ひきこもりについて少しだけ
うつスピはうつに関する本は読んできて来たものの、
ひきこもりについてはあまり分かりません。
私が買った書籍として触れていたのは
江原啓之「あなたが危ない!」
の69p~76ページに触れているぐらいでした。
抜粋
「ひきこもりは不幸な形だと自覚する」
「現在進行形でひきこもりに取り組む」
取り組んでいるひきこもりと、放置されたひきこもりがある
「ひきこもりが始まった直後が肝心」
「ひきこもる土壌がなければひきこもれない」
「とにかく食べることを考える」
学校に行かなくてもいいんだよ。食べていければいいんだから。それでまた勉強したくなったらすればいい。
現世において、たべるために必要なのは働くこと
アルバイトでもフリーターでもいい。大事なのは常に現在進行形でいること。
「さまざまな視点と選択肢」
大学生の子どもが学校に行けない、夜も眠れないというなら「すぐ病院に行って診断書をもらってきなさい」という。
という記述でした。
夜回り先生の記事、ドロップアウトした子どもへの記事の中でも、
(※ドロップアウト=ひきこもりに近いかなとググった結果採用)
1度は挫折を経験した子供が立ち上がって未来をつかむために、親としてできることは何か、教えてもらった。
〈1〉どん底を見せる
「踏みつぶすこと。ここにいては自分はこのままではダメになると心底思わせること。甘やかしてはならない。親は食事くらいは与えても金銭を与えるべきではない。中途半端な援助をせず、どん底をみせる“底つき”を経験させ自立を促すこと。そのためには気休めで褒めたり根拠のない半端な慰めは厳禁」
〈2〉親は子育ての素人だと自覚し他人を頼る
「何人育てていても親はしょせん2〜3人くらい。家庭でできることは知れています。何百何千という子供を見ている専門家の手を借りましょう。回復と称して営利で営業しているところは避けることです」
やはり厳しめのアドバイスだなぁと思いました。
専門家の力を借りる重要性は改めて感じました。
ひきこもり問題にどう取り組むか、難しい問題だと思います。
以前プロフェッショナルで見て印象に残っていますが、
頼ることができる支援組織も身近にあるのかもしれません。
臨床心理士という資格を持っている人は勉強していて、何か取り組み方のヒントを持っているかもしれません。
19ページ、相談・支援機関(2019 年 3 月10日現在)も参考にしてください。
http://www.jsccp.jp/suggestion/sug/pdf/hikikomoruhitotokazokuhenoshiengaido.pdf
ひきこもりと直接関係するかわからないのですが、
読んだ本の中で印象に残ったエピソードとして、
「本人・家族に優しい統合失調症のお話 ココロの健康シリーズ」の
141ページ、
母親がボランティアや家族会や絵を習いに行ったりする姿を見せることで息子もたまには出かけようかなという4コママンガが描かれていました。
なにかひきこもりの子にかかわる親が変わることで、かかわり方が変わることで、子どもがかわっていくかもしれません。
私は以前カウンセリングについてブリーフセラピーをほんの少し学んだことがある人間です。
家族のかかわりが変わることで、
子どもも変わっていくこともあると信じています。
私がうつ病になって(noteを書くようになって)、うつ病についてはある程度いろんな本を読みましたが、改めて心理職の幅広さを痛感させられました。
※普通の社会人として勤めてきました。
どう生きていたいか、どう時間を使っていたいか、もっと考えてみます。
私はこの世界に対しあまりに無力だなぁと思いました。
最後に水谷修先生の言葉から。
不登校や非行に入っていくときにはあるパターンがあります。そのパターンを当事者である親たちが壊すのはなかなか難しい。だからこそ、親たちも学ばなければいけないのです。子どもに素直に聞いていいんです、「お父さんのどこが悪かった?お母さんのどこが悪かった?教えて」と。
夜回り先生50のアドバイス 子育てのツボ(p150)
子どもの問題で悩んで苦しくなったら、家族みんなで外に出てください。絶対に、家の中に閉じこもらないでください。(中略)休みの日に家族みんなで自然の中に身を置きましょう。近くの山や運動公園などに行って、疲れ果てるまでウォーキングをしてみてください。これで子どもたちは変わります。
夜回り先生50のアドバイス 子育てのツボ(p155)
身体や気持ちの基本は日光や運動からかなといつも思っています。
素人ということをわきまえながら資料をまとめさせていただきました。
愛を込めて。