん、ありがとうございました!


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