一生涯のパートナー
#私のパートナー を見て一番最初にこれを思いついた.
『私のパートナーはこの身体です』
そこに愛はないが,それ以上でも以下でもない.一生涯のパートナー.
生まれた時からこの身体と共に動いている.時に傷つけ,時に泣き,笑い,怒り,そして死んでゆくパートナー.
強いて言うなら"哀れな存在"とでも言おうか.こんな僕に付き従わないといけないパートナー.
不思議とパートナーを憎んだことは無い.他の身体をうらやむことはあれど,この身体を憎むことはない.身体は鍛え磨けばどうとでもなる.太りたければ太るし,痩せたければ痩せる.髪型も好きにできるし,せいぜい朽ちることだけが止められないくらいか.
この身体をパートナーとしている心をどう思うか?夢を持つ心があれば.何かが変わったのだろうか?
昔から夢を持たなかった僕は"夢"という虚言でその場をやり過ごし,ついには"夢を持たないこと"を解とした.何かに夢中になることと,夢として生きていくことはイコールにならなかった.したいことはある程度やったし,特にこれ以上の贅沢も求めず,ただただやり過ごす.
この先僕はパートナーとどういう道を歩むだろうか.
とぼとぼと,ただただ,とぼとぼと歩いた先には何もないと思っている."人に期待しない"ことが大切.それはきっと"自分自身にも期待しないこと"だと,そう考える.自分自身にも裏切られたパートナー.あなたに意思があれば,この心に何て言うだろうか.何を求めるだろうか.
とにかく,これから先も僕をよろしく頼みます.
あなたの使い勝手が悪くなったり,不具合が出てきたらその時は潔くドナー提供に使います.あなたにとって,その時だけが,別のパートナーに乗り換えられる唯一のタイミングなのですから.
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