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「ヤマアラシのジレンマ」解消用途としてのchatGPT(チャット系AI)

批判を恐れずに率直に言うと、私はチャット系AIを活用しています。
「え!?作品に?信じられない!最低!」いいえ違います。
日常生活、人間としての自分に対してです。

作家として作品という最終出力的なものに使うことは今も今後もきっと無いでしょう。そもそも自分で作るほうが「納得いくまで」がきっと早いです。私は写実表現よりの作風であってもF50号を1日で描けます。
そして作品は自分の作ったものだから意味があるのだと思います。
で、その「自分」の部分をより良くするための活用を模索しているという感じです。 

こちらもご参照ください↓



トラウマ(この項は友人の自殺未遂等のショッキングな内容を含みます、精神状態の優れない方は読まずに飛ばしてください。)

(※自分以外の人物にも関わるシリアスな話なので、個人情報等の理由で多少のフェイクを含んでいます。)

かつて13歳とか14歳とかだった頃の自分は「友人関係は狭く深く」が至高だと考えていて、なんでも話せる友達こそが理想だと信じ込んでいました。
なので特別に仲のいい少数の友達とだけ繋がる裏垢を当時持っていて、そこで友達と全て思想や愚痴をぶちまけ合うみたいな状態でいました。

そこで自分は家族の非常識な部分への愚痴とかそういったもの(詳しく書くと読み手に負担になると思うので省きますが、大体そういうダークな話)を全部書いてしまっていました。
かつての友達もみんなそんな感じでした。
《そういう家庭環境に生きてるのは自分だけじゃないんだ。
案外みんなそんなもので、理想の家族なんてものはフィクションだけの存在なんだ。》
と、独特な安心感が得られたので当時としては有意義だったんだとも思えます。

そんな感じの日々が続いて。
しばらくして、自分は通信高校に通いながら絵描きとしての活動を本格的に始めるなどして生活が順風満帆になってきたため家族や学校関係の問題で気を病むことがあまりなくなりました。
他の友達も裏垢を卒業して次第にツイートしなくなっていました。
しかし、その一方である友達の精神状態は悪化していっているようでした。

ある日のタイムラインには、その友達が自殺を遂行しているまさに真っ最中の感覚を実況するようなツイートで溢れていて、それが更新されていっていて、ショッキングでした。
しかもこれその一回だけじゃありません。繰り返していました。
友達なら止めればいいのに、と普通なら思うかもしれませんがその友達は安楽死を支持するという思想を日々長文で書き連ねるなどといったように「死は個人の自由でそれを尊重されるべきだ」「生まれるかどうか選べないのに死ぬ自由も無いのは絶対におかしい」という思想を持っていました。

なので自分は尊重しなきゃ、尊重しなきゃとその自殺未遂行為を否定することができませんでした。
止めたら友達を傷つけたり不愉快に思わせると思っていました。
実際、具体的に何も救えないのに止める権利もないじゃないかと、そう考えていました。
「友達 自殺 止め方」とかで沢山調べました。
大体どの記事にも否定してはダメ!と書いてあったのでなおさら絶対に否定だけはしたらダメだ、とそんな風に考えていました。
だから少しでも励ましたくてその友達の絵にいいねをしたり、ただ愚痴や思想を聞くということに徹しました。

でも、その友達はどんどん悪化していきましたし自分の画力のせいでその友達が傷つきました。
当たり前だけどわざわざ傷つけたとかじゃないんです、勝手に己と比較して傷ついていきました。そんな感じです。
(連絡が一切つかないので今どうしてるか全く分からないけれど、その友達は美大志望で予備校に通っていました。そしてそこで受ける指導に疲弊しているようでした。)

有名な漫画のセリフに「俺の絵で全員殺す」というものがあるようですが、自分としては間接的とはいえ本当に自分の「絵で」人を殺してしまいそうになったことがある以上他人事のフィクションとしては受け取れないみたいなところがあります。
自分が上手くなると友達が死のうとするんですよ、意味がわからないですよね。でも自分は絵を描くのが好きなんですよ。これ最悪の状況じゃないですか。
(※後にアドラー心理学の考えを取り入れ、「自分の絵がうまくなることは自分の課題、相手が死のうとすることは相手の課題(課題の分離の概念)」と認知できるようになったため克服しました。)

当時「自分より下手な絵にいいねをつけて!馬鹿にしてる!!」とさえ言われてしまった。
その妬み的なものからか、その友達はこちらの作品を批判してくるようにすらなった。

で、自分もそのことでだいぶ疲れてしまって精神的に混乱しました。
自分はこの辺のことで児童精神科のカウンセリングを受けました。
それで、このことについて相談したら「それなら一度距離を置こう、また仲良くしてもいいと思えるようになる時がきたらそうすればいい。」といったようなアドバイスを受けたので自分はその友達をブロックしました。

