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幽
2022年10月5日 23:45
あるひとつの事実を前に、私は乱心するたくさんの思いが、渦巻くように芽生えてくる初めは驚きだったものが、怒りへと変わり、やがて悲しみや哀れみへと変わっていく。私の中に居座り続けるこの感覚はなんだ思い出はキラキラと光る水面認めたくない汚い感情はどす黒く荒れた波どんな名前を与えればいいどんな言葉を見つけてもきっと名は付かないのだろう冷たく暗い海の底へ、深く深く、貝