社会人がこのGWに「まんが日本の歴史」を読むべき4つの理由
首都圏、関西圏に緊急事態宣言が出たこともあり、このゴールデンウィークの遠出は難しそうである。もし何をしようか迷っているのであれば、まんが日本の歴史を読むことをお勧めしたい。
ぼくが読んだきっかけ
例えば「大化の改新」とか「盧溝橋事件」という言葉を聞いても、誰が何をした出来事なのか、スラスラと答えられる人はほとんどいないのではないだろうか。学生時代になんとなく習って、フレーズとしては覚えているのだけど、社会人になって、歴史に触れる機会がほとんどないため、みんな忘れている。
ぼくも「自己啓発本」や「スキルアップ」のビジネス書は読んできたけど、「日本の歴史」なんて、なんの役にも立たないと思っていて、これまで学生時代の復習をすることなく、社会人生活を10年以上送ってきた。
そんな中、電子書籍の大幅割引のキャンペーンもあり、ふと思い立って「まんが日本の歴史」を購入して読んだところ、むしろ、これこそ社会人が読むべき本であるという気がしてきたので、その理由をここに書きたい。
理由1 国際情勢の経緯が分かる
国際情勢というと、明治以降の話のようにも思えるけど、実は日本は、弥生時代から他の国との関係に悩んでいた。大化の改新なんかも「国外との付き合い方をどうするか」が発端といってもいい。そういった歴史を見ていくと、今話題になっている中国対アメリカの新冷戦などについても、その根本的にな原因からよくわかる。
理由2 社会問題と対策が予測できる
国際情勢以外も、地震、火災、飢饉、伝染病などなど、これまで日本はさまざまな問題に直面してきた。それらの問題を、その時の為政者たちがいったいどのように乗り越えようとして、また失敗してきたか、という姿をたどることで、今の世の中において発生する可能性のある問題やその対策を予測することができる。
理由3 「政治」がわかる
歴史を学んでいた学生時代に特に何も感じなかった「権力争い」とか「政治的な根回し」とかをしている姿を、社会人になってから見るとすごくリアリティがある。もちろん、いわゆる昔の「まつりごと」と「会社」は少し違うものの、同じ「組織」に所属する目線で見直すと、こういった「政治」の動きが非常に参考になる。
理由4 権力者の思いがわかる
自分が働いている会社の社長など、トップの気持ちはよくわからないことが多い。ニュースでオーナー企業の「お家騒動」が発生したりすると「なんでだろう」と思ってしまう。でも、歴史をとたどると、権力を全て手にした人は最後に必ず自分と家族の安泰を願うようになることがわかる。自分自身が権力者ならないにしても、身を守るためにも権力者たちの「思い」を知ることは大切だ。
おすすめの出版社
まんが日本の歴史は、たくさんの出版社から出ていて、中には更新がされず、結構古い情報のままのものもあるようだ。全部で20冊程度になり、安い買い物ではないので、自分に合った最適のものを選んでほしい。
ぼくは下記のサイトを参考に、集英社のものを購入した。時代によって漫画の作者が違うので絵柄が変わって少し違和感があったが、20冊もあるので、結果的には飽きずに良かったと思う。
年明けに購入して、あっという間に読んでしまったのだけど、このGWにもう一度読み返そうと思っている。
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