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購入した記憶がなくとも記録は残るのが電子書籍

「こんなのを購入した記憶がない……」

直近で購入した電子書籍を読み終えたあと、Kindleを下にスライドしていくと、購入した記憶がない本が並んでいます。
本を通販サイトで一度購入したら、2度とそのページを開くことはないじゃないですか。日用品とかだと定期的に閲覧する機会があるので、「いついつに購入しまた」表示を確認して、購入した記憶も呼び起こされやすいです。
本は本でも、紙の本だったら手元に残っているので、購入した記憶は残りやすいです。まぁ、たまに同じのを買うときもありますが……(とくにマンガ)。

電子書籍だと、ある本を読むのを中断して別の本を読み出すと、その間に購入した電子書籍たちが上部に表示されていき、やがて最下層に流れ落ちます。そして、しばらく経ったあと、アプリ内を探ってみると発見されます。
一冊のみを読むスタイルの方は、この「存在しない記憶」現状に出会うことがないと思います。ぼくと同じような、複数の本を同時進行で読む方には、あるあるだと思います。

ほんとに購入した記憶がない書籍が眠ってるんですよ!やったことないですけど、タイムカプセルに入れた「将来への自分向けの手紙」を見つけて読んだ感覚に近いです。
というか、昨日書いた記事と同じ内容を書いているかもです。


電子書籍だからこそ、味わえるものもあります。それは、ハイライト機能。
あのときは、ここが響いてハイライトしたんだなぁと振り返ることができます。変わらずに響いてることもありますが、時間が経つと、なぜそこをハイライトしたんだ……?と疑問が浮かぶことが大半です。昔はただハイライトしてただけで、せっかく備わっているメモ機能を使っていなかったので、なおさらハイライトした理由や背景が分かりません。いまは一応ハイライトに加え、メモもササッと記入しています。多少は、振り返りやすいはず……。

そう思うと、文字情報は記憶に残りにくい性質があるように感じます。それが「電子媒体」だと、さらに記憶に残りにくくなる。
書籍でいうと、ポチる動作までは一緒だけど、その後の行動は紙か電子で異なります。電子はそのままスースーと、シームレスで購入から読書までできます。その分、体を動かしてない。一方の紙だと、届くまで時間が空くけど、梱包材から取り出して、紙の質感を手に感じながら、1ページ1ページをめくりながら読書します。動作多すぎぃ!

私たち人間の脳は、電子に慣れていない狩猟時代のままです。そりゃぁ、紙の本の方が記憶にも記録にも残りやすい訳です。だって、慣れ親しんでるものですし。

あれ?また、紙の本VS電子書籍の話になってる……。

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みつき
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