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るろうに剣心の映画を観てきたよって話。+放談。

こんにちは。
先日髪を切ってきました。

外歩いたらすぐ顔オンリーで汗をかく体質なので、タオルでがっつり顔拭いたら前髪スッカスカになります。セットして出かけようもんなら汗かいたら秒で消えます。
絶賛隔世遺伝によるつむじとデコの広さに怯えていることもあり
一年ぶりに前髪矯正してシルエットまとめたのでどうにか見える感じにはなったかと。

しかし、美容院にて自分がファッション、髪型ともに敬愛するユニゾン斎藤宏介さんの写真を見てこれにして下さい、って言ったら
2時間後、そこにいたのは三四郎小宮でした。
8500円かかりました。

年を重ねるごとに「○○に似てるね」って言われる人が
バンドマン・タレント→芸人にシフトしてくのがちょっと辛いです。
昔はガンダムの主題歌歌ってた時のバックホーン山田さんに似てるって結構言われてたのが懐かしいです。


なんとかアラサーの壁に立ち向かっていこうと思います。


近況と言うかなんというか。

FF7のユフィのコンテンツが発売されましたね。

めちゃくちゃやりたいんですけど肝心のPS5が手元にないです
昨年冬から散々店舗回ったり抽選応募して外れたりするうちにもうどうでもよくなった感あったんですけど
そもそも本当にこの世にPS5って存在するんでしょうか。
もうあれはSONYが僕に見せた春の幻なんじゃないかと思っています。


あとコロナワクチンを打とうかちょっと迷ってるんですが、
あれ筋肉注射らしいですね。
何かめっちゃ痛いらしいです。痛いのはやだな。

それと最近「ワクチン打つと5Gになるぞ!!!」みたいな謎カルト説みたいなのが某所で散見されるんだけど、あれ真面目にどういう理屈なんでしょう。コロナは風邪って言い張る集団以上に胡散臭いんですが。

俺自身が5Gになることだ!!!」とか言って周りのwifiとかめっちゃ見えるようになる超ミュータント人間になるんでしょうか。
いつの間にか強制アップデート2.0とか行われてBluetooth機能とか追加されて急に知らん音楽傍受して自分の体から発するようになるんでしょうか。
ちょっとそれは怖いので嫌です。


冗談はさておき本題で、
先日るろうに剣心の映画を観てきました。
一か月前にFinalを、数日前にBeginning観てきました。

自分は大の原作漫画ファンなんですが(アニメは世代じゃなくて観てないです)、そんな自分でもこの2本は満足の出来でした。

とにかく全編通してアクションが素晴らしかった。
良く漫画の原作実写は~とか、そもそも邦画は~、とか言われがちですけど、何なら自分がそれめっちゃ言うポジですけど(基本ほぼ字幕洋画しか見ないマンです)、
るろ剣映画については本当にやってくれてありがとう、って感じです。

そもそも時代劇、剣術っていう日本の歴史をベースにしてる点で他のSF実写とかとはやりやすさがダンチなんでしょうけど、
シンゴジラとかも良かったけどこういうビックバジェットの邦画もまだまだ捨てたもんじゃないなと思いました。
監督も演者も良いもの見せてくれてありがとうございました。

という感じで、自分なりに映画全シリーズ振り返っていこうと思います。
原作ファンなのでそこの視点はかなり入るかも知れないのと、
全作観返したとかじゃなく当時の記憶を探りつつ書いてくので細かな解釈違いがあったらすみません。

では。

1.るろうに剣心

(好き度:60)

剣心実写化、との報を聞いて「おいおい大丈夫か…」と思いつつ劇場では観てなかったけど、割と評判良いのでレンタルにて鑑賞。

当時の感想。良い所もあるし言いたい事もある。
アクションは期待以上だった。

刀衛編と御庭番衆編リミックスって感じで、
それなりにストーリーの筋はまとまってはいたのでここからるろ剣入るよ、って人にとっては楽しめる作品だと思う。

ただ原作勢からすると異なる2つの話ごっちゃにしたせいで御庭番衆編のエッセンスが武田観柳と高荷恵以外殆ど無くなり蒼紫様登場無しっていう。
まぁ話の都合上刀衛をラストに持ってきたかったからなんだろうね。

