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学生時代からの僕の勉強法 〜勉強中編その①〜

本記事を読む前に

本記事は、「学生時代からの僕の勉強法」における本編の勉強中編の1番目の記事になります。本編をお読みになる前に導入編をご覧いただけますと幸いです。
また、勉強を開始する前にやる気や集中力をアップさせて効率よく勉強を進めることを目的とした、本編の勉強開始前編も4記事公開していますので、合わせてご覧ください。

勉強中編の概要

「勉強法」と聞くと、暗記の仕方だったりノートの取り方だったり、勉強している時のノウハウを想像する人が多いのではないでしょうか?
勉強中編では、まさにそのあなたが思う勉強時のノウハウを、集中力、暗記力、整理力、思考力の4つに分けて説明していきます。本記事はそのうちの集中力に関する記事になります。

僕はこの勉強中のノウハウも勿論重要だと思っていますが、それ以外の勉強を行う前と後の行動も重要だと考えています。それらについては、勉強開始前編、勉強終了後編で説明します。

集中力

勉強する時に集中することは、勉強の効率アップ、ミスを減らす、思考力の向上など、様々なメリットがあります。逆に、勉強する時に集中できていなければ、勉強している内容が頭に入らないまま時間だけが過ぎ去ってしまい、勉強した意味がほとんどなくなってしまいます。
それでは、どうすれば勉強する時に集中することができるのでしょうか?
以下では、集中しやすい環境、1回に集中する時間、集中力のリセットの3項目について解説します。

集中しやすい環境

勉強中は集中しやすい環境をキープしましょう。

環境を整える

集中しやすい環境は、事前の準備で9割決まると思って間違いありません。まずは、勉強開始前編の環境を整えるで紹介したように、勉強を開始する前に、勉強以外の誘惑や集中を途切れさせる要因となるものを排除しておきましょう。

勉強中BGMは使わない

あなたは勉強中に好きなアーティストの歌をBGMとして流していませんか?
好きな曲を聴きながらの方がテンションが上がって勉強に集中できる、という人もいるかもしれません。
しかしながら、勉強中のBGMは無いに越したことはありません。なぜなら、勉強中に曲を聴くというのは、目の前の勉強内容に脳を使っているだけでなく、BGMにも脳の一部を使っていることになり、本来使えていた脳の機能を十分に勉強に向けられなくなってしまうためです。
特に歌詞のある曲を口ずさみながら勉強するのはよくありません。曲を聴くだけでなく歌詞を思い浮かべて声に出すことまで行っているので、これでは歌うのがメインで、少しだけ勉強に脳を使っていることになってしまいます。同様に、歌詞が無くてもよく知っているメロディやリズムがあると、脳はそちらにも反応してしまうので避けましょう。

基本的にはBGMはNGですが、どうしても無音では勉強に集中できない人は、雨音や川のせせらぎのような自然でリズムの無い音を流しておくのが良いと思います。

1回に集中する時間

勉強中の数時間ずっと集中し続けるというのは、正直言って非常に困難です。人間が集中していられる時間はそれほど長くないので、ある程度の時間集中したら、少し休憩することを繰り返して、集中して勉強する時間を長くできるようにします。そのための2つの考え方を紹介します。

効率よく集中を持続させる時間

人間が集中力を保ちやすい時間として25分だけ集中して勉強して数分間休憩、再度25分集中して勉強して数分間休憩を繰り返します。
これはポモドーロテクニックと呼ばれる方法で、25分くらいが最も人間が集中できるとされています。

試験時間だけ集中する練習

あなたが勉強する目的が、入試や資格などの制限時間のある試験である場合は、本番の試験時間と同じ時間だけ集中する練習をしておきましょう。
特に試験本番が近くなってきたら、この練習をして試験時間の長さに慣れておくべきです。試験時間に慣れることで、下記のようなメリットがあります。

・試験中に何度も時計を確認しなくて済む
・残り時間で出来る量が見積もれるようになるので、解くべき問題を取捨選択しやすい
・自分の集中が続かなくなるタイミングがわかってくるので、そのタイミングで集中力をリセットさせられる

集中力のリセット

上記で述べたように、集中力は長くは続かないので、一旦リセットすることで、再度集中できるようにします。
ここでは短時間でのリセットと長時間でのリセットについて説明します。

短時間でのリセット

長い試験時間の間や日々の勉強時間の間に何度か集中力をリセットする場合に有効なテクニックです。

一番効果があるのはずばり深呼吸です。目を瞑って鼻から息をいっぱい吸って口から吐くのを2回行います。
僕がいつも行う方法は、1回目の深呼吸は胸式呼吸、2回目は腹式呼吸にする、というものです。

息を吸った時に肩が上がってお腹はへこむのが胸式呼吸、肩が上がらずお腹が膨らむのが腹式呼吸です。
腹式呼吸をうまくできない人は、仰向けで横になって眠る時のような呼吸をしてみてください。おそらく腹式呼吸になるはずなので、これを起き上がった状態でもできるようにしましょう。

試験中など特に集中している時は、気が付くと肩に力が入っていた、という経験はありませんか?
1回目の深呼吸の胸式呼吸では肩に力が入って既に肩が上がっているかもしれませんが、なるべくしっかり息を吸って肩をさらに上げた後、息を吐く時に口からしっかり肩をリラックスさせましょう。結果的に肩が上がっていない状態になればOKです。無理に肩を下げようと力を入れないように、身体の力を抜いて脱力状態を目指しましょう。
次に2回目の深呼吸の腹式呼吸では、息を十分に吸ったら口から少しゆっくりめに息を出していきましょう。頭の中のごちゃごちゃが口から出ていくイメージで頭をスッキリさせることが目的です。

集中が切れてきた時、肩に力が入っている時、問題を解いた後等の区切りが良い時、これらのタイミングで上記の深呼吸を行ってみてください。
そして、2回の深呼吸の後、再度集中に入るときには、頭の中で「よし、集中!」と脳に言い聞かせましょう。鬼滅の刃好きの方は「全集中!」でOKです。

長時間でのリセット

これはずばり睡眠です。疲れた脳を癒やすために良質な睡眠を心がけましょう。時間がない時には15分程度のパワーナップも効果があります。
睡眠についてのより具体的な方法については、勉強終了後編で解説しますので、そちらをご覧ください。

本記事のまとめ

・勉強に集中できる環境を事前に準備し、BGMは流さない
・集中力を維持できる時間は限られるので、ある程度集中したらリセットして再度集中できるようにする
・集中力のリセットには深呼吸や睡眠が有効

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東大博士パパ
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