インフルエンサー発信の身近なコミュニケーションで、ブランドを盛り上げていきたい── 「湖池屋ストロング」振り返り座談会
リプ返「コラボ祭り」でトレンド1位
──湖池屋さんのポテトチップスブランド「湖池屋ストロング」のプロモーション施策ということですが、まず概要を教えてください
(UUUM 白根)
一回目は昨年6月にHIKAKINさんのYouTubeショートと店頭POP展開でした。
(UUUM 白根)
そして、今年2023年3月と4月に二回目のお取り組みとして、新商品「湖池屋ストロング ガチ濃厚ピザ」のプロモーションのお手伝いをさせていただきました。HIKAKINさんとてつやさん(東海オンエア)の「てつキン」コラボでショート動画と店頭POPの展開でした。
(UUUM 矢口)
HIKAKINさんとてつやさんの組み合わせの意外性もあって、すごく盛り上がりましたね。
(UUUM 白根)
さらにSNSでの広がりを作りたいと考え「リプ返」を盛り込んだ「コラボ祭り」を企画して、トレンド1位も獲得できました!
初の大きなデジタル施策だからこそ失敗できない
──実施にあたって、湖池屋さんが設定されていたゴールや課題感はどのようなものだったのでしょうか
(湖池屋 髙柳さん)
昨年まで湖池屋は、デジタルプロモーションをあまり実施していませんでした。でも、若い世代のお客様にもっとアプローチするためには、インフルエンサーさんのコンテンツを通してコミュニケーションをとっていく必要があると考えていたんです。そこで、デジタル施策をご一緒できるパートナーを探しているところにUUUMさんからご提案をいただきました。
(湖池屋 髙柳さん)
デジタル施策への大きな投資が初だからこそ、次につなげるために失敗できないという思いがあったんですが、結果としては、再生回数だけでなく、店頭での販促効果も想定以上を達成できました。
HIKAKINさんの知名度、信頼度の高さのおかげで流通のお客様にも受け入れてもらいやすく、営業も自信を持って提案することができるようになったのが大きかったですね。
──その結果が、二回目のお取り組みに繋がったんですね
(湖池屋 髙柳さん)
はい、二回目はさらに勢いをつけることを期待していました。初回の結果を超えるのが目標でしたが、UUUMさんには本当に色々と考えていただきました。
(UUUM 白根)
ハードルが上がっていく感覚を覚えました(苦笑)
(湖池屋 髙柳さん)
そんな中、てつやさんの起用をご提案いただきました。一昨年「湖池屋ストロング」のテレビCMに峯岸みなみさんを起用させていただいたのですが、てつやさんが日常動画で「推し」がCM出演しているポテチということで、言及されていた背景があったんです。
若い人たちにとってナンバーワンのポテトチップスになりたい
(UUUM 白根)
お仕事だけのお付き合いではなく、クリエイター本人が好きなものや、楽しんでいるもので、ファンにも喜んでもらえる、そういった軸がある方がクリエイターもお取り組みしやすいと思います。
(湖池屋 髙柳さん)
実は、二回目のプロモーションのタイミングは、原材料費高騰による商品の値上げをせざるをえない状況下でもありました。さらに、ブランドが大きく飛躍するためには「湖池屋ストロング」の美味しさや、新しいフレーバー、新しい価値が求められている。まさに、新フレーバーの発売と、パッケージリニューアルを仕掛けて、プロモーションにも気合が入っていたタイミングでした。
(湖池屋 髙柳さん)
そして、若い人たちとってナンバーワンのポテトチップスになりたいという思いがありました。そこに合うようなプロモーションということで、全方位的に強力なインフルエンサー、HIKAKINさんと、若者層に絶大な人気のてつやさん。このおふたりのコラボに賭けようと決まったんです。
──結果は・・・
(湖池屋 髙柳さん)
はい、一回目以上の効果を得られました!YouTubeショートの動画の再生回数も非常に良かったです!
(UUUM 白根)
直近もまた再生回数が伸びてましたね!
