【有川ひろ】改名していた
私は、「有川浩」が好きだ。いや好きだった。
今は「有川ひろ」が好きだ。
音楽も、映画も、俳優も特別に好きなものはなかったけど、私の心をとらえて離さなかったのは有川浩が書いた物語だった。
近所の図書館に行ったら「有川ひろ」と書いてある本があった。
別名でエッセイでも書いてるんかな?かき分けてで使い始めた名前なんかなぁ?と思った。
読んでみたら全然違った。いつも通り面白い話だった。
改名した理由を検索したら、浩って男かと思ったんですよね、というやりとりに先生が疲れちゃったから別にこだわらなくてもいいか「ひろ」にしよ!ってなったみたい。
設定が細かいところが少年漫画のようであり、出てくる人物がいとおしいところと、人間関係が絡んでくる有様が連続ドラマのようである。
やっぱり好き!
キュンキュンしながら一冊読み終わってしまった。
こんな素晴らしい本を書いてくださって本当にありがとうございます。
生きててよかった!
そして、もう一冊沖縄を舞台にした一冊。
父と母と子のほろ苦いけど、ほっと心が温かくなる。やりとりにくすっとわらって、読後は涙と嗚咽が止まらない。
決して電車の中で読むのにはふさわしくない本だ(ほめてますよ!)
私はまだ、沖縄に行ったことがない。
きっとこの本を読んでから、沖縄に行くためにまだ行ってなかったんだとおもう。
作中に出てくるめっちゃでかいステーキもハンバーガーも食べてみたいし
三大がっかり名所のひとつも見てみたい。鍾乳洞も行って見たいし、シーサーも作ってみたい!
できるなら記憶を全部消してまた、読みたい。
記憶を消すならもう読まないほうがいいんだけど、でもじっくり読み返したい。
昔、阪急電車を読みながら一駅ずつ、降りて読んでっていう聖地巡りを楽しんだ。
高知も行って作中にでてきた日本酒は飲んだ。
けどまだ、スカイダイビングはできていない。朝市もまだ行ってないな。図書館戦争に出てきた領事館とかも見てみたいし、舞台になった図書館もまだ行ったことないな。
潜水艦の見学も行ったし、ブルーインパルスも見に行ったなぁ。制服着る体験もさせてもらったな。
キャラメルボックスの舞台も見に行ったし、キャロリングは最高だった。
舞台はいい!「容疑者Xの献身」も「アルジャーノンに花束を」も好き。
小説は読者に解釈をゆだねるっていう終わり方も多いけど、舞台は正解はこうだよ、っていうのを教えてくれる気がする。ちゃんと小説を舞台にするときに解釈をつけて、そういう風に感じられるようにしてくれてる気がする。
有川浩が好きだっていう男と付き合ったけど、本以外のことは全く合わなかったなぁ。あたりまえか。読書の趣味が似てるけど、でも感じ方はちょっと違うみたいなそんな文学的な恋愛は私には向かなかったんだと思う。
mixi全盛期にオフ会に行ったけど、全然有川浩の話はできなかったんだよね。
なんで話しないんですか?っていうとどの本が好きかでみんな熱くなっちゃうから。。。って言ってたなぁ。きっと初めてのオフ会じゃなくて、何回か開催されてて、常連さんたちが会うのが目的な会だったのかもしれない。
聖地巡りしたか?どうやって行ったか?とかそういうの話してみたいなぁ。なんで話さないんですか?じゃなくて、もうちゃんとした大人になってるから、聞きたいことも聞けるし言いたいことも言えるはず。
名前が変わっても面白さは変わらない、大好きなまま。
私の世界を広げてくれていつもありがとうございます。( *´艸`)