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デザイン初心者が知っておきたい!色の選び方の話

こんにちは。広報課の郡司です!

郡司(広報記事用写真)

まだまだ寒い時期が続いていますね~。☃

最近街を歩いていると赤やピンク色のバレンタインの広告をよく見かけるようになり、もうそんな時期か~と感じているところです🍫

バレンタインが近づくと店頭に美味しそうなチョコがたくさん並んで、見ているだけでワクワクするので、毎年この時期を楽しみにしています🤭

バレンタインの広告はなぜ赤、ピンク、こげ茶が多いの?

バレンタインの広告といえば「赤、ピンク、こげ茶」が多く使われていますが、これはなぜでしょう?

言わずもがな、こげ茶はチョコレートを連想させていますが、
赤やピンクは
バレンタイン=愛、感謝、情熱、告白、贈り物、プレゼント、思いやり
といったイメージを色を使って表現しています。

また、赤は見た人に食欲をそそる効果があることから、マクドナルドをはじめ、飲食店のロゴやポスター、店舗内装に多く使われているのは有名な話ですよね。

このように、色にはそれぞれ与えるイメージがあります。

なんとなくしっくりこない原因は”色”かも!

さて、皆さんはパワポや提案資料を作るとき、分かりやすくしたり目を引くために「色」を使いますよね。

そのとき、どんな風に色を選んでいますか?
(私はつい最近まで自分の好みだけで選んでいました。。。笑)

例えば、営業先で会社を紹介する資料。
テキストやアイコンは同じですが、色が変わるだけで印象が違ってきます。

上のスライドはなんだか統一感がなく違和感を感じるのに比べ、下のスライドはすっきりとまとまっていて好感が持てますよね。

これは使っている色が同系色なだけではなく、伝えたいメッセージと色が与えるイメージが統一されているからなのです。

「信頼感」を伝えたいときに最適な色は青です。
青色は誠実さを伝える色として有名で、他にも知的・忠実・責任感・冷静といったイメージを持つことから、企業のロゴに世界一使われてる色とも言われています。

逆に赤や黄色、紫は「危険」「注意」「不安定」といったイメージを与えてしまうことがあり、テキストと色で与えるイメージがちぐはぐしていることが前者がごちゃごちゃしていると感じる理由です。

つまり、伝えたいメッセージに合わせて色を選ぶと、資料が一段と魅力的になります!

ということで、今回は色が持つイメージ・与える印象をまとめてみました!
色が持つイメージを理解して、色選びを攻略しましょう👍


赤のイメージ

「プラスイメージ」・・・活発・情熱的・食欲を増進させる・目を引き注目させる・愛・興奮・前向き・闘争心・生命・自己主張・勝利・派手
「マイナスイメージ」・・・危険・暴力・対立・緊張・怒り・争い

消防車が赤色なのも人間の注意を引く効果があるためだそうです。パワポや資料で目立たせたい箇所に使うと目を引くことができますが、その反面で緊張感や攻撃的なイメージを与えてしまうので使いすぎには注意!ここぞというところで使うのが良さそうです。
また、原色の赤よりも、少しくすんだボルドーやえんじ色の方が目に優しく、資料に馴染みやすくなったりします。


黄のイメージ

「プラスイメージ」・・・陽気・親しみやすい・明るい・幸福・活発さ・希望・若さ・幼さ・明朗さ・楽しい・ゆるみ・華やか・奇抜・緊張・発展
「マイナスイメージ」・・・注意・危険・不安・軽率

よく目立ち、前方に飛び出して大きく見える特性から、標識の他にも子供の帽子など注意を促します。人に注意事項を伝えるようなポスターにも多く使われている色です。
黄色も赤色と同じく目を引く効果がある反面、使いすぎるとどこが重要なのか見えてきません。また原色の黄色は目が疲れて読みずらいので、少しくすんだ色を使うのがオススメです!



ピンクのイメージ

hince:https://hince.jp/

「プラスイメージ」・・・優しい・愛情・春・女性的・母性的・可愛らしさ・柔らかさ・若さ
「マイナスイメージ」・・・弱さ・繊細さ・か弱さ・不安定

母性や女性らしさ、愛情を連想させ、母の日やバレンタインデーなどの広告によく使われています。また、女性をターゲットとするメイクアップブランド、産婦人科のHPにもピンクが使われていました。
また、男性が淡いピンクのワイシャツを着ると職場の女性とコミュニケーションがとりやすくなるという噂も・・?ハンカチや、ネクタイに取り入れてみるといいかもしれませんね!

