『思い出なんかいらん』
自分が時間を掛けたものって、どうしたって愛着が湧いてしまう。
たとえば、メインアカウントのほうで執筆中の青春小説。
この小説はもともと、私の処女作として、下手糞でもなんでもとにかく1本書き切ってみるための『練習試合』みたいなもの。
そういう心積もりで書きはじめたものだった。
なぜなら本当に書きたい、大切に書きたい物語が別にあったから。
それを失敗させないために、練習が必要だったから。
だけどどうだろう、いざ書きはじめてみると、練習試合のその小説にとてつもない愛着が湧いてしまった。手なんて抜けない。もともと手を抜くつもりなんかないけれど、気軽に書き切れないほど大切になってしまった。
こんな予定じゃなかったのに。
はたまた、この裏アカウントだってそうだ。
このアカウントはもともと、メインアカウントを汚すことなく続けるために、読み手を思うと安易に書けないような暗い話や、読んだところで面白くもなんともないこういう雑記。
そういうのを読み手を意識せず、読まれないことを前提に、毎日投稿に挑戦してみるために作ったアカウントだった。
だけどどうだろう、いざこうしてアカウントを作ってみると、本当はこんなことが書きたいんじゃなかった。飾らないメインアカウントに反して、もっと雰囲気のあるような、誰の目も気にせず思う存分着飾った自分の文章を並べたかったはずなのに、なんてことを思いはじめてしまった。
愛着、湧いちゃうよね。
雑に扱うことが、だんだんできなくなる。
こだわってしまうし、もっと良いものにしなきゃなんて力が入る。
とはいえ、このアカウントにそこまで労力を掛けられる余裕は、特に今はないから、ひとまずこんな雑記を今日も書いている。
やっぱりパソコンのほうが楽だな。
大好きなnote仲間のお友だちが、興味深い5節に分かれた書きおろし小説を書いていたの。読みたい。ファンとしてできるだけ早く読んでコメントを書きたい。
ほかの方の記事も読みたい。
それは本音なのだけど、その時間を今は原作大賞の小説を書くことに当てたい。
そう思ったら、もしかして私1/12まで、皆さんの記事読めないかもしれないなと内心思っていて、どうしようってなってる。
でも、もしも間に合わなかったときに、みんなの記事を読んでいた時間を言い訳にしたくないの。間に合わなくて後悔したくないの。
だからこれは私の選択。
大好きなみんなを蔑ろにしているってわけではなくて、私が私の人生を後悔しないための、私の選択。
とにかく今は1日でも早く、目処を立てたい。
じゃないと心がしんどい。
もしこれが仕事になったら、こんなふうに毎日締め切りに追われるのかなって、そしたら私はほぼ発信者側に立つことになるのかなって、もともとは憧れていたソレが、今はちょっと恐い。
それは夢がほんのすこし現実的になってきた証拠だといいな。
シナリオコンテストの優秀賞、ユーザー賞。
過去の栄光をはやく塗り替えたい。
そこで満足して立ち止まっている奴だと、お二人に思われたくない。
そこまで行く。そこまで行く。
『ハイキュー‼』の稲荷崎高校の横断幕に書かれた、この言葉。
私けっこう好きだ。
行動を、夢中を、努力を、頑張るを、楽しむを、積み上げて、
嬉しいこと、幸せなこと、結果もぜんぶちゃんと、
新しく積み上げていきたい。
●おまけ●
こんな記事でも読んでくださる方がいて、
私はなんて恵まれているんだろうと心から思う。
ありがとうございます。
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