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学生時代からの僕の勉強法 〜勉強開始前編その②〜

本記事を読む前に

本記事は、「学生時代からの僕の勉強法」における本編の勉強開始前編の2番目の記事になります。本編をお読みになる前に勉強開始前編その①をご覧いただけますと幸いです。

前回、勉強開始前編その①では、勉強開始前の精神面での準備としてやる気スイッチを押すについて説明しました。本記事では、勉強開始前の物理的な準備として環境を整えるについて解説していきます。

環境を整える

集中して勉強を継続していくために、勉強するための環境を整えましょう。本記事ではその具体的な方法として以下の3つをご紹介します。

・勉強しやすい空間の確保
・スマホ対策
・時間の捻出

それでは、1つずつ見ていきましょう。

勉強しやすい空間の確保

勉強するための空間を最低1つは準備しましょう。
ポイントは、その空間に入ることで脳が勉強モードになるように習慣化することです。

図書館やカフェ、自習スペース、ワークスペース等です。もちろん自宅でも構いません。大切なのは勉強の妨げとなる誘惑を排除した空間を準備することです。

趣味や娯楽に関するものを出来るだけ目に入らない場所に片付けましょう。それらを使いたいと思う機会を減らし、たとえ使いたいと思ってもすぐには使えない状態にしておきましょう。

ただし、徹底的に片付けをする必要はありません。最低限勉強の妨げになる魅力的なものが目に入らない状態になれば良いと思います。
勉強しなきゃいけないけれど、とりあえず片付けからしようと、やたら本格的に片付けや掃除を頑張り始める人いませんか?あなたの今の目的は勉強することです。部屋が綺麗になる達成感で満足してしまわないように注意してください。

僕の場合どうしていたかと言うと、中学時代の僕は、普段は家でゲームをするのでリビングにゲーム機が出してありいつでもすぐにゲームできるようになっていました。テスト勉強期間になって最初に行っていたのは、ゲーム機をきちんと片付けることです。勉強しなきゃいけないけど、ゲームもしたいんだよな…と思っても準備する手間や時間がかかるとなると、やっぱり勉強をしなくては!と考えるわけです。このように、すぐにはゲームを始められない環境を作ることで、勉強モードへの切り替えを行っていました。

パソコンで勉強する人は趣味や遊びに使っているアカウントではなく、別の勉強用アカウントを作ることをオススメします。そして勉強用アカウントには、趣味や遊び等の誘惑となるソフトはインストールしないでください。勉強用アカウントにログインすることで脳を勉強モードに切り替えられるようにしましょう。
他にも、デスクトップの表示を切り替えられるソフトもあります。趣味娯楽用のデスクトップ画面と、勉強用のデスクトップ画面を切り替えることで、勉強モードに入る方法です。ただし、デスクトップ画面の切り替えがボタン一つですぐに出来るため、僕は頻繁に切り替えしたくなってしまい、今はこの方法は使っていません。

習慣の力は強力です。
勉強を続けて行こうと思ったけどなんか続かないんだよなぁという人、自分は誘惑に打ち勝つ意志が弱いからとか、真面目にコツコツできるタイプじゃないからとか、思っていませんか?
人は誘惑に弱い生き物です。意志の力だけでどうにかするのは難しいということをまずは理解してください。そして、習慣の力を利用できる仕組みを作るのです。
人は皆いろいろな習慣を身につけています。例えば以下のようなものです。
・食事の後には歯を磨く
・シャツを着る時は左腕から袖を通す
・毎週金曜日の夜はカレーライスを食べる
・外出する時はマスクを付ける
このような条件行動は繰り返し行っていくことで習慣となり、条件が揃っているのに習慣行動をしないと、気持ち悪く感じてしまいます。勉強を続けていきたい人は、ぜひ勉強モードに入るための空間づくりを行って、その空間に入ったら勉強する、という習慣にしてしまいましょう。

スマホ対策

今やかなり多くの人が所持しているスマートフォン、通称スマホ。いつも持ち歩いて暇さえあればスマホを開いてしまう人も少なくないかもしれません。とても便利で、コミュニケーションツールや情報収集に利用するだけでなく、音楽やゲーム等の娯楽としても魅力的ですし、勉強に利用している人もいるでしょう。
しかしながら、集中して勉強する時にはこの便利なスマホが、逆に勉強の効率を下げてしまう危険性があります。

勉強する時のスマホの危険性はずばり集中を乱すことです。あなたが集中して勉強していても、SNSや電話、ゲーム等の通知に脳が反応して集中が途切れてしまうと、せっかく勉強していた内容が頭に定着しなくなり、さらに、再び集中するまでにしばらく時間が必要になってしまいます。その時間は20分以上とも言われています。
つまり、勉強に集中している時にSNSの通知を3秒で確認した場合、3秒のロスではなく、20分以上のロスになってしまっているということです。

