女性の大敵「むくみ」と「冷え」の原因となる 「水」のめぐり
「水」めぐりが悪いと、どうなるか
「水」が全身をしっかりとめぐっていると、潤った美しい体になりますが、冷えやパワー不足が原因で、体のどこかに偏ってたまってしまうと、いろいろな症状となって現れます。
そのような状態を、漢方では「水滞 すいたい」または「水毒 すいどく」といいます。
代表的な症状として、「むくみ」があります。
水は重たいので、おもに体の下の方にたまりやすいです。
女性は足がむくむ人が多いですよね。
足以外にも、顔や手などがむくむこともあります。水がたまっているです。
お腹に水がたまってお腹がちゃぽちゃぽすることもあります。
また、体の中にたくさん水が滞ってしまうと、体が冷えます。
凍ったペットボトルを暖かい場所においても、なかなか溶けないのと同じように、冷えきってしまった体は温まりにくくなり、しつこい冷え性になってしまいます。
そのほか、
白ニキビができる
ジュクジュクした湿疹ができる
冷えるとお腹をくだしてしまう
という症状として現れることもあります。
また、「乗り物酔い」という症状が出ることもあります。
コップの中の水をゆらすと、コップの動きよりも少しずれて水がゆれ動きますよね。
そして、コップの動きを止めても、しばらく水はゆれています。
これと同じ状態に体がなっていると想像してみてください。
乗り物に乗っていて、体の中のたまった水分が少し遅れてゆれる。止まってもゆれている。
う、、、わたしはこどもの頃に乗り物酔いがひどかったので、想像するだけでも気持ちが悪くなります。
乗り物酔いも「水滞」「水毒」が原因だったのです。
そのほか、体に水分がたまっていると、「類は友を呼ぶ」と同じく、周りの環境の水分を余分に取り入れてしまって、調子が悪くなることがあります。
雨の日に頭痛がしたり、体が重だるくなるという症状が現れる場合もあるのです。
「水滞」「水毒」にいい食材
はとむぎ 小豆 黒豆 とうもろこし きゅうり とうがん すいか もやし
シナモン しょうが 昆布 わかめ
ハトムギ茶 小豆茶 トウモロコシのヒゲ茶 など
「水滞」「水毒」にいい生活
水の飲み過ぎは要注意です!
1日2リットルの水は飲み過ぎです。
15時から17時の時間に、温かい「トウモロコシのひげ茶」や「ハトムギ茶」を飲みましょう。
味の濃いものも控えるようにしてください。
お風呂につかったり、岩盤浴やホットヨガなどで汗をかくのも効果がありますよ。