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【大人の発達障害】自助会レボ〜生きづらさを分かち合う“居場所”〜

皆様は、「自助会(じじょかい)」というコミュニティーが存在することをご存じでしょうか?

ブログを開いていただきありがとうございます。世の中が「多様性」を重視しはじめ、発達障害がたくさんの方々に認知されてきた中、当事者である私たちは、「理解されない苦しみ=生きづらさ・孤独」を抱えているのが現状です。
私たち当事者やその家族が、安心できる場所は、同じ境遇を持った仲間同士で、生きづらさを分かち合える環境、つまり自助会です。

今回は、当事者の私が実際に自助会に2回出向き、思ったことをまとめました。基本的なことというよりは、体験したことが中心になります。ご了承ください。

こんな方におすすめ
・発達障害当事者または発達障害をお持ちの方のご家族
・「自助会って何?」「当事者の集まりってどんな感じ?」「実際行ってみてどうだった?」と気になる方
・行きたいけど不安な方


1.発達当事者会って?

会のイメージ

1-1 簡単にご紹介!

冒頭でも少し触れましたが、自助会とは、同じ境遇を持った仲間と、生きづらさを分かち合う会です。親御さんやご家族様は、「親の会」をご存知かと思いますが、私が行った会は、当事者が対象になります。(ASD・ADHD・LD・その他)
特に成人を過ぎた大人の発達障害当事者が対象で、申し込み等を自分自身で(または人の手を借りて)できる方が対象です。

1-2 実は2種類ある⁉︎

会の内容は大きく分けて、テーマトーク型と、フリートーク型の2種類があります。

①テーマトーク型

決まったテーマに沿って、体験談などを話し合いします。会によっては、ひとりずつ順番に話すというところもあります。話が苦手な方や、内容を詳しく知りたい方は、各会のホームページを見るか、直接メールなどでお問合せしてみてもいいと思います。

②フリートーク型

テーマを決めずに、グループごとに話し合いします。自分の特性を打ち明けたり、世間話や趣味の話をしたり聞いたり・・・
私が行った会は、フリートーク型でした。

2.自助会を知ったきっかけ

スマホで調べるイメージー

2-1 行きたい!と思ったきっかけ

当方生まれつき視覚障害のため視野狭窄(しやきょうさく)があり、3歳の時に発達障害(ASD)と診断を受けました。身障手帳と療育手帳を保有してます。
幼少期から今までの簡単な記録は、以下の記事をご覧ください。

社会人になり自立してからは、趣味の幅を広げ、様々なコミュニティーに参加し、様々な境遇の方々にお会いする機会が増えました。
音楽活動をする中で、ダンスを習ったり、地元メンバーでバンドのようなものを組んで教会で演奏したり・・・
自分の好きなことをのびのびとできる、そして仲間と高めあうことができるのが、音楽コミュニティーの魅力です!

おっと!!話がそれてしまいました苦笑 趣味の幅を広げ、コミュニティーに参加していましたが、そんな中・・・

「発達障害当事者の会に参加してみたい!」

ふと思いました。いやいやいや…
唐突にもほどがあるわ!音楽からどんな思考回路たどったらそんな考えにたどり着くねん!!(笑)

…言い訳ですが、脳内多動のため、突拍子もないことを思いついては、実行に移す癖があるのです(笑)言い訳は、いいわけないやろ・・・うん、ちょっと静かにしてや、やれやれ😅

そして、ひょんなことから私は、発達障害当事者が集う場を求めて動き出しました。

2-2 どうやって見つけたか

ネット検索で調べても情報が豊富すぎて、正しい情報や安全なコミュニティを探すのも一苦労!ということで、相談窓口で聞いてみることにしました。
発達障碍者専用窓口や、役所や医療機関とは別に、支援機関があります。私はとある事業所で毎月無料カウンセリングを受けているのですが、ある日電話で担当の方に、当事者会の件について相談したところ、カウンセリングの日までに一通り調べていただきました。

その中から、通いやすい距離のところを選びました。

3.実際に行ってみた感想

3-1 生きづらさを分かち合える

私はASDですが、ASDの人同士って、一緒にいて苦になることが少ないのですね。当事者会は、開催者・スタッフ・参加者はみな発達障害や、関連する症状のために、生きづらさを抱えています。だからこそ居心地がよく、話しやすかったです。
まさに「当事者の、当事者による、当事者のための会」です(笑)

3-2 自分のペースで大丈夫

はじめは緊張すると思いますが、話すタイミングは自由です。会によっては、順番に回ってくる場合がありますが、パスしても大丈夫!みんな理解してくださいます。グループの輪に入る必要もないし、うなずくだけでも大丈夫です。スタッフやほかのメンバーが話を振ってくださいます。
時々騒がしいグループがありますが、座席移動も自由ですし、立つも座るも途中退室して休憩するのもアリです。入退室自由なところや、オンライン開催もあります。

3-3 スタッフが心強い

先ほどもさらっとお話ししましたが、主催者やスタッフ、話を回すのが得意なメンバーが、話を振ってくれて、話を聞いてくれて、アドバイスしてくださいます。基本的には、ほかの人が話した内容を否定しない・言いっぱなし、聞きっぱなしというルールがあります。しかし、時にはアドバイスが欲しい時もあります。そんな時は、「どうしたらいいですか」と尋ねてみましょう。

3-4 開催場所で雰囲気が変わる

これまでに二度行ったのですが、一度目は和室で、二度目は会議室で行われました。
和室では、座布団を敷き、1つの部屋に二十人以上集まりました。フリートーク型でしたので、グループの輪も自然と大小いくつかに分かれました。初参加で話すタイミングがわからなかったのですが、女性スタッフの方が話を聞いてくださり、そこから周りの人と話することができました。
仕事をやめたばかりで、前職でのもやもやや失敗談、今後の不安など聞いてくださり安心しました。

会議室では、あらかじめ6人掛けの机で好きな席に座ることで、グループ分けができてました。こちらもフリートーク型でしたので、世間話から踏み込んだ話まで様々な話をすることができました。和室と違い、座るのが楽でした。二回目の参加でしたので、私から周りに話を振ったり、疑問に答えたり、少し先輩気取ってみました(笑)

それ以外にも、カフェやホールでの開催で、雰囲気はずいぶんとかわるでしょう。さらに、オンライン開催をやっているところもあるそうですよ!(^^)!

まとめ

みなさんこんにちは。
この記事を書き始めてから半年がたち、年末になりました。
もうすぐで最初の自助会から一年が経過します。
ご縁があり、自助会で出会った方と別の場所で再開したりもしました。

音楽が好きな人で自助会音楽トークで盛り上がり、今後は音楽特価グループを作りたいなーなんて思ったりもしました。リズムをとったり好きに鳴らしたり…楽しみは大人になっても変わりません。ぜひ音楽自助会を応援してください!

話がそれましたが、

発達障害・ASD・ADHD・LDその他生きずらさを抱えた皆様、

若者会や中高年の会、大規模な会から小規模な会まで様々な自助会があります。

自分で申し込みさえできれば、参加可能な当事者会に、来年はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

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