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2024年12月の記事一覧

RGM-79[G] 陸戦型ジム

RGM-79[G] 陸戦型ジム

 一年戦争を彩るやられ役量産機としてMS-06 ザクⅡ系の4,000機に次ぐ3,800機が生産された連邦軍の主力機、RGM-79 ジム系。驚くべきは、型式の79が示す通り(連邦軍の型式の数字は設計年を示すらしい)開戦後になってから設計を始めたにも関わらず僅か数ヶ月の短期間で量産を実現し、ソロモンやア・バオア・クーでの物量作戦を可能たらしめたことでしょう。

 連邦軍がMS開発に本腰を入れる直接の契

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一年戦争の狙撃手たち

一年戦争の狙撃手たち

MS-05L ザクⅠ・スナイパータイプ

 これは狙撃戦用に新たに開発された機体ではなく現地改修機ですね。既に旧式化していたザクⅠを素体にしているという意味ではリユースに近い機体かもしれません。

 地球に戦線を拡大した公国軍は、兵站の面からも工業生産力の面からも地上でのMS供給にもともと難を抱えていて、キャリフォルニア・ベースを接収して地上での生産拠点の確保に努めていたわけですが、ことオデッサで

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MS-15KG ギャン・クリーガーはあと10年戦える

MS-15KG ギャン・クリーガーはあと10年戦える

 これはちょっと説明を要する機体なんですが、戦略級シミュレーションの神ゲー『機動戦士ガンダム ギレンの野望』では、一年戦争後半に次期主力MS開発計画というイベントが発生して、ジオニック社のYMS-14 ゲルググかツィマッド社のYMS-15 ギャンのどちらかを選択するとその系統の後継機が開発可能になり、選ばなかった方は開発系統樹が閉じるというifシナリオがあったんですね。

 もちろんこれは実際に行

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MS-06J 陸戦型ザクⅡ【ホワイト・オーガ】

MS-06J 陸戦型ザクⅡ【ホワイト・オーガ】

 欧州方面軍で“白鬼(ホワイト・オーガ)”の異名をとったエルマー・スネル大尉の乗機。わりと珍しい陸戦型ザクⅡのカスタム機です。
 J型は汎用機のF型またはC型からの改修機で、地上戦での稼働効率を高めるために宇宙空間用の装備をオミットして空冷式の冷却機構や防塵処理を施した機体。ロールアウトは開戦前年の9月ですが、地球降下作戦以降、順次前線に投入され、従来機からの現地改修も多い。C型からの改修機はJC

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RX-78[G]E ガンダムEX

RX-78[G]E ガンダムEX

幻のガンダムか

 一年戦争中に開発されたガンダムは意外に多く、(実機未確認含め)8機あったとされている。
 1号機のRX-78-1は一般にプロトタイプ・ガンダムと呼ばれる試作機、2号機のRX-78-2はアムロ・レイの乗機として名高い“白い悪魔”、マグネット・コーティングを施した3号機のRX-78-3はG-3ガンダムとも呼ばれ、RX-78NT-1アレックスの開発素体となった。ここまでがファーストロ

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