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#詩

静かな

静かな

あるひとつの事実を前に、私は乱心する

たくさんの思いが、渦巻くように芽生えてくる

初めは驚きだったものが、怒りへと変わり、
やがて悲しみや哀れみへと変わっていく。

私の中に居座り続けるこの感覚はなんだ

思い出はキラキラと光る水面

認めたくない汚い感情はどす黒く荒れた波

どんな名前を与えればいい

どんな言葉を見つけても

きっと名は付かないのだろう

冷たく暗い海の底へ、
深く深く、貝

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追いつけずとも

追いつけずとも

追いつけずとも 思い出が

追いつけずとも この場所が

追いつけずとも 確かに私が

追いつけずとも 変わらず君が

ここにいたって

ここにいたって

ここに居たって もうなにも得るものはない
ここに至って ようやくそのことに気づいた

ここに居たって 私の成長は止まってしまう
ここに至って もう一度見つめ直そう