苛立ちと反省

後輩パートさんが入社して、2ヶ月半経った。

私よりはるかに年上の後輩さん。

人生経験もある。

世間知もある。

立場は後輩さんとはいえ、人生では大先輩だ。

年齢のことはさておき、人と人とのお付き合いなわけだから、仕事でも上とか下とか私は考えたくない。

私は後輩さんより、この仕事の経験が少し長いだけ。

この間、先輩パートさんがお休みされた。

パートは私と後輩さんだけ。

後輩さんに、洗浄を勤務時間延長してお願いしていた。

その日は、食堂のホールに出すドレッシングの小瓶や、ラー油の小瓶の中身を全部捨てて、瓶を洗浄にかける日だった。

面倒くさいけど、一つ一つ何個もある小瓶を、小瓶と比べたら、巨大なトレーに並べて、蓋も水圧で飛ばないようにして洗浄機にかける。少し工夫が必要。

簡単に説明しても、うまく伝えられる自信が持てなかった。適当に並べて、「これでいいでしょ」とかけてもきれいにならない。

私も毎度並べ方、かけ方に頭を使う。

きれいになるまで、洗浄機に何度もかけたっていいのだが、時間の無駄だし、お湯も洗剤も電気もただじゃない。

先輩パートさんがいなくて、一日手一杯な仕事量だった私は、相当疲れていた。

後輩さんと洗浄を交代する時間に合わせて、小瓶を洗い、小瓶セットを持って、洗浄ブースに向かった。

ふと忘れ物に気づいて、後輩さんに「私がかけるので、ここに置いておいてください」とお願いした。

けど、忘れ物をして戻ってくると、まさに後輩さんは適当に小瓶をトレーに並べて洗浄機にかけようとするところ。

私がやるって言ったでしょう!

気を利かせて、代わりにかけてくれようとしたのだとは分かるけど、それじゃうまく洗えないの。

いっぱいいっぱいの一日。

「ごめんなさい、これじゃうまくかからないの。洗えないの」

そうちゃんと言えたか、記憶にない。

感情のままに、苛立ちをぶつけたような気もする。

ハッとなった時は、いつも低姿勢で「すみません」が口癖の後輩さんが、また謝っていた。

たぶん、よくない言い方をした。

「人間だから、苛立つこともあるし、うまく伝えられずに、自己中心的に怒りをぶつけることも普通にある。

怒りを恐れすぎるな」

主治医にも言われている。

でも、疲れで我を忘れるなんて、最低じゃないかと私は思う。

あとの時間は、もうひたすらどんよりして、どんよりして、自分の身勝手さが情けなくて、落ち込んだ。

自分だめだな。

あかんやつ。

後輩さんがあがるときに、「暑いから、気をつけて帰ってくださいね」と声をかけることで精一杯だった。

いつも笑顔で、気持ちが安定した人。

目指すけど、遠いなあ。。。はあ。

仕事は仲良しを作る場所じゃない。

だけど、一人で何もかもできるところでもない。

仕事仲間と円滑に仕事をするにも、それなりの人間関係が必要。

覆水盆に返らず。

しょんぼり。

後日、あんな些細なことに感情的になったことを、後輩さんに謝った。

私の怒りは、後輩さんの記憶にないらしい。

人間ができてる。。。至らぬ人が先輩格ですみません、本当にありがとう。

反省。

今度は、単に怒りをぶつけるのではなくて、小瓶をどうやってかけたらいいかを、後輩さんと一緒に考えられたらと思う。

【今日の英作文】
ちょうど今そのテレビドラマを見終わったところです。
I've just finished watching that TV drama.

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