コブシとモクレンとハナモクレン

仕事に行く通りにある街路樹に、モクレンの小さいような花が咲いているのに気づいた。

この時期の花は桜がきっと主流なんだろうけども、私は桜よりもモクレンが好きだ。

しゅっと上向きに咲いている姿。真っ白やピンクの分厚めの花びらが、落ち着いていてなんとも格好いい。

ここ数年はマスクの生活になって、その前から花粉症なので、モクレンの匂いというのを真剣に嗅いだことがないので、匂いの話はできないけど。

さて、その通勤路でであった、モクレンのような、でもサイズが小さい花を調べてみた。

どうやら私が見たのは、コブシというらしい。それから、もっと驚いたことに、モクレンには白とピンクがあると思っていたら、違う名前の別の花（木）だった。

モクレンはピンクしかないし、モクレンだと思っていた白い花は、ハナモクレンというらしい。

知らないことが、たくさんあって、なんだかわくわくしてしまった。

コブシの花は、小さいながらも、モクレンのようにしゅっとしていて、健気な感じがする。負けん気の強い小型犬みたい。別にモクレンやハナモクレンに負けてるわけじゃないけど。

小さくても、いさぎよい姿が格好いい。

コブシはどうか知らないが、モクレンヤハナモクレンは、少し暖かい日が続くと、すぐ散ってしまう。跡形もなく。

ちょっと寂しい。

桜はソメイヨシノも素敵だけど、咲く時期がすこし遅い、八重桜もすき。重たそうに枝がしなるように咲く姿もとても綺麗。

しばらく花の季節が続く。

楽しみ。

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