(UUUM 矢口)
どんどんハードルが上がっていくね(笑)
「湖池屋さんありがとう」のコメントも
(UUUM 白根)
動画の内容については、いくつか企画案があった中で、フルにクリエイターの意見が反映された企画でOKをいただきまして、そういったご理解の深さも結果に結びついた要因のひとつだと思います。
(湖池屋 髙柳さん)
はい、最終的には弊社社長判断として、クリエイターさんの企画案でGOを出させていただきました。それが本当によかったと思います。弊社社長も、もっと若い人たちに湖池屋のブランドを好きになってほしいという思いがあって研究熱心なんです。
(UUUM 矢口)
自身のファンからどういったものが求められているのかを一番理解しているのはクリエイターです。だからこそ、クリエイターの企画でいきましょうと湖池屋さんが信頼してくださったことはありがたいです。
(湖池屋 髙柳さん)
我々としても、多くのファンの皆さんにしっかりと届いてほしいんです。
だからこそ、クリエイターさんがこのブランドをどう見るか、そして、自分たちの視聴者さんに向けてどう伝えるべきかを考えてくれた上での企画を尊重したいと考えました。私たち自身も本当に勉強になります。
──「湖池屋ストロング」を通して、企業全体のブランドイメージを大きく左右する可能性があるというお考えのように感じました
(湖池屋 髙柳さん)
ある意味、そうかもしれないですね。特にリプ返の「コラボ祭り」でTwitterトレンド1位を獲得できるとは。。ここまでの反響は予想していなかったですね!
ファンの皆さんはてつやさんと「湖池屋ストロング」の背景もご存知なので、「湖池屋さんありがとう」といったコメントも寄せていただきました。皆さんにすごく楽しんでもらえて本当にやってよかったなぁと。
(UUUM 矢口)
しかも、てつやさんの提案で「湖池屋にかけて5時18分からリプ返始めましょう!」となって(笑)
(湖池屋 髙柳さん)
これまでも、フォロー&リツイートキャンペーンなどで何回かトレンド入りしたことはあるのですが、Twitter上の人口が少なめの午前中やお昼でした。
そんなゴールデンタイムに企業の投稿がトレンド入りなんてできるの?!と、弊社の広報もアカウント運用担当者も驚いていました。
ブランドを盛り上げるコミュニケーションを一緒に作っていきたい
(湖池屋 髙柳さん)
店頭のPOPの反響も、すごく大きかったです。店舗によっては、POPを置かせていただくハードルが高いのですが、今回はとても置かせてもらいやすかったですね。
一回目の施策によって、20〜30代の売上はもちろんですが、実は40代ぐらいの方々の数字も上がっていたんです。これは、HIKAKINさんのチャンネルを見ているお子さんの親御さん層の数字が反映されていると捉えています。主要購買層に響くと同時に、普段スーパーを利用しないような若い方々も呼び込むことができたというのが、数字として出てきたと思います。
(UUUM 矢口)
SNSの「コラボ祭り」で瞬間風速的に盛り上げる。一方で、動画や店頭POPではしっかりと販促につなげるという両軸が実現しましたね。
(湖池屋 髙柳さん)
二回のプロモーションを通じて、UUUMの皆さんからお客様とのコミュニケーションにあたって、いろんなヒントをいただいています。
これからも「湖池屋ストロング」ブランドを加速していくために、一緒にコミュニケーションを作っていけるとありがたいなと思っております。
──ありがとうございます。受けてUUUMメンバーとして意気込みはどうでしょう。
(UUUM 白根)
私たちにとっても、トレンド1位の件も含め、とても画期的なお取り組みになりましたし、勉強になったことも多いお取り組みでした。それも活かしつつ、新たな切り口も探しながら、これからもお手伝いさせていただければと思っております。
(UUUM 矢口)
二回のお取り組みをとても評価していただけているので、次のご相談をいただけるのならば、よりご期待に応えられるように頑張りたいと思います!
──髙柳さん、貴重なお話をありがとうございました。ご期待のハードルが上がりながらも、それにお応えすることができたうれしい事例となりました。今後ともよろしくお願いいたします!
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