:0060 詩集 生きてやろうじゃないの! 感想
夫に先立たれた築50年の家が濁流に襲われた大切なものがなにもかも消えた世界。地域に生きていた野菜や牛などすべての生命にも寄りそって嘆く。家の片付けをしているときも、目のまえで生きている震災猫を世話しているときも「意外といい夫だった」と思いだす。夫を亡くした痛みと震災での痛みがいっしょに癒やされる。震災によって人生を捉えなおせた幸せな晩年の実話。
わたしの祖母は夫に先立たれてから時間が止まってしまっているので、よく「生きよう」となったなと思いました。
共感しやすい「こうあっ