短歌をつくること

最近、たくさん短歌をつくっている。小説をつくりたいけど、うまくいかなくて、どうしても進まなくて、逃げるように短歌へのめり込んでいる気がする。
小説をやらなきゃいけない理由はどこにもないけど、でも自分の創作を表現するには必要で、だから作っているのに、思うように進まなくてイライラしたり、落ち込んだり、苦しい。

小説はたくさんのことを盛り込めてしまうので、あれもこれもいれたくなってしまい、言いたいことがわからなくなってくる。言いたいことは絞らないといけない。

短歌は31音、と制限がある。その中で、表現したいことを自由に言える。聞くだけでは難しく思えるが、パズルのようで、想像以上に楽しい。収まらなかったら組み替えたり、言い換えたり、指折り数えて言葉を探す。夢中になっていると、いつの間にか1首、出来上がっている。

短歌で落ち込むことは、今のところない。
短歌が心のライフラインになりつつある。

朝に起きれなくてつらいことも、綺麗な景色を見たことも、自分について深く考え込んでしまったことも、創作キャラクターたちの関係性も。
短歌は強く、美しく表現できる。できてしまう。

小説が一番作りたいものなのは変わらない。うまくいかない。
いつか、短歌を作っていたことが、小説をつくるサポートをしてくれるかもしれないので、今は短歌を作る。たくさん作る。


手描きした地図を見ながら歩くこと忘れてしまった無邪気なわたし

ささのうゃ_2023/08/21_書き下ろし

小説に入り込んで美しい世界を見たいと泣いていた夜

ささのうゃ_2023/08/21_書き下ろし


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