誕生日プレゼントとは

文通相手の誕生日がもうすぐなので、誕生日プレゼントを買いに行った。

健康志向がとても強い方なので、食べるもの、触れるものにこだわりがある。適当なものでは全然喜んでもらえないかも。

誕生日プレゼントとは、相手に感謝されたくてするものじゃない。

一番は、私があげたいからプレゼントするものだ。自分が祝いたいからするものだ。

だけど最初から喜ばない、ありがた迷惑なプレゼントほど、寂しいものもないと思う。相手を思い、自分が贈りたいものを選び贈る。それがベスト。

去年はポーリッシュポタリーと呼ばれるポーランドの食器（マグカップ）を贈った。

ポーリッシュポタリーは、温かみのあるデザイン・絵柄、雰囲気のある食器で、私もスープ用の小鉢と湯呑み茶碗で愛用している。

さて、今年はどうしようか。

少し前にふらりと立ち寄ったお茶屋さんで、素敵湯呑み茶碗を見つけて買った。

また茶碗か、と思ったけど、誘惑に負けた。

その湯呑み茶碗だけだとプレゼントとしてちょっと寂しいので、なにかもう1つ2つ。

映画館の帰りに、近くのショッピングモールに寄って、雑貨屋さんを眺めて回ることにした。

アロマキャンドル、お香、時計、パスケース、便箋、ブロックメモ、ハンドクリーム……。

世界はほしいものにあふれている！！

（という番組があったような、ないような）

私がプレゼントされたい！

アロマキャンドルがイチオシかなあと思いつつ、苦手な香りだと、こんな巨大なキャンドルほしくないしな、と思う。1つ2000円以上もするし。。。これ何時間くらい持続するんだろう。火の加減もあるだろうけど、ちゃんとしてそうだから、30時間は余裕かも（よく知らんが）。

お香は前に、ハマっていたと聞いたことがあった。小さめのお香なら一本長くて30分ほどだろう。

いつまでも、そこにどかーんと存在するキャンドルより、ハードルが低いかも。使いやすいかも。

「あじさいの香り」という珍しい感じで、良き香りのお香を購入することにした。

それから迷った末に、コスメポーチと書かれてはいたけど、ペンケースより大きくて、よくあるコスメポーチよりは小さめの、がま口ポーチを買うことにする。

柄がとても素敵だった。

よし。

相変わらずプレゼントの内訳に一貫性がないけど、新しい仲間はこの2点に決まり。

湯呑み茶碗と、お香と、コスメポーチ。

わーい！

贈るのが楽しみ！

プレゼント選びは、頭が痛いなとか言いつつ、何にしようかと相手のことを考える時間が、なにより楽しい。

どんなものが好きかなあとか、どんなものだったら使ったり、そば置いておこうと思ってもらえるかなあとか。

私だったら、あまりにも高価すぎるように見えるものは、ありがたすぎて使えないし、生活に馴染まないものも、飾っておしまいになってしまう。

だから、日常的に食べそうな食べ物などの消えもの（ハーブティーとか）一択の時期も長かった。

プレゼントは贈る側、贈られる側両方が楽しいのが一番いいなと思う。

もちろん全部望むのは、望みすぎにしても。

少なくとも今回は、私が贈りたい！　と思うものが買えてよかったなあと思う。

誕生日プレゼントは、相手に喜んで欲しいも、もちろん大事だけど、それが行き過ぎると、思った反応が返ってこないとき、何かをはき違える。

自分が贈りたい気持ち。祝いたい気持ちが第一にくること。

それ以上でも以下でもない。

高いからいい、品数がたくさんだからいい、というものではないように。

誕生日プレゼントとは、自分の祝いたい気持ちをベースに、相手が喜ぶことを想像して買う、それが肝要。

どんなものがセーフとか、これを買えば絶対大丈夫というものはないけど、とてもシンプル。

カードやメールだけだって、きっといいんだと思う。

【今日の英作文】
お年寄りに親切にする第一歩は、席を譲ることです。
The first step to be kind to the elderly is giving up your seat.

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