世界一やさしい「才能」の見つけ方を読んでやってみた&著者前作との比較
世界一やさしい「才能」の見つけ方
一生ものの自信が手に入る自己理解メソッド
著者:八木仁平
出版:KADOKAWA
を読み、実際に才能を見つけてみました。
*以下、本書と記載します。
このnoteは、
本の感想と才能を見つける技術(チャプター3)のワーク実践の記録をします。
さらに、前作の『世界一やさしい やりたいことの見つけ方』の得意なことを見つけるの項目との違いについても、記載します!
▶︎実践の様子はXにショート動画としてまとめていますので、ご興味がある方はぜひご覧ください↓
https://twitter.com/su_mamablg/status/1799384631818768765?s=46
▶︎八木仁平さんの前作、世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方(以下、前作)の読書&実践会の様子は以下の記事にまとめてます。(価値観編)
1.どんな本?
やりたいこと探しを終わらせる自己理解メソッドを作った八木仁平さんの新刊!
前作は世界でも翻訳され、30万部を突破!そして、今回の本書は、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2024」で自己啓発部門賞に選ばれており、話題の一冊です!
本書は、チャプター1〜5で構成されています(下記参考)。
270ページ前後で、私の場合は読むだけなら1時間30分くらいで終わりました。
本書は、文字ばかりではなく、図解やイラストもかなり豊富で"本を読むのが苦手…“という方にもかなり優しい仕様になってます。
内容は、『才能を見つけて→活かす→育てる』について書かれています。
うん?才能がないから探しても無理と思ってるって?
この定義と、引用を見てもそれ言えちゃいますか?
ってくらい、理論的に才能の見つけ方の教えてくれる本です。
2.前作の「得意なことを見つけ出す」との違いは?
本書と才能と、前作の得意なことを見つけるの違いは何かな?と思う方も多いと思うので、
この項目では違いについて書きます。
1番の大きな違いは、大きく2つ。
①才能の活かす方法について言及されていること。(本書、チャプター4)
②見つけた才能を活かしながら育てる方法について言及されていることです。
(本書、チャプター5)
共通点は、才能(=得意なこと)を見つけ出すために、質問に答えるというところ。(チャプター3)
ですが…前作に比べ、本書はかなりバージョンアップされていました!
定義がりよ整理されて、丁寧に、順序立てて、わかりやすくなっている印象でした。
前作であまり得意なことがうまく見つからなかったという方も、本書ではおそらく『こんなに出しちゃっていいの?!』ってくらい、ボロボロ見つかると思います。
3.才能を見つけてみた
今回は、チャプター3の自分の中に眠る宝物を掘り起こす「才能を見つける技術」のワークの実践を中心に
・どのくらいの時間がかかったか?
・どんな作業が必要だったか?
・やってみての感想
を記載します。
才能を見つける技術 チャプター3の流れは以下。
3-①.5つの質問に答える
5つの質問に答え終わるまで大体1時間くらい。
前作にも5つの質問がありますが、それとは違う内容。
そして、本書の質問の方がネガティブ感情やネガティブ体験を考えさせて、才能を見つけるような内容が多く、私は前作より答えやすかったです!
しかし、友人は前作の方が答えやすいと言っていたので、人のタイプによって答えやすさが変わるかもな?と思いました。
下に、5つの質問の中から、
Q3、やっちゃダメと禁止されると辛いことは?
に答えたものを記録。
→考える時に書いちゃダメ!他と禁止されるとつらい
そこからわかった才能:
考えたことを文章やイラストにするなど、視覚的に示す
→思ったことを人に提案しちゃダメ!と言われると辛い
そこからわかった才能:人の状況に合わせて、アドバイスする。
→気になることを調べちゃダメ!って言われたらつらい。
そこからわかった才能:自分の興味に合わせて、素早く情報収集する。
3-②.1000のリストから選ぶ
正直、1000のリストに目を通す自体が大変な作業ではありました!
1時間前後かかりました。
でも、めちゃくちゃいろんなパターンが書かれていることで、自分の短所から、才能(才能の長所使い)をみつけることが、必ずできる!と思わせてくれるワークになりました!
このリストから私がかなりしっくりきたものは、5つくらい。
3-③.3つの切り口で他の人に聞く
①5つの質問に答える、②1000のリストから選ぶの作業とはことなり、③は他の人に尋ねて才能を見つける項目になります。
前作では、5つの質問のうち1つだけが他人に質問をするという項目でしたが、今回は拡充されてますね。
人によってはハードルがあがる部分になるかもしれないな〜と。
ちなみに、切り口1については、直接尋ねるわけではなく、過去に言われた言葉を思い出して書き出すものになります。
情報収集の期間も含め、以下の3つの切り口を完了するのに、1〜2週間くらいかかりました。
3-④.才能マップを作る
①〜③の才能&エピソードをもとに、才能をまとめる段階に。
家のイラストで表される、才能マップと言われるものを使って、まとめます。所要時間は45分くらいかかったかな。
才能マップは、あなたが持っている才能と、その才能に が発揮された4つの経験からなっている図のことです。
上の屋根に書き込む才能は①〜③でたくさん出てきたものを似たものでグループ分けして、まとめたものになります。
下の家本体の部分には、屋根部分に書いた才能を支えるエピソードを4つ書きます。
と書いてある通り、才能マップでできた才能は単体ではなく、組み合わせて使うそうです。
そうすることでオリジナルの才能が生かされるので、そのためには、才能を使うという行動が大事と感じました。
4.まとめ
八木仁平さんの、世界一やさしい「才能」の見つけ方を読んで、実際に才能を見つけてみました。
本書を読むことで、バラバラになっていた自分の得意なことが一本筋通った形になり、すごく整理させたように思います!
また、自分の才能がマップとして言葉に落とし込んだおかげで、
「自分がこれができるのって、この得意なことが影響しているのか~」と日々の自分の行動に自信がもてたり、
人の得意なことにも目が行くようになり、以前より、前向きな言葉をかけられるようになったように思います。
そして、これから、チャプター4.5で才能を活かし、育てていこうと思います。
また、最後になりますが、本書のすごく現実的でいいなと思ったところが、
才能がわかったからと言って、「すぐに転職しろ!」ではなく、
今の環境(職場など)でどう才能を活そうかを考えるという方法や基準についても具体的に記載していたところ。
私は、かつて心理士として病院や福祉施設で勤めていましたが、いろんな事情があり、今のメインの仕事は経理です。
転職当初は、心理士と経理の仕事があまりにも違いすぎて、そして経理の仕事が”合わない”と感じすぎて絶望しました。
その絶望した時に、出会った1冊が八木さんの前作、”世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方”。
正直、経理の仕事はどうしても”好き”というカテゴリーに当てはめることは今もできていないけど(笑)、
自分の価値観と才能がわかったことで、仕事のシステムや、自分が率先してやる仕事、他の人に任せる仕事の線引きを変えることができ、今はとても満足感のある時間を過ごせています。
だから、自分に合わない=転職!ではなく、自分が動いたら変えることができることもある!と私も思います。
本書と、本書のこの言葉がたくさんの人に届きますように。
自分の”才能”を見つけたい方は是非、読んで実践してみてください。