常識から逃げよう

今までとは違うやり方が必要なんだ。

と思った。

晴れて、妙に時間の余った休日の午前中。

お布団を干せばいいし、洗濯したっていい。料理する？　お菓子作る？

でも、やりたくない。

ぬり絵する？

読書する？

なんかやだ。

なんだか全てがいやなのである。

やる気がないのとも違って、やろうと思えばなんだってできる。ただ嫌なだけ。

こういう持て余した時間が嫌いで、勢い良くない時間の使い方をしていた。

端的に言うと、用事もないのに母に電話することだ。

母との電話はよくないことばかり。

結果的に得るものが何もない。電話の最中も神経がぴりぴりして、電話を切った後は、いつも腹を立てたり、落ち込んだり、電話する前以上にいらいらしたり。

何のために電話するんだか分からない。なぜ電話しようと思いつくのか分からない。

だから今回は、電話から逃げることにした。

なにか、別のことをする。

まず包丁を研いだ。

新聞紙が切れるくらい研いだ。気持ちが良い。

これで毎週のかぼちゃ切りも、もっとスムーズにいくことだろう。

よしよし。

その次に、おやつを食べた。もうすぐ復職するので、空腹には慣れないといけないのだけど、もういいや。今日は良しとする。おやつ万歳。

それから、いつも決まった人のnoteしか読めていないなと思い出して、noteのおすすめ記事を読んでみた。

本当にたくさんの方がいて、たくさんのnoteが毎日更新されているのだなぁと、ゆけどもゆけども新しい記事が出てくる様子にびっくりする。

いつも読んでくださっている方との出会いは、本当に奇跡の出会いだと思った。

いつもありがとうございますと頭が下がる。

SNSでの時間潰しほど、無益なことはないとよく言う。

その通りだと思うけど、SNSの海を泳ぐことの何が悪いの？　とも思った。

やってだめなことは、自分がやってみてから決めればいいのであって、やる前から他人から強制されることじゃない。

何が得で、損か。

この日の私は、母との電話よりもずっと有益な時間をすごしている。

なーんだ、と思う。

逃げよう。

その先がSNSの海へのダイブだとしても、自分のやりたいことであれば、有益な時間の過ごし方になる。

思ったよりも簡単なことだったな。

逃げ方がワンパターン。

やることがワンパターン。

方法がワンパターン。

後悔もワンパターン。

ワンパターンの檻から逃げるためには、なんとなく「やらなかったこと」「やったらダメなような気がしていたこと」をあえてすること（ただし人に迷惑がかからないこと）。

同じことを繰り返していても、同じ結果しか生まれないことの方が多い。

やらなかったことを、する。

今までの自分の常識から逃げよう。

逃げて、変わろう。

【今日の英作文】
去年より人に「良かったね」とたくさん言いたい。
I hope to say people ''I'm happy for you'' much more times than last year.

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