ロップイヤーの適性体重って?痩せすぎ・太りすぎを防ぐ方法
ロップイヤーの適性体重って?痩せすぎ・太りすぎを防ぐ方法
うさぎといえば?と聞かれて、あなたはどんな姿を想像しますか?
長い耳やもふもふでふわふわの体、ぴょんぴょんとジャンプしながら移動する姿などを
連想する人が多いと思います。
また、小動物ということで、小柄な体格を想像する人も少なくないのではないでしょうか。
しかし、実はうさぎはとても体重管理が難しい生き物。
食生活や生活スタイルに気を付けていたつもりなのに、うっかり肥満状態にしてしまうことも……。
今回特集するのは、垂れたお耳と大きな体が魅力的なロップイヤー種のうさぎ達!
種類によってそのサイズ感は異なりますが、おおむね3キロから5キロほどという、比較的大きめの体を持つうさぎ達です。
そんなロップイヤーのお世話をするとき、どうやって体重管理をしていけば良いのでしょうか?
悩める飼い主さんにお役立ちな情報を紹介します!
◆ロップイヤー達の体重ってどのぐらい?
まずは、ロップイヤー種の体重について知っておきましょう!
ロップイヤー種のうさぎは種類によって基本的な体重が異なります。
ロップイヤー種の代表格であるイングリッシュロップイヤーの場合は4キロから5キロ程度、アメリカンファジーロップイヤーなどのやや小さめのサイズ感の種類の場合は3キロほどの体重が基本といわれています。
つまり、そんな「基本体重」を大きくオーバーしてしまうようなら肥満状態ということ!
もちろん逆に、体重が少なすぎても良くありません。
飼い主さんは出来る限り、飼っているうさぎの体重を把握し、計画的に体重管理を行っていきましょう。
◆肥満状態・痩せすぎだとどんな問題が?
肥満状態になってしまったうさぎには、さまざまな問題が起きてしまいます。
たとえば足に対する負荷が大きくなることで怪我が増えたり、動き辛くなることで運動不足に繋がることがあります。
特に注意してあげたいのがソアホックや皮膚炎など。肥満状態になったから足周りの体調不良が起きるとはなかなか想像できないものなので、意外に思われる方も多いかもしれません。
また、他にも、脂肪肝や糖尿病といった病気の原因となったり、それを治療しようにも脂肪のせいで麻酔がかけ辛いという深刻な問題にぶつかることも……
また、逆に痩せすぎているのもよくありません。
食欲不振などによって痩せすぎている場合、放っておくとうさぎはどんどん衰弱していってしまいます。
この場合、食欲不振の原因を見つけて対処しましょう。
多くの場合、ドライフルーツのあげすぎや、ペレットや牧草の量が少ないことなどが原因です。
しっかり食べているのにどんどん痩せていく……という場合は深刻な病気が疑われるので、すぐに動物病院へ!
◆ロップイヤー種の体重管理のコツは?
うさぎは体重管理が難しい動物で、ぱっと見では太っているように見えても実は脂肪が少なく痩せすぎの状態であったり、逆に痩せているように見えても内臓脂肪がたっぷりついていたりと、見た目での判断がなかなか難しいところがあります。
特にロップイヤー種のうさぎは見分けるのが難しいため、可能なら動物病院でチェックしてもらうのが一番良いのですが……それほど頻繁に行けないという方も少なくないはず。
今回は、ご家庭でも出来る体重管理のコツをまとめてみました。
・体重をこまめにチェックする
うさぎの体重は体重計を用いてこまめに確認して、大きな変化がないかチェックしましょう。体重を計る度に記録をつければ、うさぎの体重の変化がわかりやすいですよ!
・食事量の調整
体重をチェックした結果あまりにも体重が増えすぎている・痩せすぎているようなら、食事量の調整を試してみましょう。
意外に思うかもしれませんが、ペレットのあげすぎも体重増加の原因になります。
うさぎがある程度の年齢になったら、主食はチモシーとし、ペレットをあげる量はなるべく少なく留めましょう。もちろん、おやつのあげすぎも注意!
うさぎに喜んでもらえるのでついついたくさんあげたくなってしまいますが、うさぎのためを思ってぐっと我慢しましょう。
◆ロップイヤー種は定期的な体重チェックを!
ちょっと大きめのサイズの子が多いロップイヤー。
それだけに、体重管理も他の種類よりちょっぴり難易度が高めです。
でも飼い主さんがしっかり予防してあげれば、肥満や痩せすぎを防ぐのも難しくありません。少しでも気になることがあれば動物病院でチェックしてもらったり、生活のアドバイスをもらうのがおススメです!
愛しいうさぎのために、体重管理を頑張ってあげましょう!
講師:岸本
幼少期に訪れた動物園で白い毛のロップイヤーラビットを見て「天使みたいな生き物がいる!」と電撃が走って以来うさぎに夢中。
今では自他共に認めるうさぎ好きで、「うさぎの魅力を語っていたら聞いていた相手もうさぎ好きに」「プレゼントをもらう機会があると何も言わずとも皆うさぎグッズを買ってくる」「友人がうさぎ柄のグッズを見て「あっ、岸本さんだ」と言い出す」などのエピソードを持つ。趣味はうさぎのぬいぐるみ集め。