アメリカ大統領選挙に思うこと
事前調査で、接戦となった時点で、ハリスさんに勝ち目はなかったのかもしれない。
私は女性びいきするわけではないけど、個人的に、ハリスさんがガラスの天井を破る人であってほしかった。
アメリカという国のリーダーに女性がなるというのは、それだけで大きなインパクトがある。
時期尚早という言葉は、確かにあるかもしれない。
でもふさわしい時期っていつ?
女性だろうとなんだろうと、やってみる! と手を挙げた人が、何でもやれるのが、アメリカンドリームな気がしていた。
トランプ氏のことについては、あえて触れない。
バイデンさんのバッドタイミングな失言といい、大統領候補を引き継いだ時期といい、ハリスさんに準備期間が十分だったかは分からない。
もっと演説でハリスカラーを出せていたら、トランプ氏に勝てただろうか?
選挙直前の調査で、接戦だったのなら、やっぱりむりだっただろうな。
なぜなら、ひとつに彼女は女性だから。
さまざまな権利について、自由が多く認められているイメージが強いアメリカも、州ごとに法律が違うのはよく知られている。
極端な話だと、妊娠中絶が認められない州に住んでいる人は、認められる州にわざわざ行って、手術を受けたり、薬を買ったりするそうだ。
「女性は大統領には向かない」と考える人がまだまだ多くいる(らしい)中で、対戦相手が白人男性で、政策の方針が全く逆で、それでいて支持者も多くいる。その上、直前まで支持率が拮抗していたら。
勝てると言う方が、楽観的すぎだったのかもしれない。
支持離れというより、支持足らずだったのかなあと、他国の政治が分からないながらに、私は思う。
男女平等という言葉は、無駄にキラキラしている。
いい事だらけのような気がする。
男性側からしたら、今まで男性が背負ってきたもの、受けてきた逆差別を、女性は受け入れる覚悟があるのか。と思うことも多々あるのだろう。
私は男女平等とは、額面通りの不均衡を直すことじゃないと思う。
例えば、そもそも男性は子どもを産めない。女性は妊娠中や出産前後もケアが必要だ。それから日常でも、かなり個人差があるけど生理というものもある。女性の中でも、人によってはかなりの不自由を感じるものだ。
個人差も、性別差も絶対的にある。
そんな状況で、女性だから、男性だからと区別することなく、単純にみんな同じがいいは、できることなのか。
それって本当に望まれた未来なのか。
女性(全員)が男性化することが、男女平等なのか。
男女平等は、全ての女性にチャンスを与えたら、実現可能なことなのか。
男性の方が、組織の管理職になったり、トップになることが多いこと。
女性が、男性と比べて生涯年収が少ないこと。
それぞれの原因は、複層的で、一律にこういった不平等がすぐさま正せるわけではないのは、誰の目から見ても明らか。
個別の事情もあるし、社会の構造もある。
だからこそ、私は「男女平等」はチャンスであり、誰でも選べる権利であるべきだと思う。
例えば、子どもを持つ・持たないとか、パートナーの選び方とかみたいに。
どういう状態が男女平等で、誰でも実現可能な男女平等なのか、今はまだ私にはよく分からない。
男女ともにどんなに頑張っても、打ち破れない壁があることは事実だから、その壁を低くして、なくしていくことはいいことだろうと思う。
アメリカ大統領選挙は、私にとっては、その象徴的なイベントだったなと感じている。
ハリスさんに破ってほしかったガラスの天井。
アメリカは夢の国だ。
アメリカンドリームの国だ。
アメリカンドリーム自体が、もう古い考え方なのかもしれない。
でも、We can change.を叫んで、有色人種が大統領になれた国だ。
それこそ、偉大なるアメリカの姿だと私は思う。
アメリカはさまざまな人がいる国で、性別や人種や肌の色を超えてゆける、強い力のある国。
だから、夢のある国だと私は信じていたい。
【今日の英作文】
自分はばかなんかじゃないという人ほど、考えなしに人を傷つける。
A person who says they are no fool often hurts others carelessly.
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