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学生時代からの僕の勉強法 〜勉強中編その④〜

本記事を読む前に

本記事は、「学生時代からの僕の勉強法」における本編の勉強中編の4番目の記事になります。本記事単独でも理解できる内容になっています。より理解を深めたい方は勉強中編その②その③もご覧いただけますと幸いです。

勉強中編その②では、記憶力について、短期記憶と長期記憶を説明しました。勉強中編その③では記憶する内容のタイプ別に単純な暗記事理論やノウハウに分けて説明しました。本記事では記憶する方法別に解説していきます。

記憶する方法6つ

本記事では記憶する方法として以下の6つの方法について特徴と使い方について説明します。

・見て覚える
・書いて覚える
・聴いて覚える
・声に出して覚える
・イメージで覚える
・感動して覚える

見て覚える

一番速く多くのことを確認できる方法です。
そのスピードを活かして、単純な暗記事を繰り返し確認して覚える時にとても有効な方法です。
また広い範囲を短い時間で確認できるので、ざっと全体を確認したい時にも適しています。

注意すべき点としては、集中出来ていない時は、ただ眺めているだけになってしまう恐れがあることです。また、そのような場合でも、外から見ると勉強しているように見えてしまうため、自分で集中できているか否かを見極める必要があります。

書いて覚える

あなたが勉強した証が最も残りやすい方法です。ノートに覚えたいことを書いていけば、その勉強が終わった頃には、ノートに勉強した内容が書かれていることになります。手を使い、目で見て、何度も書いたり見たりするので記憶に残りやすいです。

注意点としては、只々書くだけになってしまい、覚える意識が薄くなってしまうと、勉強した感は出るのですが、実際はほとんど頭に入っていない、ということもあるので気をつけましょう。

うまく記憶するコツとしては、答えを見ながら書かないで、頭の中に入れたものを思い出して書き出すことです。覚えるために、何度も何度も書く必要はありません。頭の中でしっかり思い出して書き出すことが出来るようになれば覚えられたということです。

また、他の方法等で記憶した内容について、覚えた内容や、確認テストの問題の回答を書き出して確認するというのは、覚えられているかどうかをきちんと確認するための最適な方法になります。

聴いて覚える

片手間に「ながら作業」しやすい方法です。勉強中編その③で運動中に勉強すると効果的という話をしました。聴いて覚える方法は、運動中に行う勉強方法として最適です。

注意点としては、無意識に聴いているだけでは何の効果も無いということです。聴いて覚えることに集中しておく必要があるため、聴くだけにするか、運動する場合は、ウォーキングや単純な筋トレ等の頭を使わない運動にして、頭は聴いている内容にしっかり耳を傾けましょう。

個人的には聴いて覚えるのは、新しく覚える暗記事ではなく、すでに覚えた暗記の確認や復習に使うか、授業や解説動画のようなストーリー性のあるものが適していると思います。

声に出して覚える

聴いて覚えることが含まれた方法ですが、ながら作業向きではありません。発音や音の響き、リズム等が重要なものを勉強するのに適しています。例えば、英語、漢字、古文などです。
また、声に出すこと、それを聴くことがセットになっていて、場合によっては、さらに、見ることや書くことも一緒になった強力な記憶方法と考えられます。可能であれば積極的に用いましょう。

注意点としては、声に出すため、周りの人に聞こえてしまうデメリットがあります。そのため、声を出しても大丈夫な場所でだけ使うようにしましょう。

イメージで覚える

これは右脳を使った記憶方法になります。左脳は書いたり計算したり論理立てて処理する役割であるのに対し、右脳は絵や音楽、匂いなどの感覚的なものを処理する役割です。

右脳は絵なら絵全体のように多くのことをまとめて記憶できる力があります。うまく使いこなせば強力な武器になるので、試してみてください。

注意点としては、訓練しないと使いこなしづらいということです。訓練と言われてもよくわからないと思うので、以下で僕が行っている右脳を用いたオススメの勉強法を説明します。

僕がオススメする右脳を用いた勉強法は、語学学習への適用です。
例えば、英語を勉強するとします。appleという単語を覚える時に、リンゴの絵や写真、味や匂いを想像しながらappleと何度も発音したり、スペルを書いたりしましょう。「りんご」という文字列とappleを結びつけるのではなく、りんごから連想されるものと結びつけて覚えるということです。wonderfulなら、「素晴らしい」という文字列ではなく、素晴らしいと感じた出来事だったり、素晴らしい!という思いを伝えるように声に出してみるといった方法です。
このように勉強していくことで、英語と日本語を結びつけるのではなく、英語とそれに対応するイメージを結びつけることがてきるので、英語を英語で考える所謂「英語脳」に近づけていくことができます。

感動して覚える

この方法は僕が知る限り、勉強法に関する自己啓発本では見たことが無いオリジナルの方法だと思っています。感動して覚える、と聞いてもやり方がわからないと思うので詳しく説明します。

まずは、あなたが感動したことについて、何でも良いのでできる限り詳細に思い出してみてください。
そして、再度その感動を蘇らせようとしてみてください。

次に、あなたが感動する時や感動した時に、身体にはどのような変化が生じるかを書き出して見てください。
感動した時の反応は概ね以下のようなものがあると思います。

・目を見開く
・息を飲む
・うわあぁぁ、とか、おおぉぉぉ、と口から声が漏れ出る
・頭の中がスッとする(クリアになる)
・毛が逆立つ
・鳥肌が立つ
・涙が出る

こういった状態を伴う感動したことは、一度しか経験していないことでも、強烈に記憶に刻み込まれているのです。

この性質を利用して、勉強した内容に対して意図的に感動することで記憶に刻み込むのが、感動して覚える方法になります。

例えば、歴史の勉強をしていて武将の生き様に感動するとか、よく知っている現象が物理の理論で理解できて感動するとか、数学のスマートな解法に感動するとか、目から鱗の集客ノウハウに感動するとか、です。

実際に感動した場合、つまりあなたに書き出してもらった身体の変化が生じている場合、それでOKです。
一方で、勉強した内容をいいなと思ったけれど、身体に変化が生じるほどではなかった場合、その勉強内容を思い浮かべながら意図的に身体の変化を実行してみるのです。例えば、目を見開いて息を飲み、うわあぁぁと声に出してみる。すると、不思議なことに頭の中がスッとして鳥肌が立ったりします。こうして覚えた内容は、感動した時のように忘れづらくなっています。

この方法のデメリットとしては、何の勉強にでも使えるわけではない点です。ある程度感動できるようなものが見つかった時に是非実践してみてください。

本記事のまとめ

・記憶する方法6つについて特徴や使い方を解説した


以上で、勉強中編の記憶力に関する記事は終わりになります。
次は、勉強中編の整理力になります。お楽しみに!

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東大博士パパ
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