:0086 おまねきvol.2まつわる 感想後編
ネタバレになりそうなところは⬛︎で伏せ字にしています。⬛︎の数が同じ場合、同じ単語を指しています。
とある吟遊詩人と彼が歌った詩/ひゐ
とある吟遊詩人にまつわる話でした。尊敬するひとを追いかけて、尊敬するひとの⬛︎とひとつになった主人公。旧約聖書と新約聖書のような関係。現実にはあるのか気になりまして、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎と画像検索してみましたが、本当に出てきません。読んだ方々はどんな⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎を想像しましたか。これが⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎にあったなんて。何もないとされる村に代理人となって⬛︎を伝える行いが⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎へと導いたのでしょう。具体的に⬛︎⬛︎⬛︎られた⬛︎⬛︎は不明ですが、⬛︎の話ですからこれでよかったと思います。
祭りのじかん/夏迫杏
コロナ禍も経験した祇園祭や⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎にまつわる話。⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎は主人公にとってどんなひとだったのか、6年前で止まってしまった時間が祭りに削られては現れます。一旦、登場人物を整理します。おれ(かずき)・かずきのはとこの⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎。双子の颯太と昴太がいて、颯太の初カノの萌実と、今カノの友子。葉月・佳乃・沙織・市山など他にもいます。⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎との思い出を削れるまでに要した人間が多いです。騒がしい祭りのなか、それでも⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎との思い出が静かで重いです。
大悲恋の滝について/倉本健介
大悲恋の滝にまつわるお話。怪談にありそうなシチュエーションでしたが、結局⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎で笑ってしまいました。でも確かに大悲恋ではありますね。⬛︎⬛︎は興奮して唾を飛ばし〜のくだりを読み返すと、主人公の僕にお話できてよかったですねとほっこりしました。前編で紹介した田辺宗二郎の手記より『山神信仰』と被りそうで被らないところがあります。主人公から見て⬛︎⬛︎の話はどのくらい昔にあったことなのか、ぼかされて進行していくところが上手いです。
消えた星座の記憶/井上詩風
消えた星座(⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎座)にまつわるお話。定められた運命が絶対な世界観で、いつか叶いますようにと⬛︎⬛︎で造らせた美術品。いつまでも消えない記憶。そのどちらもがあって叶った今生。守護星と星ビトが寿命を共にするなら、現実の人間よりも寿命はかなり長い。今生ならば、年齢差はあれど長いこと⬛︎⬛︎⬛︎と⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎は生きていけるだろう。⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎時代での悲しい時間の何倍も幸せな時間を過ごせると確定しているのがホッとする。こういったぶっ飛んだ設定もいいいですね。尊い。
高校生 VS 宇宙バクテリアン軍団/山本Q太郎
鬼畜ゲーム⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎にまつわるお話。⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎など実在のゲームの名前も出ながら、でもこの⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎は違うよなぁと試行錯誤する高校生たち。わたしの子供時代はポケモンのダイパの『なみのりバグ』がありましたが、この全力でバグに挑んで珍しい分岐点を探すかんじは大人になってからはありません。あとちょっと盛った噂が流れるのもあるあるですね。絶対にやらないといけないことではない⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎。その創意工夫は大人になっても役に立つと思います。PDCA回すのが早すぎます。
その先、目的地周辺/imix
(旅の)目的地にまつわるお話。発想の転換が多いです。その目的地とは「どんな目標のための目的地なのか」も気になりますし、「決めないで旅さえできればいい」という考えもわかります。ただ世の中の人間をこの2種類に分けたときに、後者が前者に騙されてしまうこともあると感じました。だれの旅なのかも分からない。その答えが最後の「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎が突然、⬛︎に⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎とした時、」で判明しました。⬛︎⬛︎中の社会では、個人がどこに旅をしたいなんて願いさえ利用されてしまう。奇怪な構成でした。
夜話にかえて/花村渺
洋服・⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎・⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎の糸にまつわるお話。強迫的な知覚をもつ天才たちが寄り添って生きていこうとします。しかし、ぼくは⬛︎⬛︎と違って⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎の糸を見つけるのが得意なようです。得意な分野が微妙に違うようです。更に詳しく説明すれば、ぼくは⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎糸にだけ注目してしまうのだと自分の能力の整理ができました。真の才能の評価は他人の語彙では足りなかったようです。自分で自分の評価できる言葉を探すしかありません。他人に任せるよりも、自分が一番に理解できるのです。