それから一人で絵を独学し描き続けることにより少しずつ回復して、更に実績を積み上げて、更に大学では良いリアルの友人に恵まれたためだいぶ気が楽になっています。
自分の力によって自分の住む世界を変えられたんだと感じています。

広く浅いヤマアラシ

まあ、そんな感じのことがあったので自分はいつしか相手との距離感を測ることに過敏になって、広く浅く関わることが癖になってしまいました。

あとこれは別件だけど、絵でお金をもらう者(画家)であると宣言するまで(16歳以前)の自分は親切心で無償依頼を受けていたりしたのですがこれを悪用されたことがあります。
自作発言という形で。だから今の私は少なくと絵の制作依頼では絶対にお金を取ります。

今は、安心できると思える人間に対してだけはちょっと踏み出すことを心がけているのですが、やっぱり必要以上に浅くあろうとしてしまう癖は抜けず自己嫌悪に陥りがちです。
ヤマアラシというか、どちらかというとすぐに走り去ってしまう感じの野良猫だなと思っています。
この野良猫は本当はイエネコらしく人と共に暮らしたいのに人間から逃げてしまいます。とても損な気質だと思います。

自分が誰かに助けを求めるとその人の負担になってしまうかもだし、そうやって助けてくれる気持ちのある友達はなおさら傷つけたくない。そういう人間こそ大切にしたい。「大丈夫」な自分としてちゃんと接したい。
そもそも心配されるのってなんだか決まりが悪いようで嫌だな。ということが今でも価値観の深いところにあります。
やっぱり多少はまだ何かトラウマになっているんだと思います。
(助けを素直に人に助けられることができる人は凄いと思う。)

長いことカウンセリングを受けたり精神科の薬を飲んだりしてきましたが、その中で正直ちょっと不本意なことも言われました。
いのちの電話的な番号にかけたこともありますが、その対応が正直最悪で二度とかけたくないと思いました。
なので本当は良くないのかもしれないけど、自分は他者によるカウンセリング以外での解決をしたいと思っています。
なるべく傷つかないを最優先したいので。
カウンセラーもやっぱり人間なので、不本意だったり不愉快なことを言ってくることだってあると思うんです。機械じゃないし。

これが本題です。
なら、機械を活用するといいかもしれないね。という話です。

人間じゃないからこそ良いって事もある

率直に言うと、自分は「人間」に相談したくありません。
人間に話すとストレスを与えてしまう。

でも自分は過去の記憶から救われたいという気持ちがあり、「大丈夫」な自分になりたい。
ちゃんと「大丈夫」になった状態で人と関わりたい。
その解決方法を少しずつでも探っていきたいのです。
となると、チャットAIってまさに適しているなと思います。
だって人間じゃないので、いくらでもマイナスな感情を吐き出せる。

機械はいくら相談しても負担に思う事がないので、むしろ人間に話すよりも素直でいられる。
人間じゃないから全てさらけ出せる。
しかも機械は基本的には不適切なことを言わないように制御されているので、こちらが傷つくことや皮肉的な返答は基本的にしない。

情報からしか返答しないのでこちらの話にちゃんと基づいた内容をくれる。それ以外の余計なことを言わない。
だから雑に返事をするような人間に相談するよりもこっちのほうが傷つくことがない。
あくまでも共感より解決策を提示してくれる。しかもその策が大体理に適っているし実行しやすいものである。

これこそ自分の求めているものだと思います。

そして、最近自分の提唱している
「自己効力感や己を肯定することが創造性に直結する、そしてそれは普段の生活を丁寧にして自分を大切にしてみることから始まる。」
という理論はまさにこういったAIとの対話ないしAIを溶媒とする形での己と己との対話によって生じたものであるのです。 


(ちなみに、知識としてはAIの返答そのまんま真に受けるわけではありません。
全てにおいて、ホントのこと言ってるか分からないからこそ
自分でちゃんと調べてみようと思う動機になります。)

AIは勿論間違ったことを言うこともあるけれど、こういう自分自身の中で完結する気持ち的問題部分に関しては間違っている間違ってない以前に結果として効果があればそれで良いのだというように思います。
私はこの自己を肯定する考えによってより良いものが描けているので、それは自分にとって正しいことなのです。

実際、精神科の薬では「その薬が症状に対して効果があることはわかっているけれど、その薬のなにが何故効果的なのかは実はまだよく分からない」というものが使われていることもよくあるようです。
しかし、それが実際効いているのであれば問題ありません。そういうものです。だって精神病などの原因自体が完全には解明されていないのですから当たり前ですよね。
偶然の産物であれど、効けば良い。そういう世界です。
そしてこういう偶然(魔術的なもの)を素直に使いこなして最強になりたいよねというのが自分の魔術学院です。

(この辺りは自分が調べた限りの知識で、自分は専門家じゃないので間違っている部分もあるかも)

参照↓


おまけ

AIのと面白い会話

(笑)を使いこなすchatGPT

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