至福贅沢(温泉お泊まり)

*施設の特別許可を得て
水着着用で撮影しています
(嘘だと思うなら拡大してごらんw)
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温泉に浸かって
ただただぼーっとしながら

夜空の星の明るさに
目が慣れてくるまで
ずっと仰向けになって
ぷかぷかしてる

一見、時間の無駄遣いに思える
この「何もしない」をするのは
一番大事な時間かもしれない

記憶の時間って、実際の長さじゃなくて
体験の質の高さで決まる

温泉旅行の非日常感は
実際には何もしないのに
長い幸せな時間として記憶に残る

このプライベートな空間

水が流れる音と
木の葉が擦れる音しかしない

他にする事はないし
今日は解散しなくて良い
ゆっくり深い話もできる

深呼吸してリラックスできて
全身の血管も張り詰めた心も開く

盛り上がるプレイも良い
美味しい懐石料理も良い
でも、それはまた今度でもできる

ここでしか味わえない
とてつもなく贅沢な時間と空間を
静かに味わいたい

それでも朝は来てしまう

二人きりで
過ごした濃密な時空は
24時間でシュッと消える

後ろ姿を見送って
現実の雑踏にすぐさま
飲み込まれて
とてつもない喪失感と
虚無感に見舞われる

すべて解けてしまう幻の時空に
人生の糧となるような事は
あっただろうか？

いつも考えてしまうが
何回繰り返しても
やっぱりまた行きたいと思う

それだけ、あの空間でしか
味わえない特別感がある

長い長い夢を見ていた様な
現実味のない世界

夜遊びでキレイに遊べる
臨界線はきっとこの辺にある

(つづく)