🎬レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで 139本目 23.01.12【友朱瑠の映画note】

今朝の映画は
【#レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで】でした。
#Netflix 鑑賞
※見出し画像引用 https://www.amazon.co.jp/

2009.01.24 公開　　１１９分
2009 ゴールデングローブ賞 映画部門 主演女優賞（ドラマ）
第81回アカデミー賞 美術賞 衣装デザイン賞 助演男優賞 ノミネート
他 受賞 ノミネート多数

出演 #レオナルド・ディカプリオ さん
#ケイト・ウィンスレット さん #キャシー・ベイツさん 他
原作 #リチャード・イェーツさん 『家族の終わりに』
監督 #サム・メンデス さん
脚本 #ジャスティン・ヘイス さん

#Filmarks では 、23.01.12時点では 3.5
私的にこれは…4.6 ぐらい……嫌われる映画…かもしれないけど…
（※私的採点1最悪だ 2つまらん 3普通 4かなり良かった 5最高☆）

この映画は……

まず、
レオナルド・ディカプリオさんと、
ケイト・ウィンスレットさんが、
名作「タイタニック」と同じ、男女関係設定である…
という映画ですね。

これだけで、もう十分な話題性ある映画ですが…
この作品、観てなかったですね。
Netflixにレコメンドされて…鑑賞しました。


私、4.6 付けましたが…
この映画は……

凹みます。

「いたたまれない」気持ちになる映画です。

だから……嫌がられる…かも？？



なので、
「なんだか鬱になったから評価は低い」
「ブルーになったから好きじゃない」…的に
マイナス点を付ける方…も
いらっしゃるでしょうけれど、


私的には、
「ここまで丁寧に……夫婦の姿 苦悩、
カップルの姿 苦悩、人生の葛藤、苦悩……を
拾って映し出してる…と……観ててシンドいわ……泣」って
ガッツリと凹まされたからこそ、の高得点ですね。

基本…
ガッツリと重く…凹んで考えさせられる作品…が
好きな人間なので 笑、、、
そんな私の価値観では、
ものすごく良く出来た作品だったかと。


そうですねぇ、、、

「好きな人と暮らす」を
したことのある人、している最中の人、、、で、
「今、幸せを感じられていない人」
「幸せなのかなぁ？…な人」は

大多数の人がこれを観て……
"いたたまれない気持ち"になる気がする…

だから、、、
カップルとか夫婦とかでは
観ないほうがいい…ように、個人的には思う…かなぁ。


…はい。
すれ違う…
男と女の考え、価値観の違い。
仕事…に求める、価値観の違い。
平凡を望む心…と、非凡を望む心の葛藤。
夢…を追う心…と、家庭、安定を求める心の葛藤。
生きがい…についての価値観の違い。
自分の人生への…希望と絶望…の価値観の違い。
上辺で生きること、本音で生きること…。
、、、
↑ このへんが……ガッツリ詰まっていました。


それはきっと
誰もが思うことで、通過する道ですね、、、。

はぁ……幸せって、、、、なんだろうか、、、泣

生きる上での葛藤が……この映画にはあったなぁ、、、。


どちらかと言えば……女性向け……女性寄り…。でも……
ん～…男性が思う所…も、充分にあると思う。
男は男で、、、、はぁ……って思うだろうし、
女は女で、、、、はぁ……ってなるだろう……なぁ、、ｗ


はい、
そんな感じ……とりあえず私的には
（重く深く響く…傑作映画）

「みんな～、観たほうがいいよー☆」って思う反面…
「やめたほうがいいよ～」……とも思う映画ｗｗｗ


あ、レボリューショナリー・ロード…と言うのは、
実在する道の名前のようでした。

そうですね……、
幸せな人が憧れる地域？都心からのベッドタウン？
幸せな家族が夢を持って住む…住宅地？
……こんなイメージに合う場所…だからのタイトル名かと。

サブタイトルの「燃え尽きるまで」は、
邦題だけに付いてる、、、まぁ悪くないか、、、。
でも…意図的に付け加えてる…ってことよね。。。☆
……付けるの決めた人…気になる、、、ｗ



あ……日本語字幕入り…の予告動画が無いなぁ、、、
これ ↓ で…観てみたい…と思うか否か、、、。

2009製作の映画で、時代設定は1950年代末のアメリカ。
でも、今の時代でも変わらず響く、、、
"普遍的" な作品、だと思います☆

---

では…鑑賞済みの方向けの…
ネタバレ含みレビューを。。。
少し、、、
↓

1950～60年代は、
ハット帽子全盛期…だったんですよねぇ…

フランク（レオナルド・ディカプリオさん）の
出勤風景……みーーーーーんな、ハット被ってる。。
ちょっと…異様に見えましたよねｗ

初めて、
物件紹介してくれたヘレン夫人
（キャシー・ベイツさん）…の、
病んでる息子ジョン（マイケル・シャノンさん）に
会って…
で、３人で森の中歩いてる時のセリフで…
………………………………………
フランク
「ここの暮らしの
絶望的な虚しさから逃げる」