多分制作チームもこの一作で終わる危惧もしてたのか、
原作で後に出てくる敵(縁編)の番神と外印も出したろ!的な大盤振る舞いというか、先走りというか。

あとこの時点では薫とか恵とか女性陣もうちょい適役いたんじゃねとは思った。次作以降メイン陣はそんな気にならなくなったけど。
初作なのもあり、コスプレ感は否めなかったような。剣心、左之助、刀衛は良かった。

あと例の江口洋介のワイヤー牙突は評判通りの出来で笑った。

ワンオクの主題歌は露骨にタイアップ臭がしてどうもなぁ。

2.るろうに剣心 京都大火編

(好き度:90)

当時映画館でバイトしてたこともあり、スタッフはタダで観れるとこで働いてたので映画館にて鑑賞。
まぁ前作悪くはなかったし好きな京都編だしキャストもそこそこじゃん、どんなもんやと思って観に行ったらびっくりした。舐めてた。

原作厨としては内容をほぼ再現しててすごい良かった。
前作がそこそこヒットしたからなのか、素人目に予算上がったんやろなーっていう演出が派手で良かった。

あと何より宗くん。神木くんがハマりすぎてた。
個人的に「剣心 VS 宗次郎(一回戦)」がこの映画シリーズのベストバトル、ベストアクトだと思ってる。後のまっけんゆーも素晴らしいけど。

申し訳程度に出てきた蒼紫様もどうなるかと思ったけど、翁役の田中泯さんとの戦闘すげぇ良かった。
あと土屋太鳳は嫌いじゃないけど操には全然似てなかった。

最後の剣心の屋根ダッシュもだけど、
もうとにかくアクション映画として最高だったと言える。
ただこれ一本で完結はしないんだよね。モロに前後編の前編という感じ。
でも京都大火編はようやったよ。ようやった。

3.るろうに剣心 伝説の最期編

(好き度:45)

からの京都後編。
当時映画館でバイトしてたので以下同。

前作で期待値が上がりに上がった中、諸々の事情は鑑みても
駄作以上、凡作以下。
たぶん原作ファンは激おこか失望、
原作知らない勢もそこまでっていう感想になってたような。

唯一良かったのは志々雄様。藤原竜也の熱演。
ただ言うてあれ戦隊ものみたいに4対1で戦ってたからな。
アクションとしては映えるのも分かるし、原作だと一人志々雄にやられてまた一人のタイマン重ねだったからそれを映画でやるのは、っていう事情は分かる。分かるけど。
まだ剣心vs志々雄オンリーのが良かったよ。

あとあんま人種的な事は言いたくないけど、由美さん役当てがうのは純日本人の俳優さんでしょ…と。

そして原作の改悪も改悪。
安慈も宇水も齊藤一も全然掘り下げない。
廃仏毀釈とか宗くんの過去とか細かくやれとは言わんけど、
十本刀が全然活躍しない。

その割に福山雅治演じる比古清十郎との特訓シーンは死ぬほどやるし、
中盤~ラストに掛けてテンポ狂わせるオリジナル展開持ってくるし。
福山出した以上は大人の事情で尺使わなければいけないのか、
もしくは監督が龍馬伝やりたかったのか知らんけど。

いやね。確かに原作の京都編の後編部分が上にも書いたようにひたすらタイマンバトルの連続、言うなればブリーチ的なスタイルだから(あれよりは中身濃いけど)脚本として盛り込む難しさは分かるし、
その割に敵役のバックボーンは史実ベースもあって重すぎるからやり辛いのも分かるんだけど、もうちょいどうにかならんもんかね。

あと謎の伊藤博文推しなんなん。原作にそこまで出てないやろ。

マジで藤原竜也で持ってた映画だった。
あとワンオクの主題歌がこの作品だけ歴代イチ良かった。

4.るろうに剣心 最終章 The Final

(オススメ度:85)

人誅編。
京都編とは打って変わってテーマ的にも内容的にも少年漫画よりも実写のが映える作品だよなぁ、と思ってたけど成功と言って良いんじゃないでしょうか。

原作を本当にギュッとした内容なので、
人によってはあのシーン無かった、あのバトル無かったって不満はあるかもだけど(薫の死亡偽装・落人村とか)、そもそも原作自体がこの話結構間延びしてた印象だったので自分は上手くまとめたやん派です。

