メタモルフォーゼの縁側

それこそ最初に読んだきっかけは麒麟の川島さんが紹介していたのを聞くか見たかして一巻を買ってみたんだった気がする。
読み始めたらそのやさしい世界にずっと浸っていたい〜ってなって、続きが気になりすぎてWebで続きを読めるとこまで読んでしまったのだ。
コミックス派なんだけどついつい…

メタモルフォーゼを読んでいるとき、わたしもかつてこれくらい自分の中で色々思ってたような気がするなぁと思いながらうららさんを見て、こんな風に歳を重ねたら人生ってこれからも楽しそうだなぁと雪さんを見る。

どのお話しもぜんぶ可愛くて愛しくて優しくてちょっぴり切ないんだけど特に好きなのは3巻の22話で、
夜のコンビニにお母さんとスイーツ買いに行く時のうららさんの言葉。

なんか いろんなこと
別にいつでもやっていいのかもって
今まで考えたことなかったんだけど
遠くまで出かけたり手の込んだ料理を作ったり
何歳かになったら「やってもいいよ」って
なる時が来るのかと思ってたけど
別にいつでも 今やってもいいんだなーと…

じぶんの気持ちの話しとかするのが恐ろしく苦手そうなうららさんが言ってるところに何だか胸がきゅっとなった。
何歳になってもなにかをやり始める時に人に話して肯定されないと踏み出せないってあるんだよなぁ。
自己肯定感の低さってこういうところにも顔を出す。

だからまだ高校生のうららさんがこうやって気づけたのが余計に嬉しかったのかも。

最終巻の50話で雪さんがコメダ先生にいう言葉は鶴谷さんにそのまま言いたい言葉で読んでいて涙が出た。

やさしくて可愛くて好きなものを好きって言って良くて好きなことをやってみてよくて、そういうお話しを描いてくれてありがとうございました。

また次の作品もたのしみだなぁ。
それとメタモルフォーゼの影響でBLも読んでみたくなったので友達におすすめ聞いてみたり、
こうやってちょっとずつちょっとずつ世界を広げていきたいな。

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