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10分で分かる GIVE & TAKE Giver編

10分で分かる ギブアンドテイク Giver編

忙しい人の為の10分で分かる アダム・グランド GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代

この本の素晴らしい所

スーパーサイエンス(トンデモ科学)ではなくちゃんとデータと客観性に基づいて、 GIVE & TAKE の効果について考察されている。

トンデモ科学、宗教も含む。は基本的に反証可能性が極めて低い、もしくは無い

反証可能性(はんしょうかのうせい、英: Falsifiability)とは、科学哲学で使われる用語で、検証されようとしている仮説が実験や観察によって反証される可能性があることを意味する。

例えば、典型的な例が 「信じる者は救われる」 などは、信じない人間には粗100% キリスト教の奇跡にありつえない。

例え信仰心が全く無い人間でも、マニュアルや理論に従えばおおよそ同じ答えや現象が起こることを反証可能性が高いと言う。

この本は、データ使って GIVE &TAKE が人々や社会にどういった影響や現象をもたらすのか?についてデータや論理的観点から考察している。

ここがトンデモ科学や宗教、自己啓発の本との違う所。

この本では人々を3つの分類(セグメント)に分けて評価

Giver / ギバー
人々に対して、自分の持っている物(お金も含む)やサービス(労働力や技術、能力)を相手が求めている水準以上に提供する人間

Taker / テイカー
相手の持っている物(お金も含む)やサービス(労働力や技術、能力)を可能な限り取ろう(取得しよう)とする人間。要するに利己主義者

Matcher マッチャー(抹茶)
Giver と Taker の中間。人々に対して、自分の持っている物(お金も含む)やサービス(労働力や技術、能力)を受け取った分だけ支払う人間。逆に相手が自分から(お金も含む)やサービス(労働力や技術、能力)を要求してきたら、それと同程度の物(お金も含む)やサービス(労働力や技術、能力)を受け取ろう(取得しよう)とする人間。要するにGive & Take をバランス良く利用する人間

基本的に全ての人間がぴっちり上記分類のどれかに当てはまるわけではなく、時と場合でアナログ的に比率は変わる。

しかし、自分が常日頃どのタイプの人格が表立って表現されているのか?で大体自分がどの場所 or 地位(ポジション)に立てるのか分かる。

さてでは社会的地位(お金、権力)から、どのヒエラルキーの人間はどの場所に属してる傾向が有るのか?を説明します。

最上位 Giver

上位 Taker

平均 Taker / Matcher

最底辺 Giver

Giver は Taker / Matcher に比べて販売員(営業)では年間の売り上げが 2.5倍低い

又、

収入 -14%
犯罪の被害者になる確率 200%
人に対する影響力 -14%

と、Giver である事に対するメリットは非常に少ない。

但し、最上位の人間は殆どがGiver であり、最上位のGiverは Taker / Matcher に比べて

年収 約+50%
医学大学の学生の成績 +11%

と最上位目指すなら圧倒的にGiverの方が有利

まず貴方の目標が上位に向かう、もしくは止まる事

又は、短期的な利益を追求し、Give & Take を合理的に運用したいならGiverになる事はお勧めしません。

何故なら殆どの Giver はTakerの餌食になるからです。

これは、何故殆どの Giver が労働生産性が低かったり、年収が低かったり、犯罪に巻き込まれる確率が Taker / Matcher に比べて2倍高いのかと言うと

Giver のお人好しの部分、要するにスキをTakerに付け込まれるからです。

例えば犯罪者は往々にしてTaker に属している事が多いのですが、そのTakerが狙う獲物は基本的に Giverに属している人間です。

こう言う人間は他のセグメントに比べて容易に与しやすいの実際ベイビー・サブミッション(大変容易)なのです。

又、ここが最底辺に何故 Giver が集まるのかの理由で、基本的に労働生産性が低い(とされる)人間のうち

Giverが何故労働生産性が低いと判断されるかのかと言うと自分の労働生産性をTakerに搾取されているからです。

要するに実際は労働生産性は平均的だとしても、もしその人がGiverに属していたら、

その人の労働生産性のうち約14%をその人の周りのTakerが掻っ攫うので結果として労働生産性が低いように見えると言う事です。

なので合理的に考えれば、ワンチャン狙って最上位目指すような博打打ちでも無い限り、TakerでもMatcherでも十分上位目指せますし

むしろ他人の労働生産性を奪える分 Taker でいる方が現代の社会においてはとても有利に働きます。

ビバ 利己主義 (利己主義バンザイ)

Death。

ここがこの本の核心だと思える部分で、要するに利己主義者や利己主義的な価値観は社会をギスギスさせますし

彼らがいる事で、社会コストが高くなります。

要するに他人を騙してでもお金(利益)を手に入れようと考える人間や価値観の人間は殆どの確率でTakerですからね。

正直者がバカを見る世の中で有る事が図らずともこの本を読む事で理解できます。

しかし、世界を変革させるような偉人は基本的にほぼGiverです。

Giverである事のメリットは短期的に見れば殆ど意味がありません。

しかし人生の物差しを1年とかの短期的な利益で判断するよりも、長期的な視野、例えば10年とか50年の視野で捉えた場合

Giverは Taker / Matcher に比べてバカ勝ち出来る要素があります。

なので、短距離や短期での利益、短距離走ではGiverである事はクソの意味もありませんしデメリットしかありません。

但し長期的な視点に立って大きな目的や目標をクリアする必要があるならGiverである方が圧倒的に有利です。

将来幸せになりたいなら圧倒的にGiverの方が有利です。

例えば Takerである人間は短期的に結果を出しやすいですしワンチャンあります。

それもGiverであるよりもTakerである方が短期的に結果が出やすいので早くワンチャン狙えます。

なので目先の例えばお金に換算した時に100万とか1億狙うならTakerである方が大きなメリットがあります。

所がTakerは基本的にワンチャン止まりです。一度山を当てたら次は殆どの確率でありません。

理由はTakerは他人の物やサービスを可能な限り自分の為に利用するので長期的な人間関係が極めて構築しにくいのです。

なので基本的に誰も次からTakerとビジネスや何かをしたがりません。

よって、例えば目先の1億を当てたとしても、その1億を種銭に100億のビジネス目指すとか思っても

新規でまた利用できる労働力を開拓し続けないとならないため二度目のビジネスにおいて極めて効率が悪いのです。

なのでTakerはそこそこ成功するがそれ以上の伸び代が少ないと言う事ができます。

なので、大きな魚を釣ったり長期的に大きく何かを成し遂げたい場合(別にビジネスだけではなくて、学術研究分野でも何でも可)

Giverである方メリットが有るとこの本には書かれています。

なので Giver であり尚且つ Takerの餌食にされないやり方(メソッド)が必要になります。

これがこの本の核の部分ですね。それを今から説明します。これで貴方も最上位目指せるGiverになれるかもしれません。

ではGiver になるための心構えを説明します。

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