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おもかげ

あの日の君のおもかげ

何を言う訳でもなく

ただ微笑んでいた

不思議と怖くはなかった

やっと君に会えたんだもの

愛してると言えばよかった

百代

百代

君のために 居場所をつくるよ
君と一緒に 過ごせる場所を
そのために 道を示すよ
君とこの道を歩んでいって
最後の日が来て ふたり消えるまで
百代先まで

静かな

静かな

あるひとつの事実を前に、私は乱心する

たくさんの思いが、渦巻くように芽生えてくる

初めは驚きだったものが、怒りへと変わり、
やがて悲しみや哀れみへと変わっていく。

私の中に居座り続けるこの感覚はなんだ

思い出はキラキラと光る水面

認めたくない汚い感情はどす黒く荒れた波

どんな名前を与えればいい

どんな言葉を見つけても

きっと名は付かないのだろう

冷たく暗い海の底へ、
深く深く、貝

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追いつけずとも

追いつけずとも

追いつけずとも 思い出が

追いつけずとも この場所が

追いつけずとも 確かに私が

追いつけずとも 変わらず君が

創造

創造

見たこともない星月夜

すぐそこに君がいる気がする

この静けさの向こうに光があるように

確かに感じる温かさ

誰かこの色を音にしてくれないか

誰かこの闇を形にしてくれないか

そのメロディを

その輪郭を

伝えてくれ

ここにいたって

ここにいたって

ここに居たって もうなにも得るものはない
ここに至って ようやくそのことに気づいた

ここに居たって 私の成長は止まってしまう
ここに至って もう一度見つめ直そう