短歌をつくること
最近、たくさん短歌をつくっている。小説をつくりたいけど、うまくいかなくて、どうしても進まなくて、逃げるように短歌へのめり込んでいる気がする。
小説をやらなきゃいけない理由はどこにもないけど、でも自分の創作を表現するには必要で、だから作っているのに、思うように進まなくてイライラしたり、落ち込んだり、苦しい。
小説はたくさんのことを盛り込めてしまうので、あれもこれもいれたくなってしまい、言いたいことがわからなくなってくる。言いたいことは絞らないといけない。
短歌は31音、と制限がある。その中で、表現したいことを自由に言える。聞くだけでは難しく思えるが、パズルのようで、想像以上に楽しい。収まらなかったら組み替えたり、言い換えたり、指折り数えて言葉を探す。夢中になっていると、いつの間にか1首、出来上がっている。
短歌で落ち込むことは、今のところない。
短歌が心のライフラインになりつつある。
朝に起きれなくてつらいことも、綺麗な景色を見たことも、自分について深く考え込んでしまったことも、創作キャラクターたちの関係性も。
短歌は強く、美しく表現できる。できてしまう。
小説が一番作りたいものなのは変わらない。うまくいかない。
いつか、短歌を作っていたことが、小説をつくるサポートをしてくれるかもしれないので、今は短歌を作る。たくさん作る。
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