みえない
みえないときは、みえない。
なにがみえないのかが、わからない。
そして、言われる。「これが、みえないのかい」
私はみえない。でも、「見えるようになりたい」と思わなければ、変わらないとも思う。その考えがうまれないからだ。
今日もみえないものをみようとする。わからないといいながから。だから、わからないことを信じて、わかったようにおもう。ちょっと先を行こうとする。
そして、道にまよう。あわてない、いそがない。まわりをみよう。まわりもあわてている。おなじようにあわてるひつようはない。きっと、みんなはあわてていることも、忘れる。そして、おなじことをくりかえす。
ぼくはそれを見ながら、今日もみえない世界をあるく。