スマホによる勉強の妨害を防ぐ一番の方法は、電源オフにして見えないところに片付けることです。機内モードやサイレントモードにしておくのでも良いでしょう。最初は手元にスマホが無いとそわそわしてしまうかもしれませんが、とにかくやってみれば徐々に慣れてくるので、まずはやってみてください。

スマホのアプリで勉強するとか、スマホでサイトや動画を見ながら勉強する、という人は通知が来ないように設定しましょう。アプリで通知を管理できるものもあります。
また、ランチャーアプリを複数用いて、ホーム画面を普段使い用と勉強用の2種類用意して、勉強する時には勉強用のホーム画面のランチャーを立ち上げるという方法もあります。勉強用のホーム画面では、趣味や娯楽等の勉強に不要なアプリは配置しないようにしましょう。

時間の捻出

勉強するための時間を捻出しましょう。時間を捻出するテクニックとして、以下の3つを紹介します。

・まとまった時間の洗い出し
・人を断つ
・スキマ時間の活用

まとまった時間の洗い出し

まずは日々の生活の中でまとまって1時間以上確保できそうな時間帯をピックアップしてみましょう。曜日毎にスケジュールが決まっている人は、各曜日について考えてみると洗い出しやすいかと思います。
次にピックアップした時間帯の中でこの時間帯は絶対に勉強時間に当てる、という時間を決めましょう。全ての空き時間を勉強に当てるのは難しいことが多いので、多くても8割くらいまでに留めておくのが良いと思います。僕は5割くらいをオススメします。
こうして空いている時間を洗い出しておくことで、突発的に何かしなければならない用事が生じた時に、勉強する予定ではない空き時間を当てる、とすぐに決めることが出来ます。いつ用事を行うか、勉強とどっちを優先するか等を迷っていてはその時間がもったいないのです。絶対に勉強する時間の割合として5割くらいをオススメしたのは、1日の中でも半分くらいの空き時間が自由に使えることがわかっていれば、用事にも対応しやすいですし、余裕を持って勉強にのぞめるからです。
さらに、1日の中で空き時間が複数確保できる場合は、なるべく早い時間の方を絶対に勉強する時間にするのが良いと思います。例えば19時から20時と21時から22時の1時間ずつが空き時間として確保できる場合は、19時から20時の方を絶対に勉強する時間にしましょう。
絶対に勉強するとした時間以外の空き時間は、もちろん勉強に使ってもらっても構いません。先ほど早い時間の方を勉強に当てた理由としては、勉強は始めてしまえば意外と続けやすいからです。

人を断つ

勉強する時間だけは勉強と関係ない話をする人を断ちましょう。可能であれば話しかけてくる人や話しかけたくなる相手のいない環境で勉強するようにしましょう。自分の部屋や、図書館、知り合いのいないカフェ等です。
自宅で家族がいる中で勉強する際は、勉強するから集中できるように話しかけたり気が散るようなことをしないでもらえるように協力を要請しましょう。

例外として、共に勉強を頑張れる友人と一緒に勉強する場合は、同じ空間で勉強するのも良いと思います。友人も頑張っているのだから…と自分のやる気や頑張りにもプラスの効果があるためです。
ただし、もし自分や相手が勉強以外の内容で頻繁に話しかけてしまう場合や、相手のことが気になって勉強に集中できない場合等は、一緒に勉強するのはやめた方が良いでしょう。

スキマ時間の活用

1時間以上の時間が確保できる場合についてはまとまった時間の洗い出しで説明しましたが、ちょっとした空き時間を活用して勉強するのも効果的です。
実際、人が本当に集中できる時間は15分程度と言われています。ほんの少しの時間でも集中して取り組むことができれば、塵も積もれば山となる、です。

特に、部活動が忙しい人や、副業を頑張っている人、幼い子供の子育てをしている人等は、このスキマ時間の活用が勉強のポイントになってくるかと思います。

スキマ時間活用のテクニックとしては、1分、3分、5分、10分、15分、30分等の時間が空いた場合や何分空き時間があるか不明な場合(例えば待ち合わせで友人が来るまでの時間等)に、それぞれ何を勉強するかを予め決めておくのが効果的です。何をしようか考える時間が無くなりますし、勉強する内容を予め想定しておくことで、時間としては細切れに勉強することになりますが、勉強内容自体はまとまって勉強した場合のように内容を一連の塊として頭に残しやすいという効果があります。

僕は通学や通勤の電車の中は精読したい本の読書時間と決めています。少しずつではありますが、これで毎月数冊の本をしっかり読むことができています。

暗記しなければならないものがある時は短い時間でも繰り返し行うことが一番のポイントなので、スキマ時間を活用するのが最適と言えるでしょう。

本記事のまとめ

・勉強開始前に環境を整えることで効率アップ
・勉強しやすい環境を確保してその空間では勉強するという習慣にする
・勉強中の集中をスマホで妨げてしまわないように対策する
・まとまった時間やスキマ時間をうまく使い周囲の協力も得て勉強時間を捻出する

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東大博士パパ
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