#78 果汁の品種指定の難しさ
皆さんこんばんは!
だいぶ期間が空いてしまいました。
楽しみにされていた方申し訳ありません。
本日は、「シャインマスカット果汁使用」や「とちおとめ果汁使用」など、有名ブランドの果物や地域を限定した果汁を使用した製品の難しさについて書いていこうと思います。
何が難しいのか?
シンプルに品種や原産の県を指定した原料の取り扱いの何が難しいというと
①コストが高い
②供給面での調整が大変
この二つが挙げられます。
①コストが高い
想像しやすいと思いますが、有名ブランドの果物を使った商品は魅力的ですが、そもそもの果物自体も高いですよね?
そのため、果汁も高くなります。
そうすると、製品への使用量が低くなるのが一般的です。
よく三ツ矢サイダーのブランドが品種などをこだわった製品を出しているかと思いますが、果汁1%などになっているかと思います。
原因の1つにコストが高いため、使用量を増やせないということがあると思います。
②調達が難しい
固定の品種や原産国を指定すると、それだけ調達の難易度が上がります。
例えば、「とちおとめ果汁」を使用した飲料を作りたいとなった場合は、「とちおとめ」と証明できる原料を手配する必要があります。
品種の偽造などは、社会的にもかなり厳しくなっているので注意が必要です。
ただ、一般的に有名な品種の果物=スーパーや高級果物店に果物として並びますよね?
わざわざ果汁にするものは、傷がついてしまっていたり、品質が少し劣っているものです。
そうなってくると、当然供給量が減るわけです。
①でも上げましたが、さらにコストが上がる理由につながってきますね。
また、シンプルに果汁の量が無ければ、レシピに使用できる果汁の量も限られてきます。
果汁量が少ない原因の一つにコストが高いとも書きましたが、純粋な流通量が少ないということも挙げられます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
果汁の取り扱いはすごく難しいところがあります。
次回以降で、果汁使用にあたって注意すべきところをお伝えしたいと思います!
それでは、また!