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【読書】みんなのフィードバック大全_三村 真宗
どうも、斉藤 史朗です!
今年の3月頃出てきた本書。
会社内のある読書会で出題されたため(私は参加はしてませんでした)それを知り、気になったので、今回読ませていただきました。
著書プロフィール
1993年、慶應義塾大学法学部卒業。同年、日本法人の創業メンバーとしてSAPジャパン株式会社に入社。以後13年間に渡り、ビジネス・インテリジェンス事業本部長、社長室長、CRM事業本部長、製品マーケティング本部長、戦略製品事業バイスプレジデント等を歴任。
2006年、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、金融、通信、ハイテク企業等の戦略プロジェクトに従事し、IT戦略・ITビジョンの策定、ソフトウェア事業のBPR等を担当。2009年、ベタープレイス・ジャパン株式会社 シニア・バイスプレジデント。2011年10月から現職。
著者の他作品
①最高の働きがいの創り方
②新・顧客創造 先進ITが生み出す顧客共創の新・システム
③間接費改革から始める 戦略的コストマネジメント
(一部対談にて登壇)
本書の要点
1:フィードバックとは、相手が自分ではよく理解していない”課題や改善点や弱み”もしくは、”強みや長所や良い所”に気づきを与えることで、成長を促すコミュニケーションである。
「フィードバックなくして成長なし」
日本ではフィードバックや意見を貰うというと、ネガティブな印象があったり、受け手としても、課題があり相手から声が掛かっているのかな?という印象があります。
私自身も、フィードバックや1on1や営業同行後の反省会などはあまり嬉しい記憶はありませんでした・・
フィードバックは、課題や改善点などに気づく機会だけではなく、強みや長所などを見つける、認識させる機会でもあるということです。
受け手の問題もありますが、伝える側も相手に取って良い機会にしたいという想いから、伝えてきますので、両者ともに成長のために、この機会があるのだ。
という認識を持つことがより良い方向に進むと感じます。
2:フィードバックに欠かせない,
伝え手”ギャップフィードバック”と”ポジティブフィードバック”と受け手"コーチャビリティ"
特に受け手のコーチャビリティのスキルは重要で、よく採用面接で、候補者に”柔軟性”や”素直さ”を求める会社は多いですが、伝え手のフィードバックスキルが高かったとしても、(相手に合わせた話・タイミング・お互いの成長目的への目線合わせてなど)
成長したいが、素直さがなかったり、自分のやり方に固執してしまう場合だと、「伸びるはずなのに損するタイプ」になってしまう。
これは自戒も込めて私自身も、年齢を重ねる毎に周囲からフィードバックを貰う機会が減っているので、その貴重な機会やメッセージをしっかり受け止めること、そして自らメンターや師匠となる方にフィードバックを授けてもらうという姿勢が必要だなと感じます。
伝え手のフィードバックには、ポジティブ(強み、長所)とギャップ(課題)の2種類ありがあり、ギャップに関しては重めと軽めで対応方法が分かれる。
「ポイント=ネガティブな要素を使わないこと」
フィードバックは相手を蹴落とす、徹底的にミスを追求するのではなく、”相手に成長を促すため”の技法である。
普段からの信頼関係が構築出来ていれば、相手も傾聴の姿勢を示して、自己成長してくれる。言いにくいギャップフィードバックはなるべく1対1の時に話すようにして、他人との比較は使用せず、相手への配慮も大切。
3:結局は、VUCA時代を生き抜くための(先行き不透明)”変化対応力と知識、スキル、マインドを素直にアップデートし続けること。
そのために他者を活用して長所・短所もフィードバックしてもらうこと、相手にしてあげることで、お互いの成長スパイラルにつながる。
その中でも、スポットでの個別フィードバックも重要だが、全方位フィードバックの観点で、あらゆる人から日常的に情報を与え、提供していく。
その継続性が、360度評価のように一時的に固定された階級の方からの評価をもらうのとは異なり、先行き不透明な時代への生き残りに繋がる。
※360度評価>上司達によるMBO評価なので、360度評価を否定している訳ではありません。
私自身も20代~30代に掛けて仕事領域も変化させながら、様々なライフイベントを経験し、変化しつづけてきたし、変化することに抵抗は感じていない。
そして、自分のキャリアだけへの興味からパートナー、家族のキャリアまで考えるに広がりを見せている。
今回の参考文献こちら
補足:
コンカー社の社内アンケートでは、”自己成長”のみならず、”心理的安全性”や”働きがい”や”職場への愛着”などにもフィードバックの効果が表れている結果があります。
成長だけではなく、上記への組織的メリットもフィードバック効果にあるといえます。
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