ジョン
『絶望的な虚しさ？………その通り。

"虚しさ"は誰もが感じるが、
"絶望"を感じるには勇気が要る』
………………………………………

この映画の中での……
一番重要で…深いところにあるもの…
それがこの、
絶望的な虚しさ　でしょうか。。。


さらに
もう一度、後半にも出てきますよね。
また、ジョンが家族とやってきて…
で、
フランクがブチ切れるシーンの時に…
………………………………………
ジョン
「おじけづいて、ここを動かないことにしたのか？
ここにいる方が居心地がいい？
"絶望的な虚しさ"の中に、どっぷり浸かって？」
………………………………………


２回も……突いてくる……
鑑賞者の心を、、、。

多くの我慢を抱えている…多くの人々の…
心を刺すような、そんなセリフ…がこの、、、
"絶望的な虚しさ"

そして…
"絶望"を感じるには勇気が要る

絶望を…認めてしまう時、、、
それは自分の人生を全否定する時。。。

口でただ「絶望」と言ってるだけ…とは訳が違う、
本当の「絶望を感じる」時。。。

確かに…そこに"勇気が要る"………深いなぁ。。。


……あと、
この、精神を病んでしまったインテリ息子…っていう、
キャラを作って、こうして差し込んだ…のがスゴイ☆

３人で森を歩いて……
で、家に帰ってきてからの、
エイプリルとフランクの会話…

………………………………………
フランク
「僕らもイカれてるのかな？」

エイプリル
『人生を真剣に生きることが
イカれてるなら、それで結構』
………………………………………

このセリフ、このシーンも……

人生の生き方、歩み方とは？…と、
問われているようで、、、、

フランクに昇進の話が出て…
そしてエイプリルは妊娠を告げて…
海から帰ってきて…からの喧嘩、
そして、中絶用のゴム？が見つかり……
の時の、、、
………………………………………
エイプリル
『正直に言って。隠さず真実を。
真実を大切にしてきたはずよ。
真実はなぜ尊いか、真実はいつどこでも真実、
真実は変わらない。
人間がうまく嘘をつくだけ』
………………………………………

…結局、
常に真実を話せていたら、、、。

まず、自分自身に嘘をつかずに…
真実を見つめていられたら、、、、

……なんてのは、
その時その時で変わって…

自分でもわからなくなって、
見失って……しまうもの、、、でもありますよね。


だから……
揺れ動き、移ろい変わる「心」に
「真実」は当てはまらないのかも。


あと…
エイプリルは、
強く強く「真実を！！」って言いながら……
自分の思いや考え、歩んだ道を
「真実としたい！」って、
思い込みたいだけ…なのかも。



、、、はい。
夢を追って生きていたエイプリル。
そして、恋人の夢に夢を見たエイプリル。
そして諦めて家庭に入ったエイプリル。
そして、虚しさ…から抜け出そうとしたエイプリル。
新しい夫婦の夢を見ようとしたエイプリル。

…そして、絶望を知った…エイプリル。。。

難しいですね、生きるって。。。


そしてフランクは……
一般的な男性…だったのでしょうか。
ちょっとモテる……仕事の能力がある……
そんな…一般的で、優しさも持ち合わせる男性……
でも、若い頃は大きな夢を語り……
そして、一般的な男性に…なっていき、、、
普遍的な、良く居るビジネスマンへと…。
幸せの…形だけは上手く作れたような…
でもそれだけの人、男性。。。

要所要所で……一見優しさを見せる……けど、
浮気もお手の物。
ブチギレ、暴言もお手の物。。。
これもまた、良くある男性パターン…かしら？？



ほんとにこう………
刺さるものが多い映画…だったと……思いません？

そしてそれは…
観る人の……
個人個人の様々な過去の経験を知らずとも…
刺してくる。


何も刺さらない人は……
きっとそこに幸せな今があって…それで良いのかしら…
それとも、
何も刺さらない人は……
悩み葛藤して生きてきていない…のか、
まだ人生経験が足りないだけ…なのか、
はたまた、
誰とも深く付き合わない人…なのか。。。？

つまり……ほとんどの人……
刺し貫かれる……でしょう？？？笑


なんか、こうしてレビューを書くにあたって…
見返すと…

どのシーンでも…複雑な感情になる……笑



あ！あと………
子ども…が、家に居る状態…をあまり作らなかったのは
意図的なのかなぁ……？？
実際の状況だとしたら、
子どもが家の中のどこかに居て……
あんな風には喧嘩は出来ない…ですよね。
子ども……の存在を、
あえてほとんど消した…のかなぁ？？


そして、この作品のもう一つのテーマは…
やはり、妊娠、子ども、中絶……でしたよね。。。

この要素が
人生に入ってきて、組み込まれてきて、
そして…設計されて、道が決まっていく、、、
そこにある、希望と絶望…。。。



……はい。
私の個人的な感想は、こんな感じです☆

良い映画でした☆
2009年……もう１４年！？…も前なのか、、、


もっと掘り起こして観よ～、名作を～～


おしまい☆