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学生時代からの僕の勉強法 〜勉強中編その③〜

本記事を読む前に

本記事は、「学生時代からの僕の勉強法」における本編の勉強中編の3番目の記事になります。本編をお読みになる前に特に勉強中編その②をご覧いただけますと幸いです。

前回、勉強中編その②では、記憶力について、短期記憶と長期記憶を説明しました。本記事では、記憶力を高める勉強法について記憶する内容のタイプ別に解説していきます。

記憶する内容のタイプ

記憶する内容によって2つのタイプがあります。
1つは単純な暗記事、もう1つは理論やノウハウです。
ここでは、それぞれについての具体例と記憶する方法について解説します。

単純な暗記事

単純な暗記事とは、漢字、英単語、元素記号、歴史の人物名などの、質問と答えが1対1になるものを指します。
例えば、「べんきょう」を漢字で書くと「勉強」、boyは日本語で男の子、水素の元素記号はH、のように、質問に対して誰が答えても答えは同じになるようなものです。
単純な暗記事は、なぜ答えがそうなるのかを理論的に説明しづらかったり、そのままおぼえてしまった方が、簡単だったりするものが多い傾向があります。そのため、覚えていなければ、質問に回答することは極めて困難なことが多いです。

単純な暗記事を記憶するコツは、ずばり何度も繰り返して覚えることです。

一度覚えたらその場ですぐに確認、間違えたものだけ覚え直してもう一度全体を確認。これを繰り返してまずは全て覚えましょう。全て覚えたら次の日に覚えているか確認。間違えたものがあれば再度覚え直して確認。その次は、次の日ではなく数日後、さらにその次は数週間後、というふうに、少しずつ時間を空けて確認すると良いでしょう。

こうした単純な暗記事をさらに効率よく行うテクニックがいくつかありますので紹介します。

・夜寝る前の15分で覚えて朝起きたら確認する

夜寝ている間に頭の中が整理され記憶が定着します。朝起きてすぐに覚えられているか確認しましょう。とても効率よく暗記できるため、夜寝る前の15分は記憶のゴールデンタイムとも言われています。
寝る前に記憶をしたら、なるべく何もせずそのまま眠るようにしましょう。その後でSNSをチェックしたりテレビや動画を見たり、本を読んだりすると、脳の中ではせっかく記憶したことが後から入った情報でゴチャゴチャになり、寝ている間に頭の中で整理されて記憶に定着するというメリットを受けづらくなってしまいます。

・スキマ時間に暗記の確認をする

単純な暗記事は、とにかく繰り返しが重要です。1回当たりの時間は短くても大丈夫なので、スキマ時間を活用して覚えているか確認しましょう。スキマ時間があったらこれの暗記チェックをしよう、と予め決めておくと、スキマ時間を見つけやすく、何をするか考える時間も削減できるのてまオススメです。
スキマ時間については、勉強開始前編その②でも解説しているので、参考にしてみてください。

理論やノウハウ

理論やノウハウとは、数学の解法、歴史の流れ、プログラミング、せどりなどのWebビジネスのノウハウ等で、理論を理解した上でアウトプットする実践が必要なものを指します。

例えば、高1で習う数学の二次関数がある定義域で取りうる最大値と最小値を求める問題を解くとき、理論だけを学習して、一度も実際に手を動かして問題を解かなかった場合、テストで同様の問題を正解することは非常に難しいと思います。理論を正しく理解できているか、実際に例題や問題集を使ってアウトプットすることを何度か行うことで、解き方を覚える、というプロセスが重要です。

こうした理論やノウハウを習得するために、さらに効率よく行うテクニックがいくつかありますので紹介します。

・人に教えるつもりで勉強する

実際に教える人がいるのがベストですが、自分自身に説明しながらアウトプットしたり、後で人に教えるつもりで理解しようとするだけでもかなり効果があります。
本を読む、授業や講義を聴く、問題を解く等の様々な勉強方法の中で、人に教える、が一番効果的な学習方法だと言われているそうです。

・運動中や運動後に勉強する

ランニングや筋トレ等の頭をあまり使わない運動をしながら、または運動をした直後に、理論やノウハウが頭に入っているかを確認しましょう。
頭への血流がよくなっており、スッキリして難しい内容も頭に入りやすくなります。
僕も受験生の頃は気分転換も兼ねて毎晩ランニングをしていました。

・理解したと思ったらしばらく目を瞑る

新しいものごとを頭で理解するのは、脳にとって負担が大きく、頭が疲れてゴチャゴチャしたような感覚になることがあります。こういう時は、静かな場所で目を瞑ってぼーっとしてみてください。だいたい5分から15分程度で良いと思います。こうすることで、睡眠をとって頭の中が整理されるのと同じような状態を作り出すことが出来ます。
瞑想を行ったことがある人はそれに近い感じて良いです。瞑想の場合はなるべくものごとを考えないように呼吸等に意識を向けますが、この場合はたった今勉強したことをぼんやり考えていても構いません。
受験生やたくさん勉強するべきことがある人は、何もしないでぼーっとする時間が勿体ないと感じるかもしれません。しかし、頭がゴチャゴチャした状態で勉強を続けても頭に入ってきません。また、頭が疲れてしまうとちょっと休憩した時に勉強に復帰するのが難しくなり、ほんの少しの休憩のつもりがいつの間にか数時間だらだら過ごしてしまった…みたいな経験ありませんか?そうなるくらいなら、最初から今から15分だけ頭の整理のためにぼーっとしようと決めてタイマーをセットしておく方が、15分で頭も休まって整理され、そのまま勉強に復帰しやすいと感じています。休憩というよりも勉強の一環という捉え方です。

2つの分類について

ここまで、単純な暗記事理論やノウハウのタイプに分けて具体例も交えて説明してきました。ただし、単純な暗記事の中に出てきた具体例だけれど、人によっては理論やノウハウに分類すべきと感じる人もいるかと思います。その逆も然りです。
これらの分類は人によっても違うし、理解するレベルやこれまでの知識の蓄積よっても違うものだと思います。
大切なのは、今現在のあなたにとってどちらに分類するかです。また、必ずしも分類しなくても本記事で紹介したテクニックを使ってみてうまく行けばOKくらいでも良いと思います。

本記事のまとめ

・勉強内容は単純な暗記事と理論やノウハウの2つのタイプに分けられる
・単純な記憶事は繰り返しが重要で、寝る前に覚えて朝確認したり、スキマ時間で確認する
・理論やノウハウは理論を理解してアウトプットすることが重要
・2つのタイプは人によっても理解度によっても分類が異なることがある

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東大博士パパ
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