【イベントレポート】CREATIVE X night 「ブランディング夜会」
社内でデザイナーさんと仕事をする事や、ブランディングについても話す機会が増えました。自分はどちらかというと社内で「ことば」に関する領域の仕事が多くいい意味でお互いの専門分野を活かしながら仕事をしていました。
ちょうど「コピーライター」「デザイナー」それぞれの視点で「ブランディング」を語るイベントがあり参加してきました。
「言葉からはじめるブランディング」〜コピーの役割と影響力〜」
まずは、コピーライターのタカハシさんのセッションです。
そもそもブランディングとは何だろう?の問いかけから始まります。Wikipediaによると、ブランディングは「イメージづけ」の定義がされているとのこと。
ブランディングの対象は広義に渡り、国・地域から企業、商品・サービスだけではなく個人も含まれます。
ブランディングの手法も複数あり、主にはこちらが用いられるようです。
・広告
・商品、サービス
・SNS
・WEB
・PR
タカハシさんは、具体事例を基に説明して下さいました。
「とっとと、やる」マインドを学ぶバーガーキング
海外では刺激的な訴求が多いバーガーキングからは「それでも、やる」姿勢・スタンスを。
「ずっと、やる」継続性を学ぶキューピー
50年以上一貫したコンセプトを通しているキューピーからは継続性についての学び。
「とにかくやる」を学ぶタカハシさんが担当された空庭温泉
まとめは、とにかく「やる事」(笑)
BAKEのブランディング〜BAKE式商品開発からお店づくりまで〜
続いてデザイナーの視点でBAKEの柿崎さんからのパネルセッション。まずは、BAKEのステートメント・思想から。
商品開発ブランドづくりの部分は「ショコラフィル」を事例に話して下さいました。BAKEマガジンでも記事が掲載されています。
全体を俯瞰したプロセスがこちら。シャッター音が凄かったです(笑)
商品開発の早い段階から入り、コンセプトの言語化とキャラクターに例えてブランドの輪郭を明確にしていきます。
柿崎さんはブランドを作る時に「らしさ」を大事にしているそうで、フォントやネーミングにも注意を払い、コンセプトを明確化させ世界観を作っていくとのことでした。
コピーライターとデザイナーのパネルディスカッション
パネルディカッションは主にQ&Aの形式で進行していきました。
プロジェクトメンバーについて
柿崎さん:BAKEはデザイナー1人。コンセプトメイキング、ディレクションも全部兼任webとストアデザインは外部も含めて一緒に作る。
タカハシさん:アサインされる条件次第。メンバーのアサインについてはプロデューサーの仕事。お酒飲んでなんとかする(笑)
絵と言葉でつくる難しさと楽しさ
タカハシさん:絵と言葉はあまり関係なく、アイディア次第。コンセプトの方が重要になってくる。ただ、アイディアは言葉で定義する方が多い。
柿崎さん:説明するのは言葉なので、コピーライターに依頼する事が多い。
人に渡して育った結果が面白い。ただ、自分の思っていた方向性と違う結果になる事もあるのでやり取りはする。
もし自分がいなくなったら?どうなる?
柿崎さん:芯を変えずに、表現の変更をするのはありと周囲にも伝えてる。自分が男性的なデザインが得意なので、情緒的なデザインになる可能性がある。
タカハシさん:一番異なってくるのはコアアイディア。コンセプトやコアアイディアが最も違ってくる。
師匠・弟子の存在は?
柿崎さん:この人、という師匠はいないが、前にいたデザイン事務所での経験が柱になっている。なぜ?その選択をしたのかを常に追求されてきたので、染みついている。
タカハシさん:直接的な師匠はいない。宣伝会議を全部買って勉強していた
遠慮しないチームの作り方
柿崎さん:遠慮していく間にそのクリエイティブは死んでしまう。一緒の目線で作ってもらう。意見のぶつかり合いはいいモノを生む。
タカハシさん:いいCD(クリエイティブでイレクター)がいる。webだとCDがいないケースが多い。クリエイティブにおいてもチーム作りはいいCDがいること。
最後には懇親会とBAKEさんから、「ショコラフィル」のお土産がありました!
言葉とデザイン両輪からブランディングを学べた、非常に楽しいイベントでした登壇者のお二方、運営の皆様ありがとうございました!
この記事が参加している募集
最後まで読んでいただきありがとうございました! いただいたサポートは今後のnoteに活かすために使いたいと思います。 他のクリエイターさんへの支援や、書籍の購入に使い優しい世界を広めて行きたいです。