誰かに感謝を伝えるシーンに使うと、言葉だけでなく色でも相手を温かい気持ちにしてあげることができるかもしれませんね。


緑のイメージ

TERUMO:https://www.terumo.co.jp/

「プラスイメージ」・・・自然な・新鮮な・さわやか・幸福・平和・安全・健康・調和・地球・安心・信頼・若さ・やすらぎ・癒し
「マイナスイメージ」・・・未熟・保守的・受動的


健康、安心、幸福といったイメージから医療機器メーカーや、介護施設のHPにも多く使われています。パキッとした緑は元気なイメージを与え、柔らかい緑は安心感を与えます。

自然界に最も多い色で、赤や黄色に比べると注目させる効果は劣りますが、目に優しく、信頼・安全というイメージを与えられることから、青に続いてビジネスシーンで多く選ばれる色です。青だらけの提案資料の中では、あえて緑にすることで目を引くことができるかもしれません。


青のイメージ

福岡銀行:https://www.fukuokabank.co.jp/

「プラスイメージ」・・・信頼・誠実・忠実・責任感・清潔・神秘・知性・落ち着き・広大・順調
「マイナスイメージ」・・・冷たい・冷酷・寂しさ・不安・悲しみ


青色は誠実さを与える色として有名で、他にも知的・忠実・責任感・冷静といったイメージを与えるため、企業のロゴに世界一使われている色と言われています。金融サービスやITサービスのHPには圧倒的に青が多いです。他にも警察官や警備員の制服にも青が多いですよね。

また、目で見た時に確認がしやすいと言われているため、情報を伝える色としてよく使用されています。特に背景が青で文字が白、またそれと逆のものは、瞬時に判断でき、正しく情報が伝わりやすいと言われています。道路の標識がまさにその例ですね。

プレゼン資料で青色を使用すると落ち着いた、知的なイメージを相手に与えることができます。また、順調というイメージもあるので、メリットや優れている点などポジティブなメッセージを青色で表現すると相手に伝わりやすくなります。


紫のイメージ

アナ スイ:https://annasui.co.jp/collections/cosmetics

「プラスイメージ」・・・高級感・ミステリアス・カリスマ性がある・高貴・優雅・個性的・神秘的・大人っぽい・神聖・優雅・中性的・情熱的
「マイナスイメージ」・・・不安定・下品・孤独・二面性・欲深い・不明瞭・冷酷さ・複雑・放射能・極度の危険


悲しみや怒りを抑えたいときや、集中したいときに効果的な色です。また、紫色の服を身に着けることで芸術的な活動をしているときに感性が高まる効果があるそうです。心の状態がプラス思考の時は高級感、上品を連想し、マイナス思考の時は下品、欲深いイメージを連想しやすいと言われています。
アナ・スイというブランドコンセプトの化粧品「ANASUI」パッケージやHPに紫が使われていました!

ビジネスシーンではなかなか使う機会のない紫と思いきや、デメリットや失敗するケース、システム導入前の煩雑な状態など、良い状態と対比するシーンで使い勝手の良い色です!


白のイメージ

ふくだ内科循環器・糖尿病内科:http://fukuda-c.com/

「プラスイメージ」・・・清潔感・洗礼された・可能性・神聖・スタート・解放・軽い・平和・祝福・勝利
「マイナスイメージ」・・・冷淡・緊張・薄情・空虚・不安・味気ない


白は医者や、看護師の白衣は衛生への配慮というイメージを与えるためユニフォームの色として使われています。同じ理由で病院や歯医者の広告やHP、パンフレットには白が多く使われていますよね。

資料を作る際は適度な余白をつくると、余白=白と認識=洗礼された・開放感のイメージを与えることができます。また、説明会やセミナーで配布する資料には、余白を作ることで参加者がメモを取りやすくなる配慮にもなるので、一石二鳥ですね。


黒のイメージ

メルセデス・ベンツ:https://www.mercedes-benz.co.jp

「プラスイメージ」・・・クール・高級・威厳・自信・上質・シャープ・都会的
「マイナスイメージ」・・・絶望・重い・孤独・恐怖・暗い・悪


高額な車やホテルの広告やHPにもよく黒が使われています。高級感や威厳といったブランド力を表現するのには黒×シルバー、黒×ゴールド、黒×白などの組み合わせが最適です。また、ジムなどのトレーニング機器に黒いデザインが多いのは重い・重厚感というイメージから脳がしっかりと運動したと感じやすいからだそうです!そのため黒いダンベルよりも白いダンベルの方が脳が負荷を感じにくい状態でトレーニングできるとか・・!

一般的にビジネスシーンで文字には黒を使うことが多いですが、紙や画面に対して文字量が多い場合は、読み手に圧迫感や窮屈さを与えてしまうため、黒よりも濃いめのグレーを選ぶのがオススメです。


おわりに

いかがだったでしょうか?

色が与えるイメージを知ると、色選びも簡単になりませんか?

この記事を読んで、今後資料を作る時に「あ~そういえばこんな記事あったな~」と頭の片隅で思い出して貰えたら嬉しいです!

またちょこっと役立つ記事を書きたいと思います!

ではまた~!

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