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Dream Diary XX

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むかし付けていた夢日記を元に、テキトーにでっち上げ加工をしたもの。
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2024年2月の記事一覧

集団の夢《Dream Diary 18》

xxxx年05月11日(x)  その1 トラックの荷台に乗った夢  何処かへ行くため、集団のメンバーが何人ずつかでトラックの荷台に乗せられた。その集団の一員だった私は、なんだ座席のあるバスか自動車で行くんじゃないのか、と不満に思った。トラックの荷台には他の集団のメンバーも一緒に乗っていた。彼らも私も自分達が何の集団で何処へ行くのか、さっぱり分からないのだった。    その2 小便トイレの夢  私の所属する集団が何処かの建物の中にいた。そこでは集団のメンバーが各々自由に

円と直線の夢《Dream Diary 17》

xxxx年05月10日(x)  まっ白い夢の平面に、黒い線で円が描かれている。その右側には垂直な縦線が引かれている。私は傍にいる誰かに言った。「あの円の中心に行きたいんだけどな‥‥」。ところでしかし、夢の中でしばしば私の傍にいるこの人物は一体誰なんだ? いつも男性なのが何ともつまらない。もっとこう何て言うか‥‥色気ってものは無いのか色気ってものは。夢分析やユング心理学にとっくに興味を失って、かつておゲージツ療法講座で書かされた夢日記を好き勝手にいじくっている今日此の頃だが、

電車に乗り遅れそうになった夢《Dream Diary 16》

xxxx年05月08日(x)  電車に乗り遅れそうになった。ホームに発車メロディが流れ、扉は既に閉まっている。電車はまさに動き出す直前だ。私と三・四名の女性が、乗り遅れまいと息せき切って電車に駆け寄った。すると扉が開き、私と何人かはギリギリセーフで乗車することが出来た。空席はないかと車内を見回していると、乗り遅れた女性が大の字になって窓の外に張り付いているのが見えた。両目をカッと見開いて、両手両脚と、やや横向きで歪んだ顔の頬っぺたと唇の約半分が、ペチャ~っと窓ガラスに吸い付

大阪弁のおっさんの夢《Dream Diary 15》

xxxx年05月07日(x)  会社のオフィスに五・六十歳代の大阪弁を話す男性が来ていた。いかにもがめつい大阪商人、がめつい大阪のおっさんという風で、喋ることはいちいち下品でエゲツナイ内容だった。私の傍に誰かいて、「こういう人からも学ばないといけないものがあるんだよ」としたり顔で言う。転勤で大阪に来て早や三年、大阪弁なら既に学ぶものは無くなっていると自負していた私は、彼の言葉にムッとしながら言い返した。「なに言ってケツかるボケェ、じぶんケツかいたろけ?」。すると彼は、一瞬怪

女性レプリカントの夢《Dream Diary 14》

xxxx年05月06日(x)  未来都市の映像を背景に、二人の女性が横向きに並んで立っていた。「それではプロフィールを紹介しましょう」。あたかもテレビか映画のナレーションのような声が響き、その内の一人が回転して顔が正面映しになった。彼女は映画『ブレードランナー』に出て来た暗殺者の女性レプリカントだ。名前はゾーラ・サロメ。私は身の危険を感じ、もう一人の女性の顔を見たいと思った。たちまち回転して正面を向いた彼女の顔を見ると、慰安用レプリカントのダリル・ハンナだった。彼女は私に向

モノを叩いて演奏した夢《Dream Diary 13》

xxxx年05月05日(x)    私はいろいろなモノを指で叩いて音楽を演奏していた。椅子や机やホッチキス、空き缶や私のももたぶらや他人のおヘソ、そこら辺の石ころやイヌのお尻やネコの脇の下、床の間のえべっさんの置物などだった。それぞれ叩打音だけでなく、取りどりの特徴あるメロディが湧き出て来て、その漂う様や音色や音質を味わうことが出来るのだ。私の傍に男性が二人立っていた。その内の一人は厳しい管理者という感じの背の高い男で、私に何かを言って叱った。するともう一人の男が、そういう

鬼の豆ちょうだい《Dream Diary 番外01》

xxxx年02月03日(x) 鬼の豆ちょうだ~い!と言いながら、お子供衆がやって来た。あいにく鬼の豆はないと言って追い返そうとしたのだが帰らない。仕方がないからたまごボーロやプルーンミックス果汁グミをやって、帰れと言ったのだが帰らない。どうしても鬼の豆じゃないといやだとみな駄々をこねている。私はその場に土下座して、「ひとえに私の不徳のいたすところであります」と謝った。   鬼の豆ちょうだ~い!と言いながら、 またお子供衆がやって来た。 鬼の豆はここには無いから、 ナナフシ

老婆に会いに行った夢《Dream Diary 12》

xxxx年05月04日(x)  遙かな下方の海を見降ろしながら、私は車のハンドルを握り、島の山を登って行く道路を走っていた。青空と山の斜面の段々畑と、海の眺めが素晴らしかった。これから私は或る老女を訪ねて行くのだが、帰りには車から降りて、この景色をゆっくり楽しもうと思った。やがて目的地の家に着き、玄関から入ると、奥の床の間に一人の老婆が正座しているのが見えた。私は彼女の話を聞くためにここに来たのだ。老婆の皺くちゃの顔は、私と会って喜んでいるようにも、或いは仏頂面をしているよ