先走っても無駄よ

今読んでいる本は、ミステリー。

（『レーエンデ国物語 月と太陽』もすぐ読みたいけど、少し寄り道している）

この本を読み終わったら、また別の記事で感想を書こうと思う。

580ページ位ある、分厚い文庫本。

翻訳もののミステリーで、当地でベストセラーになって、この度（と言っても、買ってからかなり時間が経っている）日本語に翻訳、出版されたらしい。

長編ミステリーあるある。

はやく犯人が知りたい（フーダニット）。

はやくどうやって謎を解くのか、謎ができあがったのか知りたい（ハウダニット）。

全然問題が解決されないわけじゃないけど、進みが丁寧で、ゆっくりで、冗長気味なところもあったりして、飛ばし読みしたくなる。

しかし。

この本は、飛ばし読みするような横着な読者を叱るように、飛ばし読みしても無駄よと言わんばかりの仕打ちをする。

次から次へとどんでん返しがあって、数ページ先を飛ばし読んたところで、まず意味が分からないし、数十ページどかんと飛ばし読みしたらば、なんのこっちゃな話なのだ。

いいミステリーと言えるのだろうけど、はやく展開してほしい時の、このもどかしさと言ったら！

飛ばし読みなんて横着は、ゆるしまへんで！

ごめんなさい。

と思いつつ、時々どうなるのかなとついつい先をパラってしまう。

毎度、なんのこっちゃ、なんだけど。懲りずにやってしまう。

ちゃんと筋道立てて話は進んでいるんだから、先走っても無駄よ。

ふふふ。

著者にいいように振り回され、読書の仕方を諭されている。

そういう読書もあってもいいよねと思いながら、ついついする飛ばし読みが意味不明という、難敵。相当悔しい。

ホリー・ジャクソン 服部京子=訳 『自由研究には向かない殺人』（東京創元社・2021）

【今日の英作文】
自分の魅力は外見だと女性の前で目立とうとする人を見ると、正直呆れます。
Honesty, I think it's ridiculous to see people trying to show off in front of women just to attract attention based on their looks.

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