追憶編を単独でやるのは良い試みだと思うし、でも人誅編を先にやるなら前者の説明は不可欠だし、って考えるとあそこはあぁなるわな。

ただ本来ならここで満を持して上でも書いた戌亥番神、外印の出番だったのに最初に無駄遣いするから…。
ここでこそ左之vs番神、斉藤vs外印見たかったなぁ。

新田真剣佑は最高でした。何なら原作より良かったまであります。
今までのバトルとは違い、剣心に向けての憎悪溢れる体術交えた剣技が最高でした。

あと伊勢谷友介の逮捕とか関係なしで純粋に蒼紫が脚本の都合上超しょぼい退場の仕方してて笑いました。
そしてどう考えてもFF7のバレットが途中出てきて剣心と和洋折衷バトルするのでそこも楽しかった。原作以上にバレットだった。

強いて言うなら原作の最後の解、
剣心の贖罪と決意を込めた「剣と心を賭して~」の名台詞、
原作ラストの薫が言う「とりあえずお疲れ」が無かったのは初見ではちょい残念だったけど、あれを実写にしてしまうと陳腐化してしまうって想いが監督にあったんじゃないのかな。
そう簡単に自己満足の贖罪はさせねぇぞ、一生悩め的な。
それはそれで誠実な作りだし、現実そうだよなあとも。

それもあってか終始話が原作以上に暗い。
面白さ、エンタメ性は京都編のがあったけど、これは一つの作品として完成してる。それと原作との違いの折り合いをつけるかどうかが評価の分かれ目だね。自分はこれはこれで全然良いと思います。

5.るろうに剣心 最終章 The Beginning

(オススメ度:85)

追憶編。
これを単独の作品として実写化したのは英断だし当然だと思う。俺だってそうする。
というか原作のこの話自体が良く出来すぎてるからちゃんとやればまず失敗は無い案件。それをどう料理するか、ってことなんだろうけど、
自分的にはほぼ文句ないです。良かったです。
舞台の年代もあってエンタメから時代劇に寄せたな、って印象でした。

原作厨だけどアニメは一切観てないので、
池田屋事件とかガッツリやっててなるほど史実交えてがっつり新選組側も掘り下げるのね、って観ながら思ってたけど
どうやら調べたらOVAのアニメ時点でその描写あるのね。なんならそっち準拠にしてるのね。納得。

この時代の剣心って確か14歳くらいだったと思うけど
それを30超えの俳優が演じるって凄いよな。
流石に中学生の年齢には見えなかったけど、役作りか顔もやつれさせてて、人斬りの眼もしていてちゃんと過去の剣心に見えました。
初代映画より10年経ってるのに。俳優ってすげぇ。

あと有村架純が巴だった。まんま巴だった。
キャラの中でも相当なハマり役だった。キャスティング班グッジョブ。

それと、原作では漫画キャラ的要素が強かったSF隠密集団「闇乃武」を、時代に生きる信念を確かに持つ幕府側の人間として描いたのも良かった。
特にこの追憶編は勧善懲悪とは正反対の物語なので、
エンタメ性を排してでも真摯に「追憶編」という物語に向き合ってくれた制作陣に敬意を示したい。

細かいこと言うなら、
闇乃武の攻撃(主に自爆)が思いの外ダメージ少なかったので、
なぜ辰巳と闘う際に剣心が聴覚、視覚を失ってたのかがこれ原作知らん人には伝わり辛いんじゃないかとは思った。
なんでこいつわざわざ目瞑って縛りプレイしてるんや的な。

あと巴の最後のモノローグ、
原作にあった「それどころか、愛してしまった」は欲しかった…
確かあそこの台詞はなかったよね?聞き逃してたならごめん。

この作品、そもそもがフィクションで盛ってはいるけど
がっつり史実交えた時代劇なので普通に学校の授業とかで教材として見せれば良いと思うよ。
グロいので小学生はあれかもだけど。
それで日本史に興味持つかも知れないしね。


何はともあれ、色々書いてはきましたが
何だかんだるろ剣5部作、楽しませてもらいました。
日本でも屈指の漫画実写化、アクション映画だったと思います。


P.S.今日の余談。


